旅の友・ポップス編 (95) 『幸福のテーマ』

『幸福のテーマ』 サウンド・トラック
”Le Bonheur” Sound-track

1965年にセーヌ左岸派のアニュエス・ヴァルダが監督した同名の映画の主題歌です。
映画主題歌というものの実質はクラシック音楽と言うべきかもしれません。
映画では冒頭のひまわりのタイトルバックにモーツアルトの「アダージョとフーガ」が使われ、
引き続いてのピクニックのシーンでは「クラリネット五重奏曲」が用いられています。
この「クラリネット五重奏曲」が映画主題歌『幸福のテーマ』としてリリースされています。

『幸福のテーマ』 サウンド・トラック　YOUTIBEより


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旅の友・ポップス編 (94) 『想い出のソレンツァラ』

『想い出のソレンツァラ』 エンリコ・マシアス
”Solenzara” Enrico Macias 【YOUTUBEより】


コルシカ島の保養地ソレンツァラを舞台にしたエンリコ・マシアスの甘美な恋歌です。
元々はコルシカの方言によるご当地ソングだったのですが、1966年にエンリコ・マシアスがフランス語の
歌詞をつけて唄い大ヒットになりました。

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旅の友・ポップス編 (93) 『白い夜霧のブルース』

『白い夜霧のブルース』 ビリー・ヴォーン楽団
”It's A Lonesome Old Town”　Billy Vaughn Orchstra 【YOUTUBEより】


『白い夜霧のブルース』 ナット・キング・コール
”It's A Lonesome Old Town”　Billy Vaughn Orchstra 【YOUTUBEより】


1930年にベン・バーニー楽団で大ヒットし、スタンダード・ナンバーとなった楽曲です。
1961年には邦題を『白い夜霧のブルース』として、ビリー・ヴォーン楽団、ナット・キング・コールの競作となりました。
残念なことに、いずれも当時のメジャーなヒットチャートには顔を出しておりません。

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旅の友・ポップス編 (92) 『ひまわり』

『ひまわり』 ヘンリー・マンシーニ楽団
”I Girasoli （Sunflower）”　Henry Mancini 【YOUTUBEより】


デ・シーカ監督が1969年に制作した映画 『ひまわり』の主題歌です。
作曲はヘンリー・マンシーニによるもので、もの悲しい情感とまばゆいばかりの向日葵畑の対比が圧巻でした。

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イタリアン・リアリズムによる『自転車泥棒』『靴みがき』『ミラノの奇蹟』などの秀作で世に出たデ・シーカですが、
『ふたりの女』を最後に艶笑作家に成り下がってしまいました。
この『ひまわり』も前半こそ見ごたえがありましたが後半で失速、虚しい物語による空しい映画に終わっています。

旅の友・ポップス編 (91) 『夜は恋人』

『夜は恋人』 ジョルジュ・ジューバンのトランペット
”Mea Culpa”　Georges Jouvin 【YOUTUBEより】


原曲の『メア・キュルパ(わが罪)』は1954年のドーヴィルのシャンソン・コンクールで優勝に輝いた楽曲で
エディット・ピアフの持ち歌の一つです。
ジョルジュ・ジューバンのアレンジで、日本では1962年に『夜は恋人』というタイトルでリリースされましたが
ヒットには至りませんでした。
しかしながらムード音楽の鉄板曲として現在でも幅広く知られている名曲でもあります。

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