マレー系なのにナシ・カンダール屋
という設定は、日本人にはわかりにくいかもしれない。
パパドム(左上)が添えられている「ナシ・カンダール 」は簡単にいうと、「カレー中心のインド風定食」。
マレー系が作るのは「ナシ・ルマ」であり、華人が作るのは「ナシ・チャンプール」。 2012年Penang撮影
ご飯(ナシ)に添えるオカズや盛り付けも民族によって特色があるのだ。
ピート・テオ扮する華人アランのように、屋台で客として食べることはあるが、
インド食文化をマレー系主人公が作るには、現実的にはあり得ない。
それを知った上で、どの民族も腹がいっぱいになればHappy!
とアフドゥリン監督は言いたかったのだろう。
最後に、物語のHappy end を語る音楽とダンスが流れ〜
Sulamat HariRaya ,断食明け
Gonxi Chinese New Year, 中華のお正月
Happy Dipabari, インドの正月
クリスマスも忘れないでね〜 とゆるーく締めくくる
マレーシアの多民族国家は、マレー系・中国系・インド系・先住民と分類されるが
それ以前にも、どの宗教に属するか、が重要なポイントである。
イスラム教、中国仏教(道教・儒教ふくむ)、ヒンズー教、そしてキリスト教。
共生しあった 多文化国家こそがマレーシアの魅力でなのある。
2010年大阪アジアン映画祭 「パパドム〜パパの味」をきっかけに
心斎橋KENNYasiaに24時間内に三回も来店してくれた女性。
その人が、本Cine Malaysia2013を立ち上げたSionさん。
Love Malaysia!!! の心意気に多くの人々が賛同して開催にこぎつけた。
http/:cinemalaysia.com/ 5月31日まで 渋谷オーディトリウムにて
その大きな一歩に 心から拍手おくりたい。
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