フランス？北アフリカ？ ハラール一家との交流

7月最終日。金曜ランチがそろそろ終わる時間帯にハラール食事希望のグループがご来店。
ひとりは日本人さん、メニューの解説を5人家族にガイコクゴ　にて解説。
結局セットメニューに決まったものの、リクエストがいっぱい。　え？Nonコムギコ　って
一向の会話はどうやらフランス語、モスリムということは北アフリカ地域の方かしら、と数分間の妄想のうち
整理しますと・・・　
　●海老　＜　鶏肉：もちろんハラール
　●辛い物はOK
　●そのうえ、一人は小麦粉アレルギー

そして、ナシゴレン、チキンカレー、スープクイティアオ（米粉のヌードル）の三品ミニコースを準備。

しかし、Kennyが調理し始めると、急に気分が悪いとマダムが青い顔になり頭を抱えてしまったのだった。

ベンチ席を即席のベッドにし、アイス枕や白湯を用意し横になってもらい、ナツメグ軟膏を渡し、こめかみに塗ってもらう。”このナツメグ薬はマレーシア産のハラールだから大丈夫よ”。と身振り手振りで何とか伝えたである。暑すぎて、熱中症になったのだろうか。

数十分後、ランチも終わり、食後に珈琲とミルクティーを一杯ずつオーダーいただき、
テータレを　披露すると、ムッシューが破顔一笑になる。

あぁ、これこれ。懐かしい。故郷の味！　チャイと同じ。

”え？フランス出身もしくは北アフリカ出身ではなかったの？”　

私と妻は　もともとパキスタン出身です。娘たち三人はフランス生れですが。　チキンカレーを食べたときから、感じるものがありました。あぁ、遠い日本でようやく本物ハラールに出会えました。（注：フランス語ではなく英語でした）
とめっちゃ　喜んでもらえたのである。
このナツメグ軟膏を買いたい。どこで売ってるの？と聞かれたが、これは私物で一個しかないから非売品。代わりに痛みのあるところに貼ってね、と日本製サロンパスを渡す。マレーシア産ハラールのハーバルキャンディもプレゼント。旅行中に体調崩すと、ホンマにしんどいからねー。
そして、翌日、ムッシューが元気を取り戻したマダムとと末娘を連れて再来店。偶然パンジャビスーツを着ていた私、ムッシューはまた大喜びである。お互いに魂の交流ができてうれしかった、そんな金曜日であった。

ナツメグ軟膏（写真中央左　）　
　　以下　facebook　messegeより

Me and My family really enjoyed our meal here, and we were so impressed by our guest's kindness. They were so cool and nice ! I'll definetly come back here the next Time I'll come to Osaka, to have a meal and even just to give My greetings ! Greeting from France !

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