まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

二胡のライブ

2015-04-19 10:24:30 | 日記


休み時間に校庭で遊べない
小学生がいるんだよ、と
聞いたとき
じぶんやムスメの
小学生だった頃を
思いだしました。

大きな土管の上に
我先によじのぼって
急なrをすべりおちたり

年上も年下も先生も
みんないっしょくたになって
ドッヂボールを
どろどろになってやったり

大きな太い長い縄の回るのを
みんなでいっせいに跳んだり

それらの記憶が
すべてなかったことになる

そんな寂しいことって、ない。

昨年、石巻を訪ねたときにも
感じたことですが

元通り、どころか
まだまだ、まだまだ、
遠いみちのりです。

まして事故現場から
30キロ圏内の
南相馬のくらしは
どれほどのものでしょう。

そんな、南相馬の小学校に
二胡を携え励ましにゆく
岩本さん。

東北への応援ライブへは
たくさんいらしてるそうですが
こどもたちのところへ
いらっしゃるのは、はじめてだそうで

それなら、おいしい安全なお菓子を
持っていってあげたいな、と
我らが松本先生に依頼があり
先生は、作るよ!と即答で

だけど、先方の小学校で
アレルギー対策のため
おやつ持ち込み禁止のルールが
あったのだそうです。

学校のルールなんざ破るためにアル
が、常だった私にしてみりゃ
ありえません。
松本先生のお菓子を食べられる
チャンスを潰すって
いったいどういうことなんでしょうか。

まあ、そんなわけで、食べ物ではなく
シュガープレートを作り
先生みずから持って
岩本さんに同行することとなり

その資金を募るための
チャリティライブが
ミサリングファクトリーのサロンで
行われました。

ピアニストの赤松さんも
キーボードで参加され
隠れベーシストの
松本先生も数曲はいります。

二胡という楽器、はじめてみました。
とても小さなボディに
とても長いネック、
ふさふさした弓の弦。
それがおもいがけず大音量で
ゆったりとなめらかに
サロンの空気を揺らします。

中国語で、草競馬、というタイトルの
とてもリズミカルな曲では
広大な大地を砂ぼこりあげて
駆け抜ける馬たちの情景が
鮮やかに浮かびました。



私たちにできることは
忘れてないよ、と
メッセージを送ること。

岩本さんはそうおっしゃいました。

とても優しくチャーミングな笑顔の
かたでした。
強い信念を持っているけれど
肩肘張ってるのではなく
自然にふるまっているご様子が
素敵だなぁと思ったのでした。

応援の手段は、みんながそれぞれ、
できることで。

岩本さんは、二胡を弾くこと。
松本先生は、シュガープレートを作ること。
あこ先生は、アイシングクッキーを作ること。
わたしたちは、ライブを聴くこと。

来月は、プレート作りのお手伝いに
行く予定です。
ぜんぶで300枚、膨大!
とても楽しみです。






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