”Crying in the chapel” Elvis Presley
この曲は元々、1953年にアーティー・グレンが息子のダレル・グレンのために書き下ろしたもので、ジューン・バリ
やエラフィッツ・ジェラルドなどがカヴァーした名曲です。
1962年3月にエルヴィスが宗教歌アルバム「心のふるさと」の一曲としてレコーディングしたのですが どういう訳か
アルバムに編入されず、宙に浮いた形になっていました。しかし、1965年4月にやっとシングル盤として日の目を
見ることになり、アメリカでリリースされると全米3位のヒットとなり、日本でもこの年の夏にリリースされ秋口まで
流行っていました。
この頃のプレスリーの曲といえば、何でもかんでもエルヴィスをヒーローに仕立て上げるプレスリー映画の印象が
強すぎて辟易としていたのですが、久々に映画と関係なく聞きごたえのある一曲となりました。
私が最初に耳にしたときは『涙のチャペル』という邦題で紹介された記憶があり、それ以後ずーっと『涙のチャペル』
というタイトルだと思っていたのですが、日本でのリリースは『クライング・イン・ザ・チャペル』になっていました。
プレスリーが唄う以前に『涙のチャペル』で馴染まれていたためなのかもしれません。
You saw me crying in the chapel
The tears I shed were tears of joy
I know the meaning of contentment
Now I am happy with the Lord
↓はエルヴィス・プレスリーの『クライング・イン・ザ・チャペル』 YOUTUBEより
酷似したタイトルに『渚のチャペル』(ビリー・ヴォーン楽団)という曲もありました。ちょっと紛らわしいですね。
私も『涙のチャペル』です。
この記事もあえて『涙のチャペル』にしました。
元々がゴスペル・ソングなので
すでに『涙のチャペル』という
タイトルが先行していたためだと思います。