退行によって子ども時代や過去世にもどり、そこにある肥満の原因まで到達できれば、病的な肥満も治すことができる・・・・そして退行催眠療法によって肥満が治療されると、減少した体重はずっとそのまま持続するということも、わかったのです。・・・子ども時代のものであれ、過去世のものであれ、肥満の本当の原因が明らかになると、余分な体重は落ちてしまうのです。『ブライアン・L・ワイス 前世療法② 依頼心をいやす』
この本の中に出てくるシャロンは135キロもある女性
子ども時代から思春期まではちょっと太ってただけなのに、夫の浮気が人に知られたことで猛然と太りだしてしまった。これって夫の浮気のせいにしがちだけど、しかし、退行催眠療法を受けた結果、彼女は思春期に男子に体形のこと侮辱されたこと、さらに4歳の時に義理の父親が彼女を性的に弄んだことを思い出して、本当の原因はこれだったことに気が付いたの。
夫の浮気はきっかけにしかすぎず、本当の弾丸は四歳の時にこめられ、十三歳で侮辱された時に引き金が引かれたのでした。男が自分の方に見向きしなくなるほど肥満して、二度と傷つけられないようにするというのが、その答えでした。・・・思い出してから、シャロンの体重は減り始めました。とめどない食欲は失せ、食事が理性的にできるようになりました。P178
私もかなあ。。かすかな断片で、何となく昔から夢のように離れない映像で・・・。心の奥底にある記憶。これが過食症の本当の弾丸かもしれない。
私はたぶん3~4歳くらいだと思う。同じ年の男の子もいたような気がする。消防車を駐車させるための建物の中で。子供だけの世界で、5つ年上の女の子や、もっと大きな歳の子がいたかもしれないけど、ヤバいことをやっていた。私は小さすぎて、どうしても思い出せない部分があるけど、消防署の人がガラッとシャッターを開けて明るい世界になったことは鮮明に覚えてる。同時に後ろめたい思いを感じたことも覚えてる。
もちろん太っている人の全部が全部、こういう性的虐待の弾丸が人生のどこかでこめられたとは思わないけど・・・・
少なくとも私はそうかな。
本来の自分から逸脱させる経験から、自分を解放してあげることは絶対に必要なんだと思う。