神戸市西区のピアノ教室「音楽広場Sound-Scape」

ピアノを弾き、歌をうたい、時には鍵盤ハーモニカやリコーダーまで
個性豊かな生徒たちとの日常をつぶやいています

クラシックを聴くと10の驚く効果がある〜血圧が下がる・安眠効果

2021-02-26 18:42:15 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


今日は「育脳ピアノレッスン」の講座で学びました
クラッシック音楽の効果についてご紹介をさせて頂きます 

上記のように研究結果より10の効果が証明されていますが
全てを一度にご紹介するには、長くなってしまいますので
今日はその中より2つのご紹介をさせて頂きますね 



 血圧を下げる効果がある

皆さんの心臓は、健康に活動しているでしょうか 
私は全く心臓の働きなど気にすることなく生活しておりましたが
年齢的に周囲の様子が変化してきたこともあり、気になり始めています 

オックスフォード大学の研究によると
クラシック音楽を聴くことで血圧を下げることができるのだそうです。

この研究では、参加者にラップ、ポップ、テクノ、クラシックなどの
さまざまなスタイルの音楽を聞いてもらいました。

結果として、ラップ、ポップ、テクノでは血圧が上がってしまいましたが、
クラシック音楽は参加者の血圧を下げるのに効果的でした。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15296685/(こちらから引用)

 デザインと方法 

参加者(N = 75)は、挑戦的な3分間の暗算タスクを実行し、
その後、ランダムに割り当てられて、黙って座ったり、クラシック、ジャズ、ポップなど
いくつかのスタイルの音楽を聴いたりしました。

 結 果 

クラシック音楽を聴いた参加者は、音楽を聴かなかった参加者(M = 10.8 mmHg)よりも
タスク後の収縮期血圧レベルが有意に低かった(M =ストレス前のベースラインより2.1 mmHg高い)
他の音楽スタイルは、沈黙よりも有意に良い回復を生み出しませんでした。

 結 論 

データは、すべての音楽選択が効果的であるとは限りませんが
音楽を聴くことがストレスからの心血管回復を改善するのに役立つ
可能性があることを示唆しています。


また、睡眠効果にもいいそうです。
研究によると、睡眠障害のある人は寝る前にわずか45分間
クラシック音楽を聴くと、睡眠の質を改善できます。

音楽は高齢者の睡眠の質を改善します(こちらから引用)
https://translate.google.com/translate?depth=1&hl=ja&prev=search&pto=aue&rurl=translate.google.com&sl=en&sp=nmt4&u=http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1365-2648.2004.03281.x/abstract


 方 法 

参加者は就寝時に3週間、6本の45分の鎮静音楽テープの中から選んだものを聴きました。
西洋音楽は5種類、中国音楽は1種類ありました。
睡眠の質は、研究前と週3回の事後テストでPSQIで測定されました。
グループは、人口統計学的変数、不安、抑うつ症状、身体活動、就寝時のルーチン、
ハーブティーの使用、昼寝、痛み、および事前テストの全体的な睡眠の質について同等でした。

 結 果 

音楽は、実験グループで有意に優れた睡眠の質、ならびに睡眠の質の有意に優れた要素をもたらしました。
より良い知覚された睡眠の質、より長い睡眠時間、より大きな睡眠効率、より短い入眠潜時
より少ない睡眠障害およびより少ない日中の機能障害(P  = 0・04–0・001)。
睡眠は毎週改善し、累積用量効果を示しています。

 結 論 

調査結果は、高齢者の睡眠に対する経験に基づいた介入としてなだめるような音楽の使用の証拠を提供します。


クラッシック音楽を聴くことって、素晴らしい効果があるのですね 

疲れた時にクラッシックが心地良くて、聴いているうちに眠っちゃったり
イライラした時にピアノを弾いて気分を紛らわせたり
深い意味もなく私自身が長年やってきた事って
音楽が好きだから、ピアノが好きだから
って思っていましたが、それだけではなかったっていう事ですね 

皆さんにとっては、いかがでしょうか。。。 
他の方がどうなのかっていう事も興味深いです 

続きはまた次回、ご紹介をさせて頂きますね  




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胎教・赤ちゃんへのクラシック音楽の効果とは?

2021-02-07 17:06:56 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書



新年を迎え、ちょっと一息ついている間に暦は二月に変わっていました 
緊急事態宣言が延長されて、生徒たちは昨年同様に日常の生活だけでなく
今年度も受験や卒業イベントなどでも不自由を強いられそうです 

ですがそういう中でも、子供たちは多くの可能性を秘め
新しい世界に向かって羽ばたこうと生き生きと風に向かっています 



少し日が開いてしまいましたが
久しぶりに、今日は育脳ピアノの講義のご紹介をさせて頂きます 

皆さんは、いつもどんな音楽を聴いていますか?
JPOP?
アニソン?
ロック?
ジャズ?
もしかしてクラシック?

当教室では、ジャンルにこだわらず様々な音楽を指導しておりますが
やはりクラッシックにも触れて欲しいと思っています 
クラシック音楽には、美しい要素がいっぱい詰まっていますし
脳科学の発展によってクラシック音楽の様々な効果が実証されてきています 

今日は
「 胎教・赤ちゃんにクラシック音楽はどういう効果がある  」 という話です。

(河村まなみ先生のハーバード流育脳ピアノ🎹レッスンの教科書により以下同引用)



胎教・赤ちゃんに、音楽がいい影響を与えることが
アメリカの多くの論文で証明されています。
例えば、耳 聴覚ですね。

・胎児が妊娠後期中に聞いた曲を1年覚えている
・胎児はリズムを感じられる

では、赤ちゃんには、どんな音楽を聴かせたらいいの 
明るい曲?悲しい曲でもいいの 

この件について、以下のようなすごい研究がありました 
生まれて間もない赤ちゃん(生後1〜3日)に、ある3種類の曲を聴かせました。
赤ちゃんの脳は、その3種類をちゃんと聞き分けているそうです。

(以下の図)




生まれたばかりの赤ちゃんには
明るい曲がちゃんとわかり、それを快適に感じる!!そうです 

以前から日本でも胎教については、色々なセミナーや雑誌などで紹介されてはいましたが
上記のような研究発表を目にすることはそう多くはなかったと思います。

河村まなみ先生が、アメリカでの数多の最先端の研究論文を翻訳して下さり
惜しみなく紹介して下さり、貴重な講義を受講させて頂だき
こうして皆様にもご紹介することもお許し下さった事に感謝申し上げます 

今回の講座を受講して
幼児だけでなくもっと小さなお子様方へのサポートも出来るよう
今後もより一層、学びを深めたいと思います 







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世界が注目するベネズエラの音楽教育プロジェクト「エル・システマ」とは

2020-10-28 23:37:21 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


前回の育脳ピアノセミナーのご紹介ブログから少し日が開いてしまいましたが
今日は、前回 お約束しました「エル・システマ」のご紹介をさせて頂きます 


世界が注目するベネズエラの音楽教育プロジェクト「エル・システマ」とは



南米ベネズエラでホセ・アントニオ・アブレウ博士によって始められ
社会変革を目指した音楽教育「エル・システマ」
家庭の経済状況にもかかわらず、すべての子が無償で
集団での音楽教育が受けられる仕組みが原点で
子どもたちが、自ら協調性や、規律を学びながら
目標に積極的に取り組んでいく姿勢を育んでいくことによって
希望や誇りをもてることを目的としています。
この活動は、多くの一流音楽家を輩出しているだけでなく
子どもたちを犯罪や暴力から守り
学業面も含めてポジティブな影響を与えてきていることで
ユネスコ、米州開銀等の外部機関からも評価されています。



YOLA: Seeing the World Beautifully Through Classical Music




「 育脳ピアノ🎹レッスンの教科書 」セミナー の講師をして下さいました
河村まなみ先生 から頂きました、上記のYoutube動画の訳をご紹介いたします。

YOLA: Seeing the World Beautifully Through Classical Music
ユース・オーケストラ・ロサンゼルス

私はオーケストラで演奏している時が一番好きです。
自分と仲間が一緒になって素晴らしい音楽を作り出せるからです。
その時には明日の食べ物や今晩の宿題などの心配を忘れて、
自分が弾く一つ一つの音に集中して、
それぞれの音を通して物語を紡いでいきます。

違うハーモニーやメロディーが混ざり合うと、
自分一人では日ごろ聞けない新しい音楽が生まれます。

違う楽器が一緒に練習し演奏するという過程は
人生そのものではないかと思います。

自分が楽器を弾けるようになるだけでなく、仲間と一緒に演奏したり
新しい友達ができるのは素晴らしいと思います。

私達は、何もない所から来て何もできないと思われているけど、
とても美しいものを創り出しています。
誰でも一生懸命努力して目標に向かって行けば、
私達のようにできると思います。

クラシック音楽は、私が知らなかった私を見つけさせてくれた。
また新しい視点をもくれました。
クラシック音楽の世界はとても美しく、それゆえこの世界も美しいと思えます。



 音楽があるからこそ、世界が美しい  

この言葉が ググッ と私の心に響きました
それほど素晴らしい音楽を教えさせていただけるこの仕事に
誇りを感じるとともに、改めて責任も感じました

教室へ通ってくれる生徒たちにもそう思ってもらえるよう
これからも精進して参ります   





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世界が泣いた音楽の奇跡

2020-10-11 23:10:43 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書
映画『ストリート・オーケストラ』予告編


こちらの映画、ご存じでしょうか 
ご覧になられた方は
きっと音楽の素晴らしさを感じられたのでは。。。


夢に破れたヴァイオリニストと
夢みることを知らない子供たちが起こした奇跡 
スラム街で生まれた交響楽団がブラジルを動かした感動の実話です

【ストーリー】

サンパウロ交響楽団のオーディションに落ちた
ヴァイオリニストのラエルチが紹介された仕事は、
スラム街の学校で音楽教師。

5分たりとも静かにできない子供たちに愕然とするが
「 ギャングがラエルチ先生の演奏に感動して銃をおろした 」
と聞いた子供たちは、音楽に興味を抱き、演奏に喜びを覚え始める。

そんな矢先、校長から
「 次の演奏会で最高の演奏ができなければ、学校の存続は難しい。」
と告げられます。
一世一代のステージにしようと張り切るラエルチと子供たちに
思わぬ事件が待ち受けていた。。。

ブラジル最大のスラム街を変えた、奇跡の交響楽団の真実
クラシックを武器に 
明日がなかった町に希望の旋律が今響き渡る 

このナレーションだけでもう泣けます 


このような感動ストーリーは音楽に限らず
スポーツなど色々な分野にもあると思いますが
やはり音楽に関わっている私にはとても感動的でした 

色々な事情で不登校になってしまったり
心のモヤモヤなど発散させるためにやんちゃをしたり
自分の居場所を求めて負のエネルギーをため込んでしまったり。。。

そういう子供たちに、未来のある子供たちに
思う存分に自己表現をさせてあげられる場面や
持て余すエネルギーを良い方向へ発散させる場を
提供出来たり、サポート出来たら良いな。。。
って思います  

街の小さなピアノ教室の私が出来る事は
ホントにささやかな事ですが
ピアノや電子ピアノっていう楽器が無くても
学校で誰もが手にするピアニカやリコーダーだったり
自分の体を使って、お腹の底から声を出して好きな歌をうことでも
自分を表現して、人の心を温かくさせることが出来ます 

子供だけでなく、大人にとっても生きにくい今の世の中で
音楽が持つ癒しや心のリハビリ効果を
皆さんと共有できると良いなぁ。。。 


今日は育脳ピアノっていうのには、少しお話が逸れちゃって
私の音楽に対する思いやお仕事についてつぶやいてしまいましたが 
この映画の元となったある取り組み
ベネズエラの音楽教育プロジェクト 「 エル・スシテマ 」
という素晴らしい取り組みを、次回のブログで紹介させて頂きますね。





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音楽で思いやりのある子・我慢強いが育つ本当の理由

2020-10-04 22:54:24 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書
ホアキム・デ・ポサダの、マシュマロはまだ食べちゃダメ!


音楽のトレーニングを受けると、脳構造が変わる 

先日、そのような話をご紹介させて頂きましたが
今日はまず上記の動画をご覧ください 
子どもたちがマシュマロを食べないよう必死になっている。。。
とても可愛くて爆笑しちゃう動画です 

みなさんは、マシュマロテストってご存知ですか 
スタンフォード大学で行われた有名なテストです。
ずいぶん前に、日本の子供たちが同じような事をしているTV番組を見た時に
とっても可愛がっていた、同じ年頃の姪っ子に試したことがありますが
姪っ子は、最後まで口にする事なく待っていました 


前回の南カリフォルニア大学の研究で、このマシュマロテストをしたとき
音楽トレーニングを受けたグループは、このマシュマロテストもいい数値だったそうです 

ハビビ先生のインタビューより

「検査のために子供達にはMRIに入ってもらい、その中で、やりたいことを途中でやめて、
すぐその場でやりたくないことができるか、という自制する力のテストをしました。」


注釈:代表的なのはマシュマロ・テストと言って、「今すぐならマシュマロ1個あげるけど、
もう15分待ったら2個あげるよ」と言って、どちらを選ぶか観察するというようなテスト。

さらに、ハビビ先生はこのようにも仰っています。

『音楽の授業は楽しいし、子供達を一つにまとめることができて社会性を養うことができるし、
それ以上に脳と認知機能の発達に重要で、特に実行機能の発育に効果的で、
衝動を抑えるという先生達が教えたいことを、音楽の授業で身に着けさせられる。』



音楽トレーニングを受けると、我慢強い子が育つのですね 
それは、社会における成功に重要な能力とされています。

ちなみに、姪っ子には生まれて間もない時から眠りに入る前にはバッハ
寝起きにはモーツァルト、日中は童謡などを流しながら遊ばせて
リトミック音楽は2歳半から、4歳からはピアノを教えていました 


また、思いやりといった社会適応能力も・・・
ハビビ先生のインタビューより

『音楽グループの社会適応能力、特に共感や思いやりの気持ちが高く、
他人の気持ちを理解して同じ気持ちになれる能力が高かった。
この能力は実行機能よりも更に音楽的能力とはかけ離れていますが、
グループで音楽を演奏する時に自分を制して周囲の音を聞き、
また指揮者に注意を払い、その指示に従うなどの行動が、
実際には意思決定能力や将来を考える計画性といった能力までも養っている。』



ハビビ先生の研究結果
音楽トレーニングを受けたグループは・・・



認知機能って大事ですよね 

将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、
目先の欲求を辛抱する能力で、社会における成功に重要な能力なんですね 

音楽トレーニングで
思いやりのある子、我慢強い子が育つ 

音楽ってホントに素晴らしい 
ぜひ、これから皆様も身近に音楽を 
 



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音楽で脳の構造が変わる!!その秘密とは?

2020-10-02 00:40:57 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書
今日ご紹介させて頂きますのは

 音楽で子どもの脳が変わる  

という、恵まれない地域の子どもたちを対象とした
南カリフォルニア大学での興味深い研究で
聴覚について驚くべきことが実証されたというお話です。





つまり、音楽の訓練を受けた子供たちは教室内で雑音があったとしても
先生の話を他の子供よりも、より正確に早く聞くことが出来る 

3 ~ 4歳の時、音楽的リズムを打つ訓練を受けた子供たちは
そうでない子供たちより、言葉を早く習得する 

ゆえに学業成績に良い影響が有り得る 
というようなお話でした。

聴覚がすぐれていると
クラスがガヤガヤしてても、先生の話を正確に聞き取れて
言葉の習得も早く、言葉を理解する力である
コミュニケーション能力もすぐれているっていう事なんですね 

素晴らしい 


 

そしてもう一点、注目する点はこちらです 

音楽のトレーニングを受けると脳構造が変わり
脳内で情報を早く大量に伝達できる 

このお話をセミナーで聞いた時、
音楽って、こんなに色々な部分に作用するんだなぁ。。。 

っていう驚きと同時に、そういうお仕事をしているだっていう事に
すごく心地の良い気持ちになりました 

20年ほど前に神戸大学教授の発達心理学のセミナーを受けた時
育脳っていう言葉を初めて耳にして
脳にはまだまだ未知な部分が多いという事を知りましたが
こういう研究が続けられ、次々と未知な部分が解って来たんですね 

続きはまた次回にご紹介させて頂きます 



 
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「右脳は感覚、左脳は思考」って過去の話だったの?!

2020-09-30 22:54:23 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


オンライン発表会の動画編集と
指導へ行っている幼稚園の音楽会の楽曲アレンジに
かかりっきりになっている間に9月も最終日になってしまいました 
お蔭様でどちらも無事に仕上がり 一息付けたので
8月に引続き9月も受講していた育脳ピアノ講座での
興味深いお話をご紹介させて頂きます 


今日のテーマは「 音楽のレッスンが脳に与える良い影響 」 
右脳は感覚、左脳は思考・・・は過去の話  です

脳科学の発展によって今は
右脳は感覚、左脳は思考っていう事がもう昔の話なんだそうです 

音楽と言語は、同じ場所で認知されていて
左右両方の大脳半球を使用しているという事です 
そして音楽の方が、言語より脳を広範囲で使用していることがわかってきています 



音楽は、左右両方の大脳半球を使っているって 
しかも言語より広範囲
また、幼児期の言語習得に聴覚がとても重要な役割を担っています 



音楽で聴覚の発達を促し、言語の発達にいい影響ができたら
まさに、音楽で脳トレ 
脳を鍛えるには音楽だっていう事ですね 


ピアノを弾く前の譜読みって、国語の音読と同じだよ 
ピアノを弾くのは指や腕や体を使うから体育だね 
耳で音を聴くのは音楽だから、耳も強くしないとね 

ピアノを弾くって、国語と体育と音楽の勉強を一緒にしてるから大変ね  
でも○○ちゃんは、それを頑張ってるからスゴイよ 

って、私もレッスンの時に上手く弾けなくて
しょぼくれている生徒たちによく話をするんですが
ホントにすごく脳に良い刺激を与えているんですね 


河村まなみ先生 の ハーバード流育脳セミナーでの講義はとっても素晴らしいです 
選りすぐりの論文から最新の情報を解りやすく伝えて下さるので
毎回3時間のセミナーがアッという間です 

内容が濃くて私にはすぐに全てが消化しきれず
何度かビデオを見直し、資料も読み直しながらの状態ですが
脳科学と音楽、益々興味深くなってきました 
どんな研究がされているか、さらにこのブログでも紹介させて頂きますね 






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音楽は数学系?アメリカの大学の音楽教育

2020-09-13 21:11:20 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書



先月、バイオラ大学のピアノ講師でいらっしゃいます
河村まなみ先生のセミナーをオンラインで受講させて頂きました 
その時の素晴らしい内容を皆様とシェアしたいと思い
これまで3回に分けてブログに書かせて頂き、お伝えさせて頂きましたが
こちらが最後の記事になります。

今日は 前回の「ハーバード大学は音楽で人を育てる」の続きになります。

なぜ音楽学部が総合大学にあるんでしょう。。。?

アメリカで言えば、コロンビア大学、ニューヨーク大学、マサチューセッツ工科大学、
スタンフォード大学、イェール大学などです。

金澤正剛著『中世音楽の精神史』によると。。。

リベラルアーツとは、自由七科とも呼ばれ、言語に関わる三科目(文法・修辞学・弁証法)と
数学に関わる四科目(算術・幾何・天文・音楽)があり、音楽は後者に属していており
音楽は幾何や天文学と同じく数の論理で説明されるもので
古代ギリシャ思想を源流とした、キリスト教的世界の調和を象徴していた。

中世の大学においてはこの自由七科の要素を引き継いだ教養学が教えられており
音楽の授業では専らこの理論書が使われていた。

という事だそうです。

音楽は数学系なんですね 
そう言われてみると、音楽と数学って近いようにも思えます 

私は数学が全般的に得意  とは言えませんでしたが
好きでしたし、中学数学ぐらいまでの幾何学は得意でした 
高校数学では、数Ⅱで撃沈しましたが。。。

ただこれまで接してきた生徒たちを振り返ると
ピアノを長く続けてきた生徒たちの中に
理数系の生徒が多かった  
という事、今回のセミナーを受けてから気付きました。


素晴らしい気付きを色々と頂きました 今回のセミナー受講
今後も育脳と音楽との結びつきを学び続けて
教室でのレッスンに繋げていけるよう考えていきたいと思っています 


そしてこの素晴らしいセミナーが、9月と10月に合わせて3回
引続き受講させて頂ける事になり、とても期待感と興味があり楽しみにしています 
8月に受講させて頂きましたセミナーのご紹介は、今日のブログで最後になりますが
これから受けるセミナーのお話も、これまでのように
皆様にお伝えできたらと思っております 



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ハーバード流育脳ピアノレッスン「リベラルアーツ」って知っていますか?

2020-09-07 23:09:45 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


リベラルアーツとは、一般教養といっても全人格的教育と言ってもよくて
ギリシャ・ローマ時代に生まれた理念で
 人が持つ必要がある実践的な知識・学問 
とされており、音楽の他に、文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文
合わせて7科のことを言うのだそうです。 

知識・技能教育に偏することなく、感性・徳性なども重視して
人間性を調和的、全面的に発達させることを目的とする教育とされる
全人格的教育の中に、音楽が含まれている 
っていう事が、嬉しい驚きでした 

バランスの取れた人格形成を目指す全人格的教育なので
アメリカの総合大学には音楽学部があるそうです。
日本でも総合大学に音楽学部はありますが、私たちの頃はどちらかと言えば
音楽を専門に学ぶとなると、まずは音大や芸大っていう感じがありました。

「ハーバード大学は音楽で人を育てる」 によると
アメリカにおいて音楽を専門的に学ぶということは、ここ100年来の傾向に過ぎなかったそうで
今は、多くの教科と並行して音楽が存在する形が主流になっているそうです。

現在ハーバード大学では、学部生6600名の約半数3000人以上が何らかの芸術活動に携わっていて
中でも音楽活動は活発でキャンパス内では年間約450の学生コンサートが行われている とのことです。

ハーバード大学って頭のいい人ばかりで、本を読みながら歩いている 
なんてイメージでしたが、意外とノリノリで音楽しちゃっているのかも。。。 


では、なぜ
アメリカでは音楽学部が音楽大学ではなく、総合大学にあるのか 

ハーバード大学の一般教養科目は
以下のようなカテゴリーに大別されているそうですが

美学的・解釈的理解
文化と信念
経験的・数学的思考
論理的思考
生態体系の科学
物理的宇宙の科学
世界の諸社会
世界の中心のアメリカ合衆国

この中の 美学的解釈的理解 カテゴリーの中に
芸術関連科目が含まれていて、このカテゴリーの目的は
文学・絵画・彫刻・建築・音楽・映画・舞踏・宗教・装飾
などの文化的表現を、理論的かつ批判的に解釈し

芸術の世界と知的に関わり合うこと

だからこそ、芸術科学学部には7つの学問
文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文・音楽 がすべて入っているそうです。
芸術科学学部の学生達はそれらのクラスをまんべんなく履修するのですね 
それだけ音楽の芸術授業の価値を感じているってことなのです 
日本の総合大学はここまで徹底しないような気がします 

こういうお話を聞くと
スポーツ得意な子も、お勉強が得意な子も
女の子も男の子も音楽でピアノで
バランスの取れた人間形成が出来ると良いですね 

その大切な人間形成にかかわるサポートがしっかり出来るよう
音楽教育に携わる私は、学び続けなければいけない 
っていう事をセミナーを受講後、改めて深く心に刻み込みました  



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育脳ピアノ講座「音楽教育は、学業成績に良い影響を及ぼす!」

2020-08-24 01:31:06 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書
先日の 「 ハーバード流育脳ピアノレッスン講座 」 の 続きになります



アメリカので研究では
「 音楽の授業がある学校は、ない学校より10%近く出席率が良い。」
という結果だそうです 

好きな教科や得意な教科がある日は、学校へ行くのも楽しくて
嫌いな教科や苦手な教科がある日は、気分がブルーになるって
これは皆さん誰しもご経験があるのではないでしょうか 

私は音楽がある日は、いつもルンルンでした 
でも大好きな音楽でも面白くない授業なら、テンションは下がります

音楽を目一杯楽しみながら右脳を使い、癒されるような授業を展開することで
左脳を使った授業で疲れた脳を休ませて、両脳のバランスを整える 
両脳のバランスが整っていれば、それぞれの学科でプラスに作用しますよね  
何事もバランスが大切ですから。。。




まず、音楽教育を受けると、ぜった〜〜〜い耳が良くなります 
耳の発達は 3歳~7歳で急上昇することが言われていますし
絶対音感のトレーニングもこの時期に始めると良いとされています。
ですから、小さいうちから音楽をなっている子は自然と耳が良くなっちゃいます 

英語に関しては、私も大人になってから英会話を習った時に
「 やっぱり、発音が良いねぇ  」
「 ピアノの先生なら、耳が良いから会話もすぐに上達するよ  」

って、ネイティブの先生に言われた経験があります。

数学に関しては、面白い生徒がいました 
医学部に進学した生徒ですが、ショパンのバラードを練習していた時に
楽譜に数字が羅列して書き込まれている箇所があって ??? と思って尋ねると

「 数字で書いた方が音を覚えやすいから。。。 」

「 えぇ~~~っ  

って仰け反ったことがありました 

音符の長さは数字に置き換えて足し算とか、算数的な面もありますが
「 ド レ ミ ファ ソ ラ シ 」 を「 1・2・3・4・5・6・7 」 になると
和音もあるし、数字の塊って読むのが難しいような気がして
私は楽譜に書かれた音符を見る方が早いと思うのですが
「 理数系の彼女には数字の方が強いっていう事なのかなぁ。。。  」
って、当時は素直に納得しちゃいました 

このアメリカの研究に示されているように、英数に良いとなれば
受験でピリピリしている時こそ、音楽、ピアノするって良いかもです 

続きは、また次回に書かせて頂きますね 


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ハーバード流育脳ピアノレッスン講座を受講させて頂きました (^O^)/

2020-08-20 00:20:31 | ハーバード流 育脳ピアノレッスンの教科書


あなたは、音楽と勉強どっちが大事だと思っていますか?
もしかしたら、音楽!って言ってくださるかもしれません。
それは、嬉しいですが、やはり世間一般的には、
勉強>音楽 という方が多いのではないかと思います。
音楽教育は、学業成績に良い影響を及ぼす 
アメリカでの研究です。



4年間音楽のクラスを取った生徒は一年半以下しか取らなかった生徒より
平均で92点も総合点が高かったそうです。
この試験の総合点は2400点だそうですが、92点って大きいですよね 

私自身は 小・中学校時代は 勉強 = 音楽 で
おまけに中学時代はテニス部で部活にも打ち込み年中真っ黒でした 
高校時代は音大を目指していたので 勉強 < 音楽  になりましたが
音楽が学業成績に影響があるなんて思う事もなく学生生活を送っていたような。。。

ただ現実的には、学校でも音楽の授業が減らされてきたり
以前に比べると中高生になってもピアノを続けるという人口は少なくなり
やはり勉強と部活動の2本立てになっているような気がします

教室の生徒にも音楽やピアノが嫌いになって辞めるんじゃないなら
「 それも仕方がないなぁ。。。  」
「 ピアノは また いつでも出来るから。。。  」 

って、伸び盛りの頃にピアノを辞めざるを得なくなる事を残念に思いながら
笑顔で送り出してきましたが、今回の講座を受講して色々と考えさせられました 

本当は、もっと中学生になっても、高校生になっても習い続けてくれたら 
伸び盛りの時こそ、ピアノを習い続けたら、学業成績にもいい影響が出る可能性があるかも 

今教室に来ている中高生の生徒たちは
勉強も部活動も頑張りつつ、ピアノも楽しんでくれていますが
ピアノを弾くことが息抜きになり気分転換になっているようです 

「 小学校時代より、ピアノに向かう時間が増えてるんじゃないかしら  」
って思う生徒たちも多いです 

お子さんがピアノ・音楽が好きで、それが気分転換になって
さらに成績にも影響があるとなれば、ピアノもっと続けたらいいですよね 

とにかくとても興味深く、膨大な研究についての講座で
一度では伝えきれない内容で、でも多くの皆様に伝えたくて
こちらのブログでは引き続きその辺を書かせて頂けたらと思っています 




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