ま、こんな感じで@Hanoi⇒にっぽん⇒フィリピンへ

ハノイの思い出を引きずりつつ、
日本の生活とベトナム後遺症をつづってきましたが、
ちょっと浮気して、アジアの島国へ♪

The Spa, Mandarin Oriental Manila

2010-08-22 06:24:35 | 癒し系inフィリピン
ニノイ・アキノデーで土曜日だけど特別休暇になった8月21日。
でも、わたしの取り組んでいるプロジェクトでは、それを逆手に取り、
セミナーを決行することに。

で、その結果、仕事の本番のほうはうまくいったのですが。

その準備で、久々に一人、朝まで事務所。
シャワーを浴びに自宅に帰り、そのままほぼ徹夜で本番突入になり。
(机に突っ伏して、30分の仮眠を2回。
これって、徹夜って呼んでも、いいですか?)


ランチを食べる時間もとれないまま、3時まで仕事。

さすがに、頭痛のしてきたわたし。
このまま家に帰って寝るよりも、ちょっと贅沢スパにでも行って、
マッサージしてもらいながら、寝よう!と思い立ち、
職場からもほど近い、Mandarin Oriental Manilaのスパ
予約を入れて、行ってきました。


ホテルの18F。

到着すると、レセプショニストが
「ちこぞうさま。お待ちしておりました。」と
名前を呼んで、ドアを開けてくれる。

入ると、そこはレセプションスペース。
ジンジャーティーを出してくれて、
そこで簡単な問診票のようなものに記入してヘルスチェック。
書き終わるまで、静かに一人、ほっといてくれるのが、うれしい。

で、今日の担当者を紹介され、階段を上ると。

緑と光の差し込む、リラクゼーションスペースが。

その奥の個室のトリートメントルームは、
シャワールームつき。
マンダリンオリエンタルらしい、
モダンチャイニーズとスタイリッシュアジアの空間。

ベッドに入り、さあこれから施術というときに、
静かに、深く、チーーーーーーーンと小さな鐘の音が鳴り響く。
この音が深く深く深く心に沁み入り、
体中の力が解き放たれていくのがわかる。
ああ、いいなあ……と、しみじみとその空間をかみしめる。

まるでアジアのどこかのお寺にいるような気分。
この音から静寂と涼しさとやさしさを感じることができるのは、
アジアの人だけなんだろうか。


ヒロットという、フィリピンスタイルのマッサージ。
ここでは、最初に、温めたココナッツオイルを
バナナの葉に塗って、それを背中に貼ってくれる。
背中がじんとする。
そして、その葉っぱをすーーーっと横に引きながら、
はがしていく。

肩甲骨のあたりの疲れがひどいといわれる。
どうも、筋肉の張っている箇所は、
バナナの葉っぱが引っ掛かって、スムーズにはがせないらしい。
確かに部位によって、バナナの葉っぱの動きの滑らかさが違う。
おもしろい。
滑らかにすべらないところも、ぺりっとはがすことなく、
静かに静かに時間をかけて、はがしてくれるところが、また、いい。

その後もココナッツオイルでの丁寧なマッサージ。
90分。

最後にまた、深い鐘の音で施術が終わる。

ココナッツオイルで体をあたためた効果を持続させるため、
夜はシャワーを浴びないように言われる。

リラクゼーションスペースで、静かにジンジャーティー。



光が差し込んでいた空間に闇が訪れていた。




Taxなどもろもろ全て込みで約3,800ペソ。
(施術は3,400ペソ=約6,800円)

フィリピンの物価で考えると、相当高いけれど、
日本と比較すると、やっぱり安い。

たまには、こういう贅沢な癒しも必要。
手当てという言葉はよくできていると、常日頃、思うけれど、
このスパでもそのことを、やっぱり、実感した、そんな日でした。