たった今、自分が日本人であることを痛感しました。
古来日本には、「通い婚」という風習があります。
通い婚とは、自分の好きな女性のところに、男性の方から会いに行くという風習であります。
これを発展させれば、恋愛に限らず、よろず男性の側から女性の側に働きかけるというのが、我々日本人にある風習なのかなあと、思ったのであります。
更に日本には、結納という制度があります。
結婚するときに、自分の経済力を相手の女性やご家族に証明するということ。
それは形を変えれば、好きな女性やそのご家族におみやげを持って、ご挨拶に行くということ。
これも、形を変えれば結納であります。
さて、話は変わりますが、私には病的な思い込みがありまして、はなっから、自分は女性に拒絶される。
そんな考えがあったもんですから、万事女性から働きかけられないと、動けなかったのであり、それどころか、自分の同性の友人に働きかけることすら、ためらいがあったのです。
そのせいで、今の今まで独身であり、友達も少なかったのでしょう。
自分はすべての人間から拒絶される。なんでこんなおかしな考えを持ったかわかりませんし、そのくせ人の集まるところに入り浸っていたのかわかりませんが、まあ、そんな考えはおかしいことがわかりました。
現実の証明。
これにまさる雄弁な証明はありません。
今週、立て続けに私の邪見を打ち破ることがいっぱい続いたので、記念のために書いておきます。