シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

霊界通信 イエスの成年時代

2018-06-08 22:26:09 | 読んだ本

私は「イエスの成年時代」に出てくる口のきけないアサフが好きだな。

イエスがアサフにこう言うの。

 

「アサフよ、よく聞きなさい。私と運命を共にすると、必ず悲しい最期がやってくるんだよ。私はおまえを巻き添えにはしたくないんだ。だから私と分かれ町へ行きなさい。」

で、アサフが砂の上に文字を書いて返答するんだけど・・・・

「あなたなしで命をながらえるくらいなら、いっそ共に死んだほうがましである。」

 

私も、アサフと同じだな。霊的真理が根付かない場所では生きられない。

スピリチュアリズム運動の最高指揮官がイエスで良かった。

イエスって霊的真理を誰よりも孤独の中で体得した人だから。

この人こそスピリチュアリズム運動の中心になるべき人だって、運命を共にしたいって思う。


冥途のお客

2018-06-01 17:57:28 | 読んだ本

[冥途のお客]を読んだ。

霊体質(霊感体質)の人なら、あるあるって納得する話ばかりで、妄想駄ボラなんて思わないのだが、地位も名誉もある作家が、これだけのことを書くのは勇気がいるらしい。

内容はなかなか面白かったのだが、登場する霊能者たちには心底腹が立つ。

著者が沖縄で買った花瓶を飾ると体調が悪くなり、江原啓之サンに相談したところ

「この花瓶には、おじいさんと若い女性と小学生の男の子の霊が中に入り込んでいる。」と言って

「しきりに水を欲しがっているから、毎日この花瓶いっぱいに水を入れてあげて下さい。」と付け加え、

挙げ句の果てには「ここには(花瓶を)置かない方が良いかも知れません。」 だもの。

たち悪っww。

思い悩んだ著者は、花瓶の代金はいらないから、と買ったお店の住所を知ってる新聞社に送り付けたそうな。

超迷惑な話で、私が社員なら、受け取り拒否るわ~。

あと、岐阜の幽霊団地の話も載っていた。 霊能者が慰霊碑を勧めて建てたら、別の霊能者が来て「壊せ」というので、住民が仕方なくハンマーでたたき割ったら、今度は手を下した住人が体調を崩したというので、慰霊の植樹をしたり、もう霊能者に振り回されっぱなし。これだから霊能者って嫌われるのよ・・・・・。

他人の迷惑を考えないのって霊からも馬鹿にされるし、社会人として既に終わってるわ。

著者は「死後の世界はあること」をこの本で訴えたようだが、私的に、霊能者の粗悪っぷりが気になって仕方ないという一冊。


イエスの少年時代

2017-04-06 21:57:13 | 読んだ本
「たとえあのナザレのイエスが今この地上に戻って来たとしても、たぶん地上でもっとも評判の悪い人間となるでしょう。特にイエスを信奉し師と崇めるキリスト教徒から一ばん嫌われることでしょう。」『シルバーバーチの霊訓3』

『霊界通信 イエスの少年時代』という本を読んでます。

この本のイエス大好き!!

キリスト教のイエス像って、なんだかなあ。
ビジュアルがあまりにも女性向けだし、母親は聖母だし、美しい青年の出生には不思議が満ちあふれ、奇蹟を次々を起こして神の言葉を語り、迫害されて磔刑なんて、なんかドラマだわ。デコりすぎ。

この本のイエスは、劣等生の極みなの。
放浪ばかりするから、家族にも疎まれるし、学校でも居眠りばかりしてるし、友達には苛められてるし、先生や周囲には馬鹿扱いされるし、手先も不器用で家業の大工仕事も上手くない。弟のトマスがハンサムで超体格いいのに、イエスは貧弱で浅黒くいつもオドオドしている。
おまけに父のヨセフは単純な男で、イエスを嫌う偉い方の指示で、イエスを棒でぶちのめすばかりしているの。

イエスは、俗世の才能で民衆を引きつけることなく、唯一 霊力で奇蹟を起こし、霊的真理を語ることで人々の魂を救い続けたの。
どこまでも霊的な人だったんだ。

シルバーバーチだって奇蹟や証拠に訴えることなく、自分の素性も明かさず、霊的真理だけをひたすら述べているの。
「さらに私は、地上時代の姓名を絶対に明かさないという重荷を自ら背負いました。仰々しい名前や称号や地位、名声は持ち出さず、私が述べることと態度で私という存在を判断してもらいたいと思ったのです。」『シルバーバーチは語る』

高級霊になればなるほど、世俗的に価値があるものを携えないはずだと確信。
もし、才能をいっぱい持って産まれてきても、きっとひけらかすことなどしないだろうな。
特に霊的真理を普及させる天命を持った人は。
そう思わせる一冊です。


出典先
イエス・キリストの姿を再現したのは、元マンチェスター大学の研究者で医療アーティストのリチャード・ニーブ(Richard Neave)。彼は犯罪捜査などで使われるフォレンジック技術という技術を使用して、骨格の再現をおこなった。
しかし、イエス・キリストの遺体は現存していないため、イエスが住んでいた当時のイスラエル・ガリラヤ地域に住んでいた複数のユダヤ人の頭蓋骨を元に、コンピューターを使用して平均的な骨格を導き出したのである。
イエスが30歳頃まで大工として野外で仕事に従事していた経歴、聖書学者の意見などを集め、法医学と考古学的証拠を元にその容姿を再現。
その結果、本当のイエス・キリストの容姿は、広い顔と薄茶色の瞳を持った容姿。短い巻き毛に髭を生やした浅黒い見た目だったという。また身長は約150センチほどだったとみられている。

これが本当のイエスらしい・・・・わおっ

「顔ニモマケズ」について思うこと

2017-03-23 00:19:58 | 読んだ本
地上へ誕生してくる時、魂そのものは地上でどのような人生を辿るかをあらかじめ承知しております。潜在的大我の発達にとって必要な資質を身につけるうえでそのコースがいちばん効果的であることを得心して、その大我の自由意志によって選択するのです。その意味であなた方は自分がどんな人生を生きるかを承知の上で生れて来ているのです。その人生を生き抜き困難を克服することが内在する資質を開発し、真の自我──より大きな自分に、新たな神性を付加して行くのです。
『シルバーバーチの霊訓(1)』


そっか・・・シルバーバーチの言うとおりだ。
見た目は産まれてくる前に選んだものだった。
だから、社会の視線に苦しむ私も彼等も決してお気の毒ではない。

・・・・で、なければ、マイノリティーの部分が霊的成長の糧にはならないではないか。

私は知ってる。

人ってすぐに美しい異性に目を奪われ、LGBTを鼻で笑い、人の触れられたくない心を土足で踏み荒らし、撮られたくないのにスマホを平気で向けてくる。
スピリチュアリストであってもだ。
見た目や個性が大枠の中に収まっているからという理由で、人と違うというだけで踏みにじられた経験も、歩くだけで笑われるような経験もないから仕方がないことだと思う。

「顔ニモマケズ」という本は、やっぱり読めないかもしれない。
だけど、この本を世に出そうとした方々、痛みに堪えながらインタビューされた方々に、心からお礼を言いたいと思います。
そっとしておいて欲しいということを社会に伝えてくれてありがとう。

あと、できればこのような方々こそ、シルバーバーチの語る真実に耳を傾けてほしい。
私たちの「見た目からくる苦しみ」は、新たな神性を付加するための学びなの・・・・諦めでも受容でもない。学び以外のなにものでもないの。

顔ニモマケズの本

2017-03-22 12:00:56 | 読んだ本
人間が地上にあるのは人格を形成するためです。ふりかかる問題をどう処理していくかがその人の性格を決定づけます。が、いかなる問題も地上的なものであり、物的なものであり、一方あなたという存在は大霊の一部であり、神性を宿しているからには、あなたにとって克服できないほど大きな問題は絶対に生じません。心の平和は一つしかありません。神と一体となった者にのみ訪れる平和、神の御心と一つになり、神の大いなる意思と一つになった人に訪れる平和、魂も精神も心も神と一体となった者にのみ訪れる平和です。そうなった時の安らぎこそ真の平和です。神の摂理と調和するからです。それ以外には平和はありません。私にできることは摂理をお教えするだけです。『シルバーバーチの霊訓(4)』

この取材記事を読んで、夜通し泣いてた。しばらく浮上できないかも・・・。
私も彼等と同じで、コンプレックスを棺桶まで持っていく。

今も言葉にならなくて、表現する言葉が見つからない。
共感しすぎて読むのが苦しい本というのがあるということを初めて知った。
「顔ニモマケズ」という本、おそらく私はこの先も読むこと出来ないと思う。

ゲッセマネの園を通らずして変容の丘へ辿り着くことはできません。ナザレ人イエスの生涯は地上の人間の全てが体験するものと本質において同じものです。敗北も勝利もともに必要です。敗北を知らずして勝利の味がわかるでしょうか『シルバーバーチの霊訓(1)』

苦しいのはあなただけじゃない・・・・ずっと指導霊に言われ続けている。
全ての人が私の苦しみと本質的に同じ思いをしている。
でなければ、私は、人はみな神の子だと認めることも許すことも愛することも もはやできない。

友人に渡した本『500に及ぶあの世からの現地報告』

2015-04-03 09:21:21 | 読んだ本
もしも霊的真理に目覚め、無知のかすみを拭い落した目でご覧になれば、愛するその方の光り輝く姿が見えるはずです。死は決して愛する者同士を引き離すことは出来ません。愛は常に愛する者を求め合うものだからです。あなたがたの悲しみは無知から生じております。知識があれば愛する者が以前よりむしろ一段と身近な存在となっていることを確信できるはずです。霊的実在を悟ることから生じるよろこびを十分に味わうことが出来るはずです。
『シルバーバーチの霊訓3』


死んでいく人たちのために涙を流してはいけません。死に際のショック、その後の一時的な意識の混乱はあるにしても、死後の方がラクなのです。私はけっして戦争の悲劇、恐怖、苦痛を軽く見くびるつもりはありませんが、地上世界から解放された人々のために涙を流すことはおやめなさい。
『シルバーバーチの霊訓5』


「大切な人を孤独死させてしまった・・・・」と、深い悲しみに沈んでいる方に
 『シルバーバーチの霊訓5』 と 『500に及ぶあの世からの現地報告』をお貸ししました。

解剖の結果、死因はがんだったのですが、周囲はおろか本人すら知らず、
病院にも最後まで行かなかったそうです。
「ああ、飲みすぎなのね~お酒はもうダメよ!」
くらいに声かけして、暫く家を空けていたら、孤独死。

本を読んだからといって、悲しみは消えないだろうけど・・・
少しでも慰められたらと思います。

死が恐怖な人へ・・読んでほしい本<シルバーバーチに最敬礼>

2015-03-30 11:42:10 | 読んだ本
近藤千雄著シルバーバーチに最敬礼

シルバーバーチの裏話かと思いきや、
様々なスピリチュアリズムの膨大な資料から
スピリチュアリズムが本物だ、と納得させる内容を抜粋して、一冊にまとめた本でした。
とても素晴らしかったです。

特にこの本の第3部の

資料(2) フレデリック・マイヤース著「死の真相」―『永遠の大道』より
資料(3) ジョン・レナード著「「死」の現象とその過程」―『スピリチュアリズムの真髄』より

死ぬのが恐いなあ、痛そうだなあ・・・
老いが嫌だなあ・・・と思っている人(自分含む)への福音になると思います。

特にレナードの資料(3)P77~P84は、リアリティあります。
霊能者が霊視した生々しい死の実況中継が、蝶やザリガニの脱皮現象を彷彿とさせてしまいます。

シルバーコードが細くなって、魂と肉体の分離が進むと同時に
大量のエネルギー移動が起こり、抜け出た魂が使う新しい身体(霊体)現れるんですって。

死に際にどれだけ肉体があがいても、意思の疎通ができない状態でも、
実際は見た目とは真逆で 苦痛がなく穏やかに死を迎えるそうです。
肉体と霊体の共同作業が、痛ましい死のあがきとなって見えるだけだそうです。

私の身近に、ご主人が末期癌と診断されてひどく動揺している方がいらっしゃるのですが
この本のお陰で、自信を持って死の寸前について語れます。
「生から死に移行する段階が通常痛みを伴うことないのは、信仰ではなく事実です!」ってね。

今ひとつシルバーバーチの述べる「死の実相」を信じきれていない人におすすめです。
しかし、近藤千雄さんはすごい仕事を成し遂げた人だと・・。
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喜びから人生を生きる! からの考察

2015-01-20 13:36:10 | 読んだ本

宇宙に存在を与えたのは神の愛です。宇宙が存在し続けるのも神の愛があればこそです。全字宙を経綸し全存在を支配しているのも神の愛です。その愛の波長に触れた者が自分の愛する者だけでなく血縁によって結ばれていない赤の他人へも手を差しのべんとする同胞愛に燃えます。愛は自分より不幸な者へ向けて自然に手を差しのべさせるものです。全生命の極致であり、全生命の基本であり、全生命の根源であるところの愛は、よりいっそうの表現を求めて人間の一人ひとりを通して地上に流れ込みます。そして、いつの日か、全宇宙が神の愛によって温かく包まれることになるでしょう。『シルバーバーチの霊訓1』

アニータさんの臨死体験での経験は、シルバーバーチが語る「愛」と重なります。

アニータさんは 全字宙を経綸し全存在を支配している神の愛に触れたのです。


私たちは、ただ自分に正直でいればよいのです・・・アニータさんはこう語っています。

愛の存在であるとは、自分の魂をはぐくみ、自分の欲求を満たし、自分のことを後回しにしないことが大切だと気づくことです。この気づきによって、私は、いつも自分に正直になり、敬意や優しさをもって自分に接することができるようになりました。さらに、欠点や間違いだと思われることも、何の判断もせずに眺めてみて、無条件の愛の中での体験や学びのチャンスと考えられるようになったのです。『喜びから人生を生きる!』p211

利己主義は、自分に対する愛が足りないために起こることです。過度の不安や判断や条件づけに加えて、自分への愛が不足しているせいで、私たち人類だけではなく、地球も苦しんでいるのです。誰かのことを無条件に心から好きになるには、自分自身に対しても同じように感じる必要があります。自分よりも相手のことを深く尊敬しているのは真実ではなく、単に口先だけのことだと思います。
自分が愛の存在でいる時、私は愛に枯れることはありません。自分が好かれていると感じたり、自分のすばらしさを分かち合うために、他人に特定の振る舞いをしてもらう必要もありません。私が本当の自分でいる結果として、彼らは自然に私の愛を受け取っているのです。私が自分に対して何の判断もしていなければ、他人に対しても同じようにするでしょう。p212


以前の私なら、表面しか理解できなかったでしょう・・・。

醜形障害や摂食障害を手放し、
やっと自分も大霊の分霊であり、神の子であるとの認識が生まれた今だからこそ、
利己主義は自分に対する愛が足りないために起こること、というアニータさんの主張が
よくわかります。


また、神の愛は「自分」と「他人」との境界をなくします。

「神の子である」という事実が 人は宇宙と同等の存在であり、
自分も他人も宇宙にとっていかに大切な存在であるかということを
私は理解しています。


人のために役立つことをする、これが他のすべてのことに優先しなくてはなりません。大切なのは“自分”ではなく“他人”です。魂の奥底から他人のために良いことをしてあげたいという願望を抱いている人は、襲いくる困難がいかに大きく酷しいものであっても、必ずや救いの手が差しのべられます。道は必ず開けます。              
『シルバーバーチの新たなる啓示』


自分がどれほど大切な存在か わかったからこそ、
このメッセージが 自分への愛の顕現方法であることがよく分かるのです。

自分への理解は他者への理解であり、神への理解でもあります。
同じく、自分への奉仕は他者への奉仕であり、神への奉仕でもあります。

この絆は永遠に切れることありません。

私もアニータさん同様、苦難や困難や苦しみから、本当の自分を見出しました。

アニータさんの本を読んで、改めてシルバーバーチの霊言の深淵さに驚いています。


喜びから人生を生きる! アニータ・ムアジャーニ

2015-01-14 11:53:59 | 読んだ本
悲しみは魂に悟りを開かせる数ある体験の中でもとくに深甚なる意味をもつものです。それが魂の琴線にふれた時、いちばんよく魂の目を覚まさせるものです。魂は物的身体の奥深く埋もれているために、それを目覚めさせるためにはよほどの体験を必要とします。悲しみ、病気、不幸等は地上の人間にとって教訓を学ぶための大切な手段なのです。もしもその教訓が簡単に学べるものであれば、それはたいした価値のないものということになります。悲しみの極み、苦しみの極みにおいてのみ学べるものだからこそ、それを学べる段階まで来ている魂にとって深甚なる価値があると言えるのです。『シルバーバーチの霊訓12』


脳腫瘍で入院している近所の娘さんに送った本です。

『喜びから人生を生きる!臨死体験が教えてくれたこと』

アニータさんは、壮絶な癌との闘病生活を経て、臨死状態で
自分のすばらしさ、全宇宙は愛からなり、自分もその一つの表現だとわかります。
結果、魂が癒され 末期癌からの急速な回復に至りました。

私はギリギリのところで必死に生命にしがみついていました。スピリチュアル・ヒーリングの集まりに参加した時には、これは私が選択したことであり、さらには、この世で起きていることはすべて幻想だと教えられました。それを聞いた私はとても失望し、ますますおびえるようになりました。「どうして私はこれを選んだのだろう?どうやったら違う選択ができるんだろうか?これが幻想だというなら、なぜこんなに現実味があるんだろう?もし神様がすべての祈りを聞いているなら、なぜ私の祈りに答えないの?」私は、許しや、浄化や、祈りや、瞑想など、自分ができることは何でも一生懸命していたのです。それなのに、どうして何も起こらないのか理解できませんでした。
 やがて、とうとう生命にしがみつくことさえできなくなり、私はすべてを手放しました。完全な内なる開放感がありました。4年以上にわたり、癌にむしばまれ続け、もはや私は限界に達し、降伏したのです。私はへとへとでした。次にやってくるのは死だとわかっていました。とうとう死を迎えいれられるところまでたどり着いたのです。何がやってこようと、今の状態よりはましに違いありません。P203~P204


これ良くわかります。私の摂食障害も同じだったからです。
私の過食嘔吐も気力、体力の限界に達し、病気に完全降伏しました。
病気を敵対視することを諦めて、受け入れました。
全てを諦めたら、結果病気を手放しました。

アニータさんは「恐れ」が癌の原因ではないかと述べています。

私たちは、自分のすばらしさを知るためにこの人生へやってきます。けれど、なぜだかわかりませんが、成長するにつれて世の中がそれをむしばんでいくように思えます。
最初は、自分が好かれていないとか、欠けているところがあるというような、小さな心配から始まります。おそらく、人種が違ったり、背が高すぎたり低すぎたり、太りすぎだったりやせすぎていたりというように、外見が仲間と違うことからくるものでしょう。私たちは、みんなの中に溶け込みたいと強く望んでいるのです。私自身、本当の自分でいるようにとか、自分に正直になりなさいと励まされたことは一度もなく、みんなと違ってもいいんだと思ったこともありません。いつも自分の心の奥で小さな非難の声が聞こえていたのを覚えています。


病気になった人に共通していえることは、自分を責めているということではないでしょうか。

私も仕事で、利用者さんの期待に添えないと悩んだ結果
インフルエンザになったんだと思います。
コップの飲み口に うっかり指を触ったら叱られました。
「今度は上手くやるわ」と
自分を責めなければ良かったと今なら思えます。
些細な経験ですが・・大きな病気も小さな病気も「恐れ」からきているのでは。

自分を責めることをやめ、「自分は大霊の一部で宇宙の愛でできている」
ということに気づくことが、病気の目的ではないかと思います。

考えてみると、
地位や名声、容姿、家柄、民族、貧富、能力、体力、立ち居振る舞い、
女性らしさや男性らしさ、習慣や風習、食事内容や価値観、運の良さ
自分が劣っていると思わせている事柄全て、この世限りのものです。
霊界には一切持っていくことができないものです。

魂の属性ではないこの世限りのアイテム。
なのに、自分を責める、魂が悲鳴を上げ、病気になるのは当たり前です。

魂が癒されること・・・・

これが病気の人には絶対に必要なんだと思います。

平易な文章でとても良い本だと思います。
心が悲鳴を上げている人に おすすめです。

自分を愛するための、神からの愛<リズ・ブルボーの本からの考察>

2014-09-17 15:20:03 | 読んだ本

前回の日記の続き・・・

先日、美輪明宏さんと中園ミホさんの対談番組(NHK)を見ました。

そこで美輪さんが
「ほんの小さいころから・・・あっちでもこっちでもかわいがられた。身内からの愛情は全く恵まれなくても、他人様の愛情はそれこそ浴びるように・・ありがたかった。」
と語っておられました。

んんん。お師匠さんも同じことを言っていたなあ・・・・
親の愛はなくとも、たくさんの愛に恵まれ、自分を愛することができる人たち。

リズ・ブルボーの言っている
「これからは、あなたに必要な愛をあなた自身が与えるようにしましょう。誰もあなたのかわりにあなたを愛せないのです。自分を愛するのはとても簡単なことです。いま、この瞬間の自分を ありのままに受け入れればいいだけなのです。」

リズ・ブルボー、間違ってるよ。
いま、この瞬間の自分を ありのままに受け入れればいいだけなのです。って言われても、自分を受け入れるのと自分が愛されることは、同じじゃないよ。


結局、人は、誰かから愛情をもらえるとで、当然のごとく自分を愛するようになるのではないでしょうか。

自分一人が自作自演で自分に愛を与えても、自分を愛することはできない・・・。
親との関わりだけで心の傷を抱えるわけじゃない・・・。
私は自分を愛せないから苦悩しているんだ!

俄然シルバーバーチの言葉が信ぴょう性を帯びてきます。

「私が理解しているかぎりで言えば、愛とは魂の内奥でうごめく霊性の一部で、創造主たる神とのつながりを悟った時におのずから湧き出てくる魂の欲求です。最高の愛には一かけらの利己性もありません。」『シルバーバーチの霊訓3』

やっとわかりました。

私は、幼少期に「愛をいただいて自分を愛する」という機会を逃しました。
ですが、愛を何らかの形で貰えなければ、一生自分を愛することができません。
人間は気まぐれで自分にとって都合の良い人を都合良く愛しますので
私は人間の愛を信じていません。

こんな私は もはや人間ではなく、神の愛を意識することしか自分を愛せません。

愛情をたっぷり貰った人には理解できない部分かもしれませんね。

人の愛情はまちまちですが、神の愛は完璧に平等で、それこそ浴びるように全ての人に注がれています。
これが真実であり、ここに気がつけば、自分を愛することは至極 簡単になります。

なぜなら、私は神の子として存在し、愛されているから。


リズ・ブルボー 五つの傷 / <からだ>に聞いて食べなさい

2014-09-16 11:01:02 | 読んだ本
重複する内容、くどすぎる内容が多くて 斜め読みです。
読み込んでいないけど、これ以上読む気にならないということで・・・・2冊まとめて。

気になるのは矛盾が多いことです。


冒頭の一文です。

「自分をコントロールしない人は、自分の長所と短所をすべて受け入れ、自然体でいることができます。・・・ありのままの自分を受け入れて、日々、その時々を満たされて生きています」  <<からだ>に聞いて食べなさいP15>

その後、行動パターンや体型などの特徴を5つの<傷>に分類分けしています。
そして、その傷を「幼少時の親との関係との結果」と位置づけ、どうすればその傷を克服でき、なりたい自分になることができるかが書かれています。

幼少期形成時の親の不適切な扱い、これは他の心理書でも言われていますし、その通りでしょう。
傷の分類はホロスコープちっくですが構いません。OKです。
現状を受け入れることと、自分や相手を許すこと、これもオーソドックスな回復のステップです。


しかし、「なりたい自分になるエクササイズ」や「食欲を観察する」ことは、再び自分をコントロールすることです。

既にそこで失敗し、のっぴきならない状況に追い込まれたのに、なぜ、再び病気になるようなことを提唱するのか、訳分かりません。


はっきり言います。

心の傷をパターン化して自分の過去の痛みを探り理解した後は、親も先祖や社会の犠牲者だと理解し 親を許して現状の自分を受け入れ、この自分で良いと思う。
ここまでがこの本の価値であり、通常の回復のステップです。
再び自分の食欲や体重をコントロールしようとしてはいけません。
許すということは、どんな食べ方をしようと、どれだけ理想の自分を違っていても自分を許すということです。
治らなくても良いと思うことが許すことです。
そして、次はその事を捨て去るというか、忘れるということが必要です。


ブルボーは言っています。
「これからは、あなたに必要な愛をあなた自身が与えるようにしましょう。誰もあなたのかわりにあなたを愛せないのです。自分を愛するのはとても簡単なことです。いま、この瞬間の自分をありのままに受け入れればいいだけなのです。非難したり、裁いたりせず、いまの自分をありのままに受け入れればいいのです。」<<からだ>に聞いて食べなさいP216>


いいこと言ってるけど・・・・これが簡単できたら、「心の傷」なんて生まれないじゃん。

この本を読んでエクササイズして本当に心の傷が治った人がいるのかどうか・・・
私は疑問です。

日記の続き

500に及ぶあの世からの現地報告

2014-08-06 14:13:19 | 読んだ本
「あなたが人間に対してであれ、モノに対してであれ所有欲を持つということは――それはいかにも人間的なことではありますが――本当は善いことではないのです。あなたは何の所有欲も持たずに“誰かを愛する”ということを身に付けなければなりません。それはとても大切なことなのです。
あなたが愛する人々やモノそれ自体にも、今のあなた自身が持っているのと同様の“存在意義と尊厳性”があることを知らなければなりません。特に一人の人間を深く愛すれば愛するほど、あなたの愛から所有欲がどんどん減っていくのです。あなたは、ただ相手の幸せだけに関心を持っていればいいのです。本当の愛があるときには、本当の理解があるものです。そのとき、あなたは一人の尊厳性を持った人間――“神の子”としての義務を果たしているのであり、単なる一個人の利益のために働きかけているのではありません。」
『500に及ぶあの世からの現地報告』


最近読み込んでいます。

死後の世界って具体的で素晴らしい世界だなあと思います。

上記の引用はローズさんという他界した女性が霊媒を通じて語ったものなんですが
私たちが持つ愛の実体とは所有欲なんだなあと、いうことが良くわかります。

やはり、片思いとか不倫とか別離とか、所有できない愛こそ美しく気高いものなんだなあ・・
地上ならではの愛の訓練ですね。
相手を所有しようと思わず、相手の幸せを思うことができたら
尊い学びをされているのかなあ・・・と思います。

間違ってもストーカーになってはいけません。
ストーカーは所有欲の権化です。愛が最も間違った方向に行ってしまった結果です。
本当の愛は真逆です。所有欲ゼロなんですよ・・・

ドラマで、いつも主役に思いを寄せて健気に頑張るも、恋が実らずあきらめる、
という脇役の人が好きです。
特に韓ドラ・・・。
この設定すごく多くないですか!
私は主役より2番手の脇役が好きです。

こんなこと思うの私だけ?って先日女子トークしてきましたけど
この部分で確信に変わりました^^

仏教の釈迦・キリスト教のイエス

2014-07-15 13:01:00 | 読んだ本
「カルデア、アッシリア、バビロニア、インド等の伝説からその話を借用したまでのことで、それだけで用事は終ったのです。そのあと続けて出てくる必要がなかったということです。よく銘記しておかねばならないことは、イエスを神の座に祭り上げるためには、まわりを畏れ多い話や超自然的な出来ごとで固めねばならなかったということです。当時の民衆は普通の平凡な話では感動しなかったのです。神も(普遍的なものでなく)一個の特別の神であらねばならず、その神に相応しいセット(舞台装置)をしつらえるために、世界のあらゆる神話や伝説の類が掻き集められたのです」
『シルバーバーチの霊訓3』

「仏教の釈迦・キリスト教のイエス (春秋社)」という題名の本を読んでいます。
著者はひろちさやさんで、印度哲学が専門だそうですが、イエスと釈迦を、時代背景や民族意識などの様々な角度から対比させることで、各々の人物像が浮かび上がり、大変面白かったです。

何故、スピリチュアリズムの最高指導者が釈迦ではなくイエスなのか、この本を読めばよくわかります。
釈迦も人間ならではの心の成長をしていて不自然さがありません。


私はこの本を読むまで、キリスト教やイエスについてあまり良い印象を持っていなかったのです。
理由としては、聖書の寓話の意味不明さとか、太宰治のイエス像がそのまま頭にこびりついていたり。
あと罪のない豚に悪霊を憑依させたところなんて、豚がかわいそうだなあと。
(豚については今でもかわいそうに思っています)

当時のユダヤ社会は政治も破綻していて、メシアを待ち望んでいました。
そこへイエスが登場したのですが、釈迦は真の宗教活動が出来たのに比べてイエスはどこまで行っても政治から切り離してもらえなかったことが悲劇だったそうです。

貧困者をなくし、全ての人が人間らしい暮らしができるようにするのは政治の仕事だそうです。
「下着を2枚持っている奴は、一枚も持たない奴に分けてやれ」
これは政治家がやるべき仕事だと著者は述べています。

イエスは「人はパンのみによりて生くるにあらず」ということばで、「神の言葉を伝えるという、真の宗教家の仕事をする」と悪魔に宣言しました。

しかし、そのことを受け入れられる社会ではありませんでした。
イエスが奇跡を起こすたびに悩んだことは、想像に難くないそうです。


今も相次ぐ戦争で国が疲弊し、飢餓に直面した人々が溢れかえっています。
政治が悪いのです。
そして、その国から利益を貪ろうとするものが悪いのです。

スピリチュアリズムは、政治から切り離した位置に立たないといけないことがよくわかりました。

純粋な神の声だからです。

とりあえず読んでみてください。
おすすめです。

江原さんについて

2013-08-05 15:52:56 | 読んだ本
「オーラの泉」という番組を見たと先日紹介したので
私が江原さんのことを どう思っているか書こうかなと思います。

江原さんの本「人はなぜ生まれいかに生きるのか」 (ハート出版)
のおかげでシルバーバーチの霊訓にたどり着き
結果 憑依もとれ、スピリチュアリズムの扉が開かれたので、その点では感謝しています。

しかし、江原さんにはその後も興味がいかなかったです。
番組内では江原さんも素晴らしい話をされていたような気もします。でも、つまらなかった。

江原さんのHPも少しのぞきました。
今 江原さん すごく寄付してますね。
スゴイ額ですね。私のワンコイン寄付が霞んでしまう・・
これからも どんどん寄付してほしいです。


物質化現象を引き起こすためには、地上界に近い低級霊が必要だそうです。
そういう意味で 低級霊や江原さんにも 役割があるのでしょう。

江原さんは、霊の存在をマスコミを通じて必要な人々に届ける役目を担っていたのかもしれませんね。

しかし、その役目は既に成し遂げられたと思います。

江原さんは、スピリチュアリズムを理解できない人たちに近づいて、霊の世界について認識してもらおうとしているのかなあ・・・・

ただ、江原さんは、スピリチュアリズム的には 終わっているなあと残念。

本来のスピリチュアリズムは、ひっそりと、理解できる人だけが掴み取るものです。

江原さんの華やかな嘘っぱちの芸能活動で スピリチュアリズムを提唱するのは土台無理があります。

霊的なものは霊的な落ち着きと静寂の中しか得られないです。

スピリチュアリズムは どれだけ宣伝しようと、その人の霊的な成長と、霊界からの強い働きかけがないと
所詮受け入れられないものだと思います。

「大往生したけりゃ医療とかかわるな 」ですね。

2013-07-22 14:00:05 | 読んだ本
死ぬということは決して悲劇ではありません。今その地上で生きていることこそ悲劇です。神の庭が利己主義と強欲という名の雑草で足の踏み場もなくなっている状態こそ悲劇です。
 死ぬということは肉体という牢獄に閉じ込められていた霊が自由になることです。苦しみから解き放たれて霊本来の姿に戻ることが、はたして悲劇でしょうか。天上の色彩を見、言語で説明のしようのない天上の音楽を聞けるようになることが悲劇でしょうか。痛むということを知らない身体で、一瞬のうちに世界を駈けめぐり、霊の世界の美しさを満喫できるようになることを、あなたがたは悲劇と呼ぶのですか。『シルバー・バーチの霊訓4』


「大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)」を読んでいます。
抗がん剤を主とするがん治療を真っ向から反対して人間らしい尊厳死を勧めています。

私は親戚にガンが多く、何人も抗がん剤や放射線治療の末に亡くなりました。
将来きっとガンになると怖がっていたのですが、この本を読んでガンもいいかなあって思いました。

ボランティアで入っている病院の患者さんたちを見ても気の毒に思います。
ここまで苦しませなくても、と思うような患者さんもいます。
時に残酷だなあと思います。
医療は人間の尊厳死という分野で遅れをとっているんだと思います。

スピリチュアリズムでも死ぬことは素晴らしい旅に出ることであり、救いですらあると言います。

この本を読んで やっと、死に対して怖いと思う気持ちがふっきれました。

もう何年もスピリチュアリズムに触れていた私でさえ、やっと摂理に対して従おうと思ったのですから、死後の世界を知らない人にとって、死ぬことはとても不安で怖いことだと思います。

やはり、私たちスピリチュアリストは死後の真実を、できるだけ多くの人に伝えなければならないと思います。

ディサービスの老人たちとは、死ぬことを「お迎え」という言葉で話たりしています。
良い言葉だなと思います。

このような優しい言葉を使って、少しでも多くの人に死後の世界を垣間見てもらえたらなと思います。