ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

2013-09-09 18:00:52 | よくある質問

 新規就農したての頃、よく、地域の人から言われたのが、『どうせうまくいかないよ』といった、悲観的な意見でした。


 確かに、この地域で新規就農した人が、数年で廃業して去ってゆくこともありました。ですから、私がしぶとく農業を続けていることに、不思議な思いをしている人も、いるみたいです。


 私が、百姓になりたいと思ったのは、小学生の頃です。3,4年生のころに書いた『お百姓さんになりたい』という作文が、なんとPTAの会報に掲載されたことを、今も覚えています。


 今風に言えば、小学生が、『メジャーリーガーになりたい』とか、『サッカーのW杯で優勝したい』と書くのと、同じだと思います。


 少し前なら、メジャーリーガーなんて夢のまた夢、どうせうまくいかないに決まってる、と考えた人たちも、いっぱいいました。お忘れでしたら、思い出してみてください。

 ところが、今や、実際に、メジャーで活躍する日本出身選手は、当たり前のようにいますね。誰に何と言われようと、夢を追いかけて努力すれば、道が開ける可能性がある、ということだと思います。


 イチロー選手は、やっぱり、野球が大好きなんだと感じます。大好きだから、続くんだと思うわけです。

 私も、野良仕事が大好きなので、続けられていると思っています。


  農家の中には、好きで農家をやっているわけではない、という人も、少なくないと思います。家の事情でやむなくやっている人も、いるはずです。

 そうした人には、私が農業を続けている理由が、わからないのも、仕方のないことだと思います。


 さて、野球の世界では、イチロー選手のようなスーパースターがいて、子供たちのあこがれの的になっていると思います。


 農業界はどうでしょう?


 最近で言えば、リンゴの木村さんあたりが、ヒーローかな?


 ちょっと昔なら、福岡さんでしょうか。今、自然農をしている人は、少なからず福岡さんの影響を受けていますね。


 私のあこがれた人は、赤峰勝人さん、今関知良さんです。


 有機農業の世界では、ほかにも、有名な人物がたくさんいます。私は、ほとんどお会いしたことがないですけれど。


 今、四国で活躍している有機農家さんたちの多くは、その名を知られるようになっています。


 今の子供たちに、あこがれてもらえるような農家に、私も成ろうと思います。
 
 


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