私のホロスコープでいうバースディーチャートは「家庭の位置に土星(=試練)が入ってるけど、まったくもってその通りで、とにかく母との仲が小さいころから最悪だった。
これは前世からの因果なんだと思ってたし、実際そうなんだろうけど、
母が苦手という感情を取り除くことが出来ずに、この歳まで生きてきた。
父が他界して、母の世話しだして、イライラはピーク状態。
母子喧嘩した時にやっと小さなころの自分の本音が口に出てきた。
「どうして、大事な家族に 赤の他人のどうでもよい悪口を言うの?」
私は小さなころから、母の話の聞き役だった。良く言われる「小さなカウンセラー」摂食障害者はみなそうだ。母の愚痴の聞き役。
でも母の愚痴は 母の話より むしろ 他人の愚痴話をそのままそっくり私に吹き込んでいるんだ。
私は、聞かされた愚痴や悪口を消化できなくてずっと苦しい。
母は知らなかった。
母は昔から近所の人たちの愚痴を聞くのが好きで、色んな人がうちの家に来て、身内の悪口を喋るだけ喋って帰っていったけど、その人たちは家庭では悪口を言わず、家族を大切にしてたんだ。
母だけが、他人の愚痴をわざわざ家族に持ち込んで、自分ごとのように話す。バカみたい。
私が生まれ育った田舎が嫌いなのは、近所の人たちの愚痴と悪口を聞きすぎたせいだ。
ありがたいことに、母と向き合うことで自分の傷をほぐす時間を神様は与えてくれた。
何より嬉しかったのは、母が自分の間違いに気が付いたこと。
母は これまで愚痴と悪口を聞かせ続けたことを、私に謝ってくれた。
さらに、近所の人たちが自分のおかげで幸せな家庭を築けたのが悔しいってさ。
心の傷は一つ一つ絡み合った糸をほどくように、ほぐして、癒して許さなければならない。
やっと私は癒され母を許せた。母は無知だっただけ。