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旅の友・ポップス編 (105) 『小さな喫茶店』

2017-05-21 13:09:53 | 旅の友・ポップス編

日本人好みの曲で、コンチネンタル・タンゴを代表する名曲です。
1930年に制作された同名のドイツ映画の主題歌だったそうですが、映画に関する資料が手元にありません。
アルフレッド・ハウゼ楽団とマランド楽団の名演を聴き比べてみることにします。

『小さな喫茶店』 アルフレッド・ハウゼ楽団
”In Einer kleinen Konditorei” Alfred Hause 【YOUTUBEより】


『小さな喫茶店』 マランド楽団
”In Einer kleinen Konditorei” Malando 【YOUTUBEより】


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旅の友・ポップス編 (104) 『アル・ディ・ラ』

2017-05-20 12:43:50 | 旅の友・ポップス編

『アル・ディ・ラ』 エミリオ・ペリコリ
”Al Di La” Emilio Pericoli 【YOUTUBEより】


映画『恋愛専科』より
”Lovers Must Learn” 【YOUTUBEより】


この曲は1961年のサンレモ音楽祭においてルチアナ・タヨーリとベティ・クルティスが唄って大賞に輝いた
カンツォーネです。
というよりも映画『恋愛専科(Lovers Must Learn)』の主題歌と言った方がいいのかもしれません。
映画ではナイトクラブのシーンでルチアナ・タヨーリではなく、歌手役のエミリオ・ペリコリか唄っていました。
ラジオの『今週のベストテン』においても1961年9月から6週連続でベストテン入りしています。

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この映画、封切り当時は”Lovers Must Learn”でしたが、いつの間にかDVDなどでは”Rome Adventure”に
変わっています。冒険物語ではないのになぜに”Adventure”なのでしょうね。
勝手にタイトルを変えないでもらいたいものです。


旅の友・ポップス編 (103) 『ナポリに帰りて』

2017-05-19 12:20:04 | 旅の友・ポップス編

『ナポリに帰りて』 ナナ・ムスクーリ
”Retour a Napoli” Nana Mouskouri 【YOUTUBEより】


歌姫と称される女性歌手は世界に数多くいるようですが、真の世界の歌姫とよばれるにふさわしいのは
ギリシャ出身のナナ・ムスクーリだといわれています。
しかし1960年代の日本ではどちらかと言えばかなりマイナーな存在で大ヒットもありませんでした。
私が彼女を知ったのは 『ナポリに帰りて』が1962年の春にラジオ大阪のベストテン番組『今週のヒットレコード』に
登場し、二週連続で8位になった時でした。その後も『アテネの恋唄』が五週連続でベストテン入りし(最高5位)
『アテネの白いバラ』なども耳にしましたが『今週のヒットレコード』以外で聞くこともなく、いずれも大ヒットには
至っておりません。(当時は能天気なロックンロールが主役でしたから)
ナナ・ムスクーリは今や世界で最もレコードの売り上げが多い歌手の一人として有名なのですが
当時の日本で実質的なヒットもなく、存在自体もあまり知られていなかったことは淋しい限りです。

ついでに彼女の『アテネの白いバラ』を張っておくことにします。
”Weiße Rosen aus Athen” Nana Mouskouri 【YOUTUBEより】


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ナナ・ムスクーリに関する【ウィキペディア】抜粋
1934年10月13日、クレタ島に生まれた。子供時代は『ナナ』というあだ名で知られていた。
全世界で300万枚以上のレコード、450枚のアルバムを発売し、15カ国の言語(ギリシア語、フランス語、
英語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ラテン語、ポルトガル語、日本語など)で約1500曲の歌を発表した。
また、世界中で230以上のゴールドおよびプラチナディスクを記録している。
世界で最も、レコードの売り上げが多い歌手の一人であり、その売り上げ枚数は、2億3000枚以上ともいわれる。
(後略)



旅の友・ポップス編 (102) 『死刑台のエレベーター』

2017-05-18 13:40:38 | 旅の友・ポップス編

『死刑台のエレベーター』 マイルス・ディヴィス楽団
”Ascenseur pour l'échafaud” Miles Davis 【YOUTUBEより】


ヌーヴェルヴァーグを代表するルイ・マル監督による傑作映画の主題歌です。
この曲はマイルス・ディヴィスが即興で作り上げたものでフランスにおけるシネジャズの先駆けとなり
このあとフランス映画に大きな影響を与え、『危険な関係のブルース』『スエーデンの城』など多くの
モダン・ジャズが取り入れられるきっかけとなりました。

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旅の友・ポップス編 (101) 『愛の讃歌』

2017-05-17 15:14:17 | 旅の友・ポップス編

『愛の讃歌』 エディット・ピアフ
”L'Hymne à l'amour” Edith Piaf 【YOUTUBEより】


1949年にエディット・ピアフが作詞したシャンソンで、当時ピアフと不倫関係にあり不慮の飛行機事故で
他界したマルセル・セルダンとのなりふり構わぬ究極の愛の姿を綴ったものです。
歌詞の内容には賛同しかねませんが、その狂おしいばかりの胸の内は大いに頷けます。


1953年には英詩がつけられました。代表的な1963年のブレンダ・リーも貼っておきます。

『愛の讃歌』 ブレンダ・リー
”If You Love Me” Brenda Lee


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