前回に続き、機材レビューの3回目です。
今回はTDLで開催中の「ディズニー・イースター」に行ってまいりました。
撮影機材のインプレと併せてイースターも紹介します。
まずはイースターを撮影するのにD810に望遠ズームレンズをくっ付けて行くか、GX7に中望遠単焦点レンズで挑むか・・・
直前まで悩みました。
結局はGX7にしたのですがD810を断念したのはやっぱり重量と画素数ですかね。
70-200mm f2.8の威力はかなりの破壊力がありますが総重量が3Kg近くで私の腕を破壊する威力も十分。
それと後処理が大変な3,600万画素。
クロップして望遠効果を狙っても良いのですがクロップしなかった場合に被写体にその価値があるかどうかを判断すると・・・
その点、GX7と75mm f1.8をくっつけても1Kgも無いので軽く取り回しも楽。
何よりも明るいレンズでフルサイズ判にも負けないボケ。
そして素晴らしいシャープネス、コントラストで今回はスモールコンビになりました。
難点は換算150mmという何とも中途半端な焦点距離くらいです。
もちろんサブカメラにはGR。←これ重要。
ですのでGRで換算28mmとGX7で150mmという見事に標準域がすっぽり抜けた体制で出撃だ~!
(カメラに詳しくない方のために分かりやすく言うと「ズームできない」ので「思いっきり近寄る」か「ほどほどに遠ざかる」か「どっちかしかできないカメラ」です)
まずは、イースターパレードのおねぃさん。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/2.2 1/8000 ISO-200 0EV
絞りF値が中途半端なのは明るいレンズが故にGX7のシャッタースピードがついていけるギリギリで設定したためです。
絞り優先AEでしたが、考えてみると1/8000秒ギリで撮影するのであればシャッター速度優先AEでも良かったのかも?
でもカメラが解放に近いF値を選んで絞ってくれるかは分かりませんね。
こんなんでF11とかになっちゃった日には悔やんでも悔やみきれないでしょう。
やはり絞り優先AEですかね。
大きな花をもってダンスをしています。
丁度よく花びらの間から目が覗けました。
表情も良いですね。
(注)背景色はこの写真の色調を統一するためにあえて変換しています
続いてはウサギ型おねぃさん。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/2.2 1/8000 ISO-200 0EV
ウサギなのに「にゃんポーズ」でキメてくれました。
視線もありがたやありがたや。
このおねぃさん、とても良い表情で写真映えします。さすがですね。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/2.5 1/8000 ISO-200 0EV
おっと、今度は「きゃい~んポーズ」か?!
またまた視線いただいちゃってどーもすいません・・・
もすかすて私が「食べていけないプロカメラマン、通称アマチュア」だと気づかれてしまったのか?!
生憎(?)天気も良く、光も十分。
明るいレンズのおかげでシャッタースピードが追いつけませんでした。
この辺はD810のようにISO-64という低感度が使える方が有利ですね。
GX7より2段近く稼げそうです。
とりあえず白いうさぎ型ねぇさんも真っ白に撮ることができました。
ハイキー調で彩度は浅めに柔らかくぼかしも加えてレタッチ。
表情も十分ですが背景がちょっとうるさいですね。
こればっかりはこの機材ではどうしようもできないです。
この写真は私のケータイの待ち受けになってくれています。
ミニー・マウスさん。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/2.8 1/6400 ISO-200 0EV
KAWAIIですね。
ミニーさんも視線いただきありがとうございます。
えっ?こっちを向いているだけ?
この人は視線はどこに行っているのか不明です。
ちなみにミッキーも撮りましたが終始、後頭部を向けてくれました。 ありがとぅっ!
次はワンマンズ・ドリームIIです。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/400 ISO-200 0EV
二人の登場シーンです。
モノクロームの中からカラフルな花束のワンポイントで一気に華やかなステージに変わる演出。
相変わらずニクい演出ですね。 久々に観ましたが今も変わっていませんでした。
座席は中央後方。
換算150mmという中途半端な焦点距離ですが使いこなせれば素晴らしいレンズです。
焦点距離を計算して座席を決めた私は使いこなしている?
とべるーとべるーとべるー!
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/160 ISO-250 -1.3EV
今日も飛んでま~す!
舞踏会。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/320 ISO-200 -1.3EV
♪おーじさまとーおひめさまのーすてきーなーでーあいー♪ から始まる舞踏会です。
このシーンはやはり欧米人しか似合わないでしょうね。
彫が深く小顔ですらっとした手足にバランスの良い骨格で九頭身。
彫が浅くまる顔でほどほどの手足に人によってまちまちな骨格で七頭身なニッポン人。
この中にいたら浮いちゃうでしょうね。
ちなみにこの日のワンドリIIは平日だったので抽選会はありませんでした。
ビッグ・サンダー・マウンテン
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/5.6 1/400 ISO-200 -0.7EV
このレンズのキレ味にはほれぼれさせられちゃいます。
フツーの人が見たら何だコリャだけどレンズが分かる人が見たらこの解像度にはビツクリさせられると思います。
ん~・・・でもこの画は何だコリャですね(汗)
まぁそれはそれとして、このリアルな質感がたまりません。
特にトタン屋根の部分。
せっかくなので等倍でどうぞ!
ディズニーランドって何気ない場所でも画になってしまうのがスゴイところ。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/160 ISO-640 -1.7EV
さて最後に問題です。
この場所はどこでしょうか?
分かった方はコチラまで!
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※当選の発表は商品の発送を以てかえさせていただきます(笑)
ではまた来週! ・・・?!
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/5.6 1/1000 ISO-200 +0.3EV(東京タワー)
先日m4/3機をE-P1からGX7に新調、更に明るい単焦点レンズ1本が仲間入り。
(E-P1はまだ手元にありますが・・・っというか売っても大した金額にならないと思うので多分売らないと思う・・・^^;)
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/640 ISO-200 -1.0EV
(浜離宮)
まずGX7ですが、スクエアなボディにEVF付が特徴的なカメラです。
SONY NEXにニアリーですがこちらはどちらかというとクラシカルなイメージ。
グリップの大きさではNEXに負けず劣らず大き目で握りやすいですね。
シャッタースピードは1/8000秒と一眼レフの上位機種並みです。
EVF付のカメラはRICOH Caplio GX100以来。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/5.6 1/160 ISO-800 -1.0EV(浜離宮)
このEVF、ウワサでは高画素で見やすいとの評判です。
どれどれ・・・と久々にEVFをのぞきましたが・・・
ん~第一印象、やっぱり見にくい・・・
D700のOVFに慣れてしまっているので比較するとEVFはまだまだですね。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/2.8 1/1000 ISO-200 -1.0EV(浜離宮)
EVFの色味がおかしいのとフレームレートももっと高くないといけない、倍率も低いのが残念。
また、動体を追従するにはキビしいカンジがしました。
っと最初からダメ出しですがEVFの中では見やすいほうなのでしょう。
何よりもしっかり構えてフレーミングできるだけで「撮れる気がする」のが最大のメリットです。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/5.6 1/160 ISO-640 -1.7EV(浜離宮)
画質ですがフルサイズやAPS-Cと比較すると白飛びは早い段階でやってきます。
しかしながら色諧調は豊富でなめらか、画像処理技術の進歩ですね。
でもGX7の露出はプラス方向に傾く傾向があるようで意図的にマイナス補正する機会が非常に多かったです。
(白飛びしやすいのにハイキー調ってどゆこと?!)
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/320 ISO-200 0EV(浜離宮)
またジョグダイヤルは2つあって使いやすいですが扱いにくい(ちょっと小さすぎるかな・・・)。
AE/AFロックボタンは親指AFが割り当てできるのも良い点です。
高感度ですがE-P1より優れているようです・・・(当たり前か・・・)
ノイズはそれなりに出ますがカラーノイズは良く抑えられていてフィルムのように質は高いと思います。
ですので私はNR強度は一番最低の-5にしました。
のっぺりとなるよりノイズがあっても解像感がある方がいいですからね。
また、ピクチャーコントロールはナチュラルにして、更に彩度を-3にしています。
っというのもデジタルの鮮やかな発色が今一つしっくりこないんですよね。
そう言いながらここに載せている写真はPCで彩度やトーンカーブを調整していますが・・・
どちらかと言うとフラットな原画をベースに調整する意味合いが強いです。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/5.6 1/160 ISO-400 -1.3EV(浜離宮)
さて、次にレンズですがm4/3システムでは3本のレンズを持っています。
E-P1付属だった14-42mm標準ズーム、パナの7-14mm F4固定ズーム、同じくパナの14mm f2.5単焦点の3本。
そして今回の75mm f1.8単焦点が仲間に加わりました。
余談ですがRAYQUAL(宮本製作所)のFマウントアダプタも使うと更にバリエーションは増えます。
70-200mm+x2テレコン+アダプタ+GX7で800mm F5.6に早変わり。
さすがにAFは使えませんが野鳥(撮ったことはありませんが)や月などGX7の直立するEVFと相まって使いやすいシステムになると思います。
話しを戻すと、m4/3における長玉は今一つ感があったのですがEVFが使えることもあって75mmにしてみました。
しかしながら最大の理由はオリンパスの75mm f1.8の飛び抜けた画質の良さですね。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/8000 ISO-200 -1.0EV(上田市)
ボケ量でいったら35mm換算でf2.5~f2.8程度でしょうか?
絞り解放から使えるシャープな画質にメロメロ。
コントラストも申し分ないしボケ方も素晴らしい。
ただ一つ、難点は換算で150mmという画角・・・
撮るものを選ぶしヘタすると撮るモノが無い!ww
素晴らしいレンズだけど、この1本で出撃するのはかなり勇気がいります。
広角1本、標準1本と併せてなら安心ですね。
因みに、上の写真は絞り解放で明るすぎて1/8000秒になっています。
私はアンダー目にしようと1段分マイナスに露出補正しましたがシャッタースピードは限界のようです。
それにしても晴天下で絞り解放が使えるのは素晴らしいです。
撮れないものが撮れることで「この一枚」に巡り合える機会が増えますからね。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/1.8 1/4000 ISO-200 -0.7EV(上田市)
150mmは「足を使って」とか「自分が動いて」なんて焦点距離じゃないです。
しっかりと後ろを見て後ずさりしないと大変なことになりますねwww
(たとえば石ころとか溝とか池とか・・・崖とか!)
でもキマった時は最大の破壊力を発揮するレンズだと思います。
Panasonic GX 7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 / f/4.0 1/8000 ISO-200 -0.7EV(上田市)
GRに続き、私の中ではGX7+75mm f1.8はエポックメイキングな出来事でした。
m4/3システムの格が上がったことで出撃態勢に悩むところです。
D700+GRにするか、GX7+GRにするか・・・
m4/3のレンズはなるべくフルサイズと焦点距離がかぶらないようにしていますが、この先どうなるかわかりません。
(既にGRとLUMIX G 14mm/F2.5はダブってますので後者は出番なしです(汗))
はやりGRは外せない存在ですねwww