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1965年 『一人ぼっちの浜辺』 ロス・マヤス楽団

2015-08-13 13:47:18 | 続・60年代ポップス変遷史

”La Playa” Los Mayas & His Orchestra



この曲はロス・マヤス楽団のリーダーであるジョー・ヴァン・ウエッターの作曲によるもので、原題は " 浜辺 " なの
ですが、映画『夜霧のしのび逢い』の主題歌としてクロード・チアリの演奏が日本での公開時にサウンド・トラックに
貼り付けられて映画主題歌『夜霧のしのび逢い』としてヒットすることになります。その煽りを食った形でこの曲の
タイトルもそれ以降『夜霧のしのび逢い』に改名されてしまったことはとても残念で不愉快です。
このブログの映画音楽史でも記述しましたが、ロス・マヤス楽団の演奏はクロード・チアリのガチャガチャした演奏
とは違い、しっとりとしたムードで情感の表現技術も格段に違うと感じています。
ちょうど50年前の真夏のこの時期にラジオ関西の『電話リクエスト』でよく流れていました。(勿論、映画公開前です)


↓はロス・マヤス楽団の『一人ぼっちの浜辺』 YOUTUBEより


また、この曲は女優のマリー・ラフォレやカテリーナ・ヴァレンテなどもレコードをリリースしていました。
マリー・ラフォレの歌唱は隠れた逸品です。

Cuando la playa se inundó de luz, y sol
y cuando el mar con su rumor habló de amor
cuando soñaba en el azul
fue a imitar este soñar llegaste tú

↓はマリー・ラフォレの『ひとりぼっちの浜辺』 YOUTUBEより


マリー・ラフォレのレコードも『ひとりぼっちの浜辺』でリリースされたはずなのですが、こちらも『夜霧のしのび逢い』
に改名されてしまっているようで不快です。



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