ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

好きなことをするのは悪いこと?

2020年06月29日 | 介護
好きなことをするのは悪いことなのです。
母親の引いたレールの上をきちんと歩くことが正しい生き方なのです。
夢や希望を持つことはいけないのです。
望みを持ってはいけないのです。
高校を卒業する時に和裁の専門学校に行きたいと言ったら反対されました。
泣く泣く就職しました。
就職したら親の管理下の元で暮らすのです。
仕事が終わったらまっすぐ帰る。
寄り道はしない。
職場の他人とどこかに行かない。
残業をするならあらがじめ家に電話をする。
給料は全て母に渡す。
その中から小遣いをもらう。
休日は家にいる。
外出するなら行き先と用件と誰と行くか?
何しに行くか?
何時に帰るか?
言っていく。
帰ってきたら事細かに報告をする。
彼氏が出来たら勝手にデートの約束はしない。あらかじめデートをしていいか?
確認して、どこに何しに行くか?
何を食べるか?
何時に帰るか?
言ってから行く。
帰ってきたら全て報告する。
行った場所、話した内容、食べたもの?
飲んだもの?
趣味は持ってはいけない!
習い事はしてはいけない!
結婚して自由を勝ち取ったと思ったのも矢先、母との同居が始まるのだ。
再び母の管理下のもとに生活を強いられるのだ。
休日はゆっくり寝ていてはいけない。
夜は早く寝る。
夫婦の会話は全て聞かれて、場合によっては母から返事がくるのだ。
相変わらず趣味を持ってはいけない。
外出も制限されるのだ。
買ってきたものは全て母に見せなければならない。
キュウリの1本から果てはパンツ1枚まで見せるのだ。
靴もバックも服も帽子も母好みにしなくてはならない。
じみな服を着る。
赤い傘は許されないのだ。
ある日雨の日に赤い傘をさして出掛けて、次の日晴れたので、赤い傘を干したら、母に怒られた。
若い女性が居ると思われるから干さないように言われた。
玄関の表に傘を置いたら家族が大勢居ると思われるから置かないように言われた。
傘は旦那と私の傘だった。
家事の仕方を指示される。
希望通りの家事を強いられる。
他人の目をやたらと気にし、近所の目をやたらと気にする。
表の街灯が点いたら外出は出来ないのだ。
女性は夜の外出は禁止なのだ。
友達を作るのはもっての他なのだ。
ましてや友達と外出するのはご法度なのだ。
外出したら事細かに外出したことの内容を報告するのだ。
食べた食事の内容、飲んだ飲み物の話、会話の内容。
独身なら恋愛は禁止!
お金は常に銀行なのだ。
常に母好みの服装をし、母好みの家事をし、決められた時間に寝るのだ。
言われた時間にお風呂に入るのだ。
好きな芸能人を持ってはいけないのだ。
ましてやコンサートやライブに行くことはいけないのだ。
芸能人にお金を使うのはご法度なのだ。
1日の生活を母に管理されて過ごすのだ。
逆らってはいけないのだ。
旦那の給料を聞かれ、ボーナスは出たかと言われ、預貯金の額も聞かれるのだ。
果ては生活用品にまで口出しされて、トイレットペーパーの銘柄まで指定されるのだ。
シャンプーとコンディショナーがあることを嫌がられ、リンスインシャンプーにしろと言われるのだ。
ボディシャンプーは使うなと言われ、固形石鹸を強いられるのだ。
化粧の仕方に文句を言われ、ナチュラルな化粧を強いられるのだ。
ヘアースタイルも母好みにしなければならないのだ。
全てに反発をする。
赤い服を着て、母の嫌がる帽子を被るのだ。
母の嫌いなショートカットにするのだ。
癖毛にロン毛は嫌なのだ。
病気をしたら長期で病院に通わない。
腰痛などは整形外科に5回も通ったら「もう、若いから治っただろう!」と、言われる。
なので繰り返し腰痛がおきるのだ。
女は家事だけをし、趣味を持たない。
友達を作ってはいけない。
余計な外出はしない。
医療費がかかるのだから、長期に渡って病院に通わない。
怪我をしたら怪我をした本人が悪いのだ。
病気をしたら病気をした本人が悪いのだ。
怪我をした私を攻める。
病気をした私を攻める。
62年間反発はしてきたが、やはり母には敵わないのだ。
これが現実です。