ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

ラーメン屋の話

2023年06月20日 | 日記
私が20歳のころ父は高円寺でラーメン屋を始めた。
駅から数分のところにわずか3坪の店だった。
カウンター7席の店だった。
ラーメンに味噌ラーメンに餃子だけだったと思う。
全く父はラーメン屋の知識も無かった。
家族で行く中華料理の店の他人に組合を通じて職人さんを世話してもらった。
住み込みで少しの間働いたら3万円を持ち逃げされた。
その後店は父と母がやっていた。
ところが父のいないときに鍋の湯を母が足に浴びてしまい大やけどをした。
餃子は母の担当で父は握れない。
スープは父の担当だった。
そもそもお客もそんなに来なかった。
夫婦二人では赤字であった。
父は1年ほどで店を閉めた。
美味しいラーメンだった。
なぜ?客が来ない?
そもそも父に経営能力は無かったのだろう?
私が幼いころに同じく3坪の飲食店をやっていたがそこも客が来ないのですぐにつぶれた。
サラリーマンも長続きせず、自営業も上手くいかず、従兄の不動産屋を手伝うも職を転々としていた父です。
したがって私は引っ越しばかりしてました。
借家にアパートの暮らしでした。
母はそんな父と結婚したので70歳まで働いてました。

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