旦那の誕生日だと言うのにさ!
外食も出来ずにケーキも買えずに、ご馳走も作れずにいる。
せめてもとユニクロに誕生日プレゼントを買いに行く。
行ったついでにスーパーで握り寿司を買う。
夕食に出来合いの握り寿司と残り物を並べたら母に文句を言われた。
自分ですっかり食事も作れなくなり、私の作った食事も口には合わなくなり、文句ばかり言う。
案の定買ってきた2人前の寿司は残った。
私は母と目の前で食事はしたくはない。
母は私が食べないことを怒る。
食べてはいけないように仕向けたのは母なのだ。
そもそも夕食を食べて5分もしないうちに片付けて欲しそうな顔をする。
私はそさくさと立ち上がり片付けるのだ。
ゆっくり味わって食事をしたことはない。
朝食は朝食で私が食べようとすると母がやってくるので食べ損ねるのだ。
今夜の母は小さな握り寿司を3つと巻物2つを食べて怒って部屋に戻ってしまった。
残った寿司は冷蔵庫にしまった。
賞味期限までに誰も食べなければ捨てるのだ。
もはや家族で楽しい食事は無いのだ。
会話もなく黙々とさっさと食べて片付けるのだ。
楽しい食卓や明るい食卓は皆無に近いのだ。
私は死なない程度に食べ物を口にする。
我が家にお金でもあれば母をどこかの施設にでも入れてしまいたい。
こんな生活は嫌なのだ。
自由を奪われ、束縛され、監視された生活は嫌なのだ。
それでも実母なので介護をするのだ。介護を強いられるのだ。