夢を叶えたい。
子供の頃からの夢でした。
お揃いの物を身につけて好きな芸能人と一緒に記念写真が撮りたい。
他人が聞いたら変な夢だと思うでしょうね?
何しろ子供の発想です。
芸能人は雲の上の他人でした。
ましてや他人です。
ファンは大勢いるのです。
とうとう最初に好きになった芸能人とは叶わず、彼女はあの世に旅立ちました。
その次に好きになった芸能人は写真は撮ってくれるのですが、どうも同じ物を身に付けては無理なようです。
大概写真はキャンペーンの後のCDの販売の時なのです。
コンサートの後のCDの販売の時なのです。
お揃いの物を渡したことはありません。
そもそも子供の頃の発想とはおかしなものですね。
一緒に記念写真を撮ってもらったらそれを大事に持っている。
私が死ぬ時はそれを自分の棺に入れる。
子供の発想ですからね。
どうしてそのような発想をしたのでしょう。
写真をお守りのように持っている。
誰かに自慢したかったわけではありません。
芸能人はいつも心の支えでした。
辛い時や苦しい時の心の支えでした。
私の人生の中で芸能人は別格でした。
憧れでした。
憧れの芸能人と同じ物を身に付けて一緒に記念写真を撮る。
まあ、アホな子供の考えることです。
すいません。
お許しくださいね。
ささやかな夢です。