ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

マメシンクイガ

2014-11-13 12:27:51 | いきとしいけるもの

 天気が続いたので、干していた大豆のさやも乾燥し、少しずつ豆を取り出しています。



 出来は、なかなか。


 マメシンクイガによって、かじられた豆も、結構ありますが、これらは、味噌用にします。


 丸々太った、きれいなやつは、来年の種として、残しておきます。


 
 くどいですが、種の方が、重要なんです。




 仮に、逆のことをしたとしましょう。いい豆は全部食べて、残ったくず豆をまいても、もう、栽培はできなくなります。その時点で、ゲームオーバー。新しい種を、入手しなければなりません。



 ところで、害虫の被害をなくせば、種もとれるし、自分でもいい豆が食べられるのでは、と考える人もいると思います。


 しかし、世の中、そう甘くはないのです。


 殺虫剤を多用すれば、大量生産が、可能なのかもしれません。


 でも、それでは、種を残すことの重要性が、薄れてしまいます。


 子孫を残すことの意義が、失われてしまい、その思いを、次世代へ伝承できなくなる可能性が、あるのです。



 それって、豊かな暮らしと言えるのでしょうか?


 今や、世界では遺伝子組み換え大豆なる、おそろしい脅威が、徐々に広まってきています。


 これこそまさしく、人間が、未来に向けて、豊かな暮らしを伝えてゆくことを、破壊するものにほかなりません。



 美しい自然と、人々の豊かな暮らしや文化を、奪われてなるものか。



 そんなことを思いながら、さやから豆を取り出しています。

未来に

2014-11-12 19:49:34 | 丘の上の日曜市

 内子・笑心村の、丘の上の日曜市は、多くの人が、心地よいと言ってくれる、空間。


 私も、大好きです。



 出店者さんは、ほとんどがIターンの新規就農組。年代も、私と同じぐらいなので、話が合うというわけ。


 もちろん、環境保全や、エコロジカルな農業ライフを楽しむ人たちばかりなので、役に立つ情報交換もたくさんできるし、お互いに助け合って、ひと時をシェアできるので、満足感でいっぱいです。


 出店者さん、お客さんの子供たちも、毎回大はしゃぎ。

 大声で叫び、笑い、泣き、野山や畑を駆けずり回り。子供本来の姿があります。


 大人たちは、その姿を、見守ります。だから、子供たちも、安心なのです。


 愛情の込められたおいしい手作りの食べ物に囲まれて、子供たちはのびのびとしています。


 この様子を見ていると、ああ、この子たちは、大人になってもたくましく、生きられるだろうな、と思うのです。親や、友達、周囲の人たちの優しさを肌で感じて経験した者は、大人になって社会に出て、厳しい現実にぶち当たっても、乗り越えてゆける強さが、あるはず。


 笑心村では、自宅出産をする人も多いのが特徴。


 
 そういえば、最近の研究では、乳幼児の頃に、お風呂などで体をいつも洗っていると、免疫力が低下する、とか。

 人間が生まれながらに持っている、免疫力を、最大限に発揮するのには、土の上が一番いいのかも。



 『人は土から離れては生きてはいけない』


 ほんと、その通りだと思う。


 やがて近い将来、笑心村からスーパースターが世に出るかもね。期待を込めて。

じゅくせい 2

2014-11-12 18:13:19 | うまい!

 5年ほど前に仕込んだ、いろいろな果実酒。


 どれも、めちゃくちゃうまい。


 やまもも酒、確かウォッカで仕込んだやつ、うまいっすよ。


 今年は、キウイ酒、レモン酒も仕込むとするか。


 
 さて、先日掘り出したサトイモ、いつも蒸して、おいしい塩で食べていますが、熟成味噌をつけてみたところ、これがベストマッチ!!


 おいしい、幸せ。


 

秋と言えば 2

2014-11-12 16:30:01 | いきとしいけるもの

 呼んでる口笛 百舌鳥の声



 百舌鳥が、みかん山で鳴いていました。


 百舌鳥の早贄は、冬のみかん収穫でよく見かけるけど、百舌鳥自体を見ることは、ほとんどないです。


 今日はわりと近くで、雑木のてっぺんに止まりながら、ギチギチギチー、と、鳴いているのを見ることができました。


 例年よりも、暖かい、11月。今年は雪も少ないかもな、この地域では。


 カマキリの卵が、わりと低い所で見かけられるので。

秋と言えば

2014-11-11 11:44:12 | 大地の恵み

 干し柿。


 
 柿も、豊作と不作を繰り返す果樹ですが、うちでは結構安定して、毎年柿が採れます。



 まあ、これはほとんど自家消費用なので、少なくても困らないし、多いときは日曜市で販売したり、調整がききます。


 明浜は、基本的に暖かいので、干し柿づくりは結構難しいです。


 
 あまり早く干すと、気温が高くてカビが生えるし、遅くなると柿が熟しすぎて干せなくなったり。タイミングが、難しいです。



 熟しすぎた柿は、柿酢作りにもってこいです。おいしい天然醸造酢が、作れます。



 写真は、今年第2弾の仕込み。山にはまだまだ、柿があるので、随時作業してゆきます。