にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

段差で深まった「夫婦の絆」

2005-04-20 | 脳幹出血
まだ、このように手摺がつくまでは、トイレタイムが恐怖でした
きゅうちゃんも、なるべくなら行きたくないと思っていたようです。
きゅうちゃんは必死で右側の淵につかまり、私はきゅうちゃんのズボンの後ろのゴムのところをしっかりつかんで乗り越えていました。
私が手を離したら一気に地獄です
やっと二人の息がぴったり合って、スムーズに便器までたどり着く事ができるようになった頃、市から改修許可がおりて、すぐに手摺の工事をしてもらえたというわけです。約一ヶ月頑張りました(今思い出すと懐かしいなぁ・・・)
住宅改修は、ここへ引っ越してくる前に申請したかったのですが、聞いたら「実際に住んでいないと許可がおりない」と言われ、が~~~ん
でも、人間その気になれば、なんだ~ってできちゃうものなんですね。
この段差のお陰で、自身がついた気がします。
二人で力をあわせて乗り越え、夫婦の絆をますます(?)強いものにしてくれた有難~い段差に、感謝感謝

継続は力なり!言葉のリハビリ

2005-04-20 | 脳幹出血
きゅうちゃんの、数ある後遺症の中に、「構音障害」というやっかい物がおります。
これは、言葉の発音がうまくできないので、本人にとって非常にストレスが大きいのではないかと思います。

七沢のリハビリ病院では、言語訓練の時に
「パン屋さんの前をとおると、ジャムパンやクリームパンのいい匂いがいっぱいした」
と、何度も練習していました。
退院して、我が家に帰ってきてからも、一所懸命練習を続けていました。でも、なかなかよくなりませんでした。

何かを言おうとしても上手く発音できないので(特に「サ行」「タ行」「パ行」)、一発で相手に伝わりにくいのです。
最初の頃、聞き役の私も、きゅうちゃんが何を言っているのかよくわからないので、何度も何度も聞き返すのですが、そのうち何度も何度も同じことを言わせては酷なような気がして、途中でわかった振りをしたことがありました
でも、それは違~う 

「何度も繰り返し喋ること」

これは立派なリハビリなのです
きゅうちゃんも、何度聞き返してくれても全然嫌ではなかったそうです。
むしろ、わからないのにわかった振りをする方が、絶対つらいですよね~。きゅうちゃんに失礼だね
そうとわかってからは、なんの遠慮もなく、こころゆくまで何度も聞き返すことにしました。
その甲斐あってか、五年経った今では、しっかりした発音ができるようになり、ほとんどの言葉を聞き取れるようになりましたばんざ~いっ
でも、日によっては舌がうまくまわらない時もありますが、数えるくらいです。季節の変わり目などにその症状が現れるようですね

でも、本当に「気長にゆっくり、焦らず諦めず」ですね
そう簡単に変わりはしません。何年かかけて少しずつ変わっていくみたいです。
リハビリをしてなかなか成果が表れなくても、やめちゃいけない
無理をしないで、気が乗らないときはやらない。
でも、長く続ける。
何でもそうですね。   

「継続は力なり