ちいちゃんのひとりごと

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浅草木馬亭に行った

2023年06月02日 | 日記
浅草木馬亭に行った。
浪曲定席を聴きに行った。
お目当ては五代目天中軒雲月師匠の「忠僕直助」である。
これでこの外題を聴くのは2回目だ。
雲月一門に代々伝わる浪曲のようです。
他の浪曲師が自分のところのお家芸のように言っているが、それは間違いのようで、元々は雲月一門に伝わる浪曲のようです。
この浪曲の良さは後半のばらしの部分で、どこで息継ぎをするのかわからないほどの声を出します。
かなりの長いセリフを三味線の曲師との掛け合いでやります。
それはそれは見事な浪曲です。
ところが一番手の港家柳一さんから楽しんじゃいました。
若手の成長を見るのも楽しみの一つです。
2番手の東家三可子さんは声もしっかり前に出ていて着物も私好みで良かったですね。
3番手の国本はる乃さんはtwitterで見たかんざしを付けてきて似合っていました。
また一段と浪曲も上手くなりましたね。
そのあとの港家小柳丸師匠は安心して聴ける師匠ですね。
中入りはさんで港家小ゆきさんの故郷の熊本県の山鹿のネタは新ネタで「キムラのピアノ」と、言うものでした。
熊本県の山鹿は山鹿灯篭しか知りませんでした。
間に講談挟んでそのあとは澤順子師匠の「夢二の女」です。
竹久夢二を題材にした浪曲です。
最後は夢二の彼女が肺病で死んでゆくお話です。
こちらは安定の上手さで申し分ない浪曲でした。
着物はこの時期を考慮してアヤメの柄でした。
最後はお目当ての雲月師匠です。
予想していた通り今日は袴でした。
4代目雲月師匠の形見の袴と着物だそうです。
新しい若手の曲師さんも出られて、木戸では玉川太福師匠のお弟子さんのわ太さんが呼び込みをされてました。
台風の影響と線状降水帯なのでびしょ濡れになりながら帰ってきました。
大雨の中でも聴きに行ったことは良かったですね。
7月の定席はおそらく行かれないので、この次行くのは7月22日の「浪曲フェス」ですね。
本日は皆さんありがとうございました。
和めて良かったです。

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