まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

ちゃぶだいカフェ 師走の相模湖編

2015-12-27 22:17:53 | 日記
深夜1時
チョコレートケーキの
焼け具合を確認しながら
一年という時間の
俊足っぷりに驚く

厳寒の船移動
ストーブの焚かれたドーム
細く小さな針と
赤いうにょうにょしたエサ

見るもの触るもの
すべてめずらしく
大量に持ちかえった
わかさぎは
からあげにしたら
とてつもなくおいしく

それが去年の年末のこと

夜明け前の5時
ケーキを携え
帰省の波に混じりながら
高速を飛ばして
懐かしい湖へ

美しい月が
向こうの稜線のうえに
かかっている景色は
そのまま花札になりそう

今回も、去年と同じく
M氏ご夫婦プロデュース
今年は、ちゃぶだいカフェの
冠つきで
豪勢なごちそうが

牛スジ煮込み
ワインと八丁味噌仕立て

お出汁の香るおうどん
温玉、ちくわ天、小口ネギ

ちらほらと釣れた
わかさぎは
即座に天ぷらに
ヒレがぴーんと反り返っている

早くも釣ることより
呑むことにフォーカスする
おとなたちも

M氏は、みんなの
釣りの仕掛けをチェックしたり
魚に衣つけて
天ぷら鍋に放り込んだり
奥さまは酒や天ぷらの
振る舞いに
せわしなくかいがいしく
はたらいている

おいしい、たのしい、
そんな客人の様子を
みることが喜び
とおっしゃるご夫婦

心から敬服する
素敵な方たちである

お客たちも、
見知ったひとばかり
ではなく
はじめましてや
おひさしぶりな方々
だけど
おいしいものを
あいだにはさんで
にこにこと
同じ時間を過ごす

殺伐とした
働く日々で
乾燥したこころを
ゆっくりじんわり
あたたかなお湯に
ひたすような
休日

つい、癖で
ふつうの倍くらい
あろうかという
大きい切れで
お配りしたケーキ

よろこんでいただけて
ほっとした

美佐先生の
レシピなんですよ
というと
客人のY氏が
先生って呼ばれてるんだねと
笑う
高校の同級生同志なのだそう

そういえばここにいるのも
もとをたどれば
先生の繋いでくださった
ご縁によるもの

そんなみなさんと
食べるケーキは
なんだかいつもより
おいしく出来たような

というか
この場でヘタなケーキを
出すわけにはゆかない
なんてプレッシャーも
あったのかも

午後2時
少し早めに切り上げて
近場の温泉へ立ち寄り
年の瀬の挨拶を交わし
帰路に着く

高速から夕焼けを
眺めながら
明日の仕事納めが
つつがなく済むように
来年の仕事が
予定通りこなせるように
そんなことを願う
今年最後の日曜日


Mさんご夫妻
素晴らしい一日を
ありがとうございました

ご一緒したみなさん
楽しい時間を
ありがとうございました
















最新の画像もっと見る

コメントを投稿