愛らしい顔をした子供を治療してあげる、これはやさしいことです。しかし、奇形の顔をした気の毒な人、ぞっとするような容貌の人を治療するのは並大抵の心掛けでは出来ません。が、それが奉仕です。『シルバーバーチの霊訓(1)』
きました(><;)
ついにシルバーバーチの言葉を地で行くような仕事が。
今月から、
訪問看護助手・・・
自転車で30分ほどの、ワンルームの賃貸アパート一棟をナースと一緒に回ります。有料老人ホームのイメージが一番近いかと。
うちの会社って、汚い場所専門なんだけど、ここが一番マックスでした。
部屋ごとに介助用ベッドがで~んと設置されてて、その上に麻痺した寝たきり男性の老人たちがいて、うーうー唸っています。
その人たちのケアに当たるんだけど、コロナ移らないように、ほぼ無言の作業。
麻痺した指を一本一本丁寧に洗って軟膏塗ってガーゼをかまして・・・・みな、お約束のように小指がないんですよね。これが。
アウトローだな。やんちゃした末路がこれかってなもんで。
私みたいな貧弱な介護士にゴロゴロ転がされたくらいで悲鳴あげるほど弱弱しいです。
毎日浣腸して、腹部を圧迫して排泄物を押し出して、腸に栄養を注入します。
みな、胃ろうじゃなくて「腸ろう」なんです。尿は当然カテーテル入ってて、
褥瘡も一つ一つ丁寧に保護して、体も拭いて、喀痰吸引でオエオエ言わせて・・。
目もつぶれていたり、カンジダ菌とかで皮膚もやられていたり、見た目だけでも随分なんですが。
病院だけではなく、こういうところでも、日の目を見ない老人が闘病しているのですね。
この仕事を続けられるかどうか自信がないけど、これもなんかのご縁だと思います。幸いナースさんたちが皆良い人なので。そこだけ救いです。