まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

9月のタボラータ!

2017-09-16 18:53:26 | 日記


お久しぶりのタボラータ!
定期的に補給しないとねビタミンエミ。



今回は念願のムスメ同伴。
あいつもビタミン不足だからね。



サルシッチャって、塩と肉、って意味だって。
実はあんまりいいイメージなかった。
お店で食べるやつってさ、なんか、
あんまり良くない肉にセージやナツメグを
ガンガン効かせてごまかしてる
ってことない?
え、行ってる店が悪い?

恵美さんのサルシッチャはボローニャで習ったものですって。
肩肉は筋肉、バラは脂。それをうまい具合に合わせて。
塩は結構効かせます。だからいい塩を使わないとね。



冷凍パイを使ったいろんなプチパイを
教えてもらいました。
一番好きなのは、赤タマネギのジャム。
このジャム作りたい。一晩かかるけど。
誰か作ってくれてもいいや。



トレビスっていうの、初めて食べたかもしれない。
ほろっとした苦味がなんとも言えません。




ほうれん草とサルシッチャを合わせてパイに挟み
丸くて可愛い型抜きで抜いたやつも美味しかった。
あの型抜き売ってないかなあ。

たっぷりのルッコラとマイルドなチーズとともに
サルシッチャを挟んだパニーニ、めちゃウマでした。





ジェラートはアーモンド。香り高くて素晴らしい。バケツで食べられるな。

10月のジェラートがマロンだと聞いて
めちゃめちゃ前のめりのKちゃんが可愛かったです。

恵美さん、ごちそうさまでした。また行きますーー。

お盆の上のお茶室

2017-09-16 18:30:43 | 日記


チャブダイカフェのお茶会に
お呼ばれしました。

中村 如栴さんのお点前は
いつ見ても美しいんです。

今回はチャブダイが会場で
いったいどうやるのだろう?と思ったら
テーブルとほぼ同じ高さの椅子に座り
七輪の上の鉄びんから
お盆の上のお椀にお湯を注いで
点ててくれました。


そこに突如と出現する
お茶室の世界観。
すげぃ。。。


お菓子はムスメ作 錦秋。
これがとても素敵でした。ごめん親バカで。



そしてチャブダイ謹製 お茶懐石プレート。
秋の景色が美しいプレートでした。

中村 如栴さん、ご一緒した皆さま、素敵な秋の始まりを
ありがとうございました。

シルバーじゃないよプラチナだよ。

2017-09-12 07:36:33 | 日記

いつ以来だろう?ミューザ川崎。
本当にチャーミングなホールだ。
波のようにしつらえた客席は
ステージから見るとなんとも言えず楽しいんだよね。

しかし今日はお客さん。
ステージに乗るのは母。
シニア世代の音楽グループが
朝の10時前から夕方5時まで
次々に演奏する「プラチナ音楽祭」
ネーミングが素敵ね。

全体を4つのブロックに分け
自分の出演するブロックは
他団体を客席から聴くスタイル。
なので上の方から見下ろすと
お揃いのシャンパンゴールドの衣装に
身を包んだ母が神妙に座ってるのが見える。
あれ?確か「衣装は可愛く黄色にしたのよ!」
って言ってたっけ・・まあゴールドも黄色も一緒か。

母たちのひとつ前の団体はオカリナのグループで
右端の背の高い女性がとても上手にメロディを吹き
他はそれに合わせて演奏。
低音パートの男性の持ってるオカリナは特大サイズ。
真っ赤な揃いのTシャツ、スカーフも相まって
なんとも言えず可愛らしいステージ。
吹いてるのがドヴォルザークなのも楽しい。

無事に終わって母たちの出番。
プラチナの皆さんは出入りがとてもゆっくりしてる。
そして山台の上にところどころ椅子が置かれてる。
しんどくなったら座るのね。

10年以上続くグループなのに
これまで大きな舞台でやったことがなく
憧れのミューザだと言ってたな。
並び方もワサワサしてるし
立ち位置がうんと後ろになっちゃってるし
センター合ってないし
ちょっともう教えてあげてよねそうゆうの
バミってもくれてないじゃん、と
そわそわする私。

第一声、あらまあなんと美しい。
よくありがちな地声がなりの人がいない。
しかし声量がちっさい。
だからもっと前に立てばいいのに。

ステージで歌ってる母を初めて見たんだけど
綺麗に口が開いてるし音もちゃんと合ってるし
何よりすごくすごく楽しそうで

歌っていいなあ。
と、アホみたいにシンプルな感動。

セトリは
菩提樹、赤とんぼ、この街で

最後の、新井満さんの曲は
生まれ育った街への愛情が歌われていて

「この街でおばあちゃんになりたい」

っていうのを
もうすでにおばあちゃんになってる母たちが
少女みたいに歌ってるので
ニコニコしちゃった。

自分の演奏会の時は散々っぱら
お世話になっていながら
初めて聴きに行った母の歌。
こないだヘッドハンティングされたと言う団体は
活動がもっと派手らしいから
きっと聴くチャンスがこれからたくさん
あるだろう。
すごく楽しみ。

演奏終わりの母に会いたかったのに
どこにも姿がなく
夜に「ごめん、打ち上げのレストランにダッシュした」
とメールが。お世話役お疲れ様。
っていうかどこに行ってもお世話役なのね。

こっそり撮った動画のURLを送ったら
すごい技術だ!と喜んでくれたから
まあよしとするよ。きんつばは渡せなかったけどさ。

secret base

2017-09-04 22:23:24 | 日記


秘密基地においでよ、なんて
これ以上魅惑的な誘い文句ってある?

我らがゾノさんのチャブダイカフェが
お世話になってる皆さんを
焚き火とビールと美味しいもので
もてなす夜。

焼きたいものがあれば
なんでも持ってきていいし
飲みたいものも好きに運び込めばいいし
ミュージシャンもいるから
伴奏してもらって歌ってもいいし
茶道の宗家もいらしてるから
野点に参加すればいいし

何それ、つまりはやりたいことが
いっぺんに全部叶うってことじゃん。

さらに私は去年と同じく
ツェッペリン号と氷塊は用意するから
好きにかき氷屋さんやっていいよなんて言われて
すでにその言葉を待ちわびて
2ヶ月前に作っておいた
長野産あんずのシロップ煮と
新たに苺、桃を煮て持ち込んだ。

ムスメはピザを焼きたいっていうから
生地から作る、、のは諦めて
市販のクラストとチーズ、サラミ、トマトソース。

坂本さんの珈琲はエチオピア コチョレ。
とんでもなく美味しいやつ。

車に大量の荷物を積み込んで
秘密基地に到着すると
ゾノさんとおかみにゃんが準備に大わらわ。
プレート詰めるの?手伝うよー、って
後からやってきたみなこさんと
ムスメと私のチームミサリング参戦。

狭いスペースで50個以上の
プレートにおかずを7種詰めるんだけど
最初におかみにゃんに完成イラスト図を
描いてもらったら
あとは絶妙なチームワークでガンガン進める。
こういうところ我らが師匠の
指導の賜物だよね。
途中で私が抜けるタイミングで
あこちゃんゆっこちゃん参戦。鉄板でしょ。

さて、かき氷の準備だ。
お、すでにツェッペリン号の周りには
お子様達が集まっている。
そうだその前に、チームミサリングに
シュークリームの仕上げお願いしよっと。
「まさかここでこれやるとは!」と
50個はあるシューにテキパキと
クリームを絞ってくれてた。
さすが〜〜。

氷をセットして試しかき。
ショリショリと心地よい音。
シロップかけて味見。
お子様らがガン見。
よし、始めますか。

始めてからやっぱりメニュー表が
必要だったなあと痛感。
いちいち説明するのめんどくさい。
それと三百円の代金に高額紙幣出されて慌てる。
一度フェイスブックで写真をアップしたおかげか
氷あんずが一番人気。
美味しい!って言ってもらえて大満足。

しばし氷屋さんをやった後
松本先生に「練習するよー」と声をかけられる。
ナッペじゃないよ。歌だよ。
日が落ちたらここで景気付けの歌を歌うのだ。
前々日に誘われて、前日に1時間練習した。
ちなみに前日もう1時間はマイク探してた。
結局ミュージシャンのお友達から借りられた
マイクを持って基地から出る。
ちょっと歩いた先に良さそうな空間が。
雰囲気出すために繋がってないマイクを持って
何度か歌ってみて、
「よし、集中力が4分持続するように音量抑えめで行こう」
とナイスな戦略を提示する松本先生。
練習の合間に他の歌を歌ってリラックス。
向こうのグラウンドでサッカー練習してる子達には
一体どういう人だと思われただろう。

さて本番
キーボードのねぃさんに見守られ
「みなさんこんばんはー!チャブダイカフェ宣伝部長の松本でーす!」
「こんばんはー!チャブダイカフェ専属パティシエの坂本でーす!」
すると会場から「肩書きがあんのか!」と驚く声。
ふぇふぇふぇ。お名刺まで持ってるもんね。
歌ったのはzoneのシークレット・ベース。
何しろ秘密基地ですから。
本家は5人で代わる代わる歌ってたやつを
二人でめまぐるしく歌って終了。
スマホライトを振ってくれちゃう人もいて
盛り上がってもらってホッとした。
いいなあ野外ライブ。

と、唐突に藤江もんが
「この場を借りてお祝いを」と言い
ムスメを引っ張り出して
「就職おめでとう!」と。
呆気にとられていると
おかみにゃんがメガ級にでかい花束を
ムスメに手渡してくれる。
わわわ、、、、なんとまあ申し訳ない。
そしてありがたい。

河野さんもムスメのために
とんでもなく希少な中国茶を
点ててくれる。
オーナー夫人と子育てのことなど
おしゃべりしつつお茶をいただく。
上品な一煎目、きりりと苦味の二煎目
愛子さんのピロチュン変幻自在。

そして締めは壺月流宗家、にょせんさんのお点前を。
地べたにマットやゴザを敷いて
小さな衝立を立ててあるだけなのに
そこだけ別世界が現れる不思議。

お祝いの気持ちを込めていたします、と
にょせんさんの凜とした所作を見てたら
なんだか感動しちゃって鼻がぐずぐずになった。
お茶は本当に身にしみる美味しさだった。

ふと、
ここに今自分がいるのは
元をただせばムスメが10歳の時
「ケーキ習いたい」って言い
松本先生に出会ったからなんだな

と思ったら

まさか12年後にこんなに綺麗な月の晩に
こんなに心地よい秘密基地で
こんなにたくさんの人に祝っていただけるなんて
思いもよらなかったことで

いったいこの感謝の気持ちを
どこへお返しすればいいんだろう
そもそも返せるんだろうか
と不安になる。

見渡せばそこらじゅう
才能のある人ばかり
翻って自分を見るとなんかしょぼいなと思うけど

かき氷美味しかった、とか
歌良かった、とか
言ってくれる人がいると
多分この秘密基地に満ちている
幸せな空気の幾分かは
私も作るお手伝いをしてるんだと思える。
そのことがほんわり嬉しい。

ゾノさん、おかみにゃん、ありがとうございました。
ご一緒したみなさん、また遊びましょう!

✴写真は原さんから。ありがとうございます!