ま、こんな感じで@Hanoi⇒にっぽん⇒フィリピンへ

ハノイの思い出を引きずりつつ、
日本の生活とベトナム後遺症をつづってきましたが、
ちょっと浮気して、アジアの島国へ♪

無事、帰還

2010-08-30 04:10:29 | 旅 @ フィリピン
とりあえず、無事にマニラに戻りました。

本気で怖かった。
本気で焦った。
絶景というのは、命の安全が保障されているところにしか
存在しないんだということを、改めて、認識した。

そんな旅。



山道が結構、土砂崩れを起こしていて、
何箇所も、こう、道路の半分くらいが土砂やら木やらで
占領されているところがあったんですよ。


もちろん、ガードレールなし。

お菓子の袋もパンパンに膨らむような、気圧の低さ。
数十メートルなんていう高さではすまない崖。



そんな山道のカーブで、
バスが小岩に引っ掛かったのか、乗り上げたのか、
土砂の上で動かなくなったのです!!
アクセルを踏んでも、

ガガガガ

と、すごい音がするだけ。

前後左右に揺れるバス。

おもむろに、後ろに発進してみたり、
前に行こうとアクセルを踏んでみたり。



本気で、このまま、
最近多発しているバス転落事故の仲間入りをするのかと、
覚悟を決めなければいけないのかと、
そう思いました。

そして。

わたしは、まだ、死にたくない。
もうちょっと、やりたいことがあるし、
会いたい人もたくさんいる。

まだ、だめ。

とも、思いました。


その難所を抜けるのに要した時間5分くらい。
でも、気持ち的には数十分の時間。


その後も、土砂崩れの箇所、多数。
怖いから寝ようと思うのですが、
一度、冴えてしまった目は、なかなか閉じてくれません。
生きた心地のしないまま、山道を走行。
山道を抜けて、国道に出た瞬間の、
あの、えもいわれぬ安堵感。
一気に眠りに落ちました。


今回、よかったのは、
行きも帰りも運転手さんがとても丁寧な運転をする人たちだったこと。


運転手3人体制でしたが、どの人も、
丁寧にゆっくりと運転してくれる人たちだった。
ほんとうに、それが救いだった。
ありがとう。Cable Tourさん。
あなたたちは、プロのドライバーだと思う。
本当に。


ちなみに、行ってきたのは、Sagadaという町。
Sagada自体も、相当なアドベンチャーでした。
今は全身が筋肉痛。


Sagadaの話は、また、改めて。