おっさん歩日記の最終回です。
前回は長秒露出による撮影方法を掲載しました。
今回はそのサンプルを紹介したいと思います。
それがコチラ。
湖面のシンメトリー
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/4.5 8sec ISO-100 AWB +1.7EV (Tv)
ゴルフ場を再利用したイルミネーションなのでここはウォーターハザードです。
この中にロストボールがたくさん沈んでいるのでしょうか。
ライトアップが地味でしたが長秒露光を露出補正して少し明るめにしてみますた。
凪いだ水面に映し出される木々。
上下のシンメトリーを意識して撮影しました。
前回掲載のセオリーに則り撮影するとこのようになります。
Tvで露出補正+1.7EVにしていますが露出補正なし、+1.0EVの2枚も撮影しました。
この中でこれが一番良かった露出です。
GRの場合、プラス補正毎に絞りが開かれていきます。
試していませんが、絞り解放になったら今度はISO感度が上がっていくのでしょうか。
なるべくならISO感度は低く抑えたいですね。
まぁ面倒くさい解説はどうでもいいとして、幻想的なカンジが良いですね~
それにしても寒かった・・・
傍目に見ると撮影って地味に見えるけど結構忙しいのです。
露光中はやることが無いのでヒマですが・・・ このヒマな時間が寒さ倍増になるのです。
指もかじかんでボタンが上手に押せなくなるし・・・
湖面のシンメトリーII
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/4 8sec ISO-100 AWB +1.7EV (Tv)
同じ池を位置替えして撮影。
たくさん人も往来していましたが長秒露光のおかげで人が消えてくれています。
自分でひとり占めした優越感がありますね(笑)
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/8 8sec ISO-100 AWB +1.0EV (Tv)
地面は黒いシートで覆われいました。
わざわざ養生した上に電球を配置しているのですね。
手間がかかっています。
このイベントも降雪前に終了するとこと。
今年が11月15日(日)で終わるようです。
設備の撤去に数週間かかるんですって。
設備費もさることながら工事費もお金がかかっています。
光の双龍
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/14 8sec ISO-100 AWB +1.0EV (Tv)
ここはゴルフ場のフェアウェイを利用したイルミネーション。 最後の方です。
この地域の云われである大きな龍が登場します。
っと言っても斜面に描かれているだけですが・・・
途中に展望台もありましたが、もっと高い位置から見られると良かったです。
ちなみにこの手前後ろ方面には「願いの鐘」と呼ばれる高台の場所があり、ここがティーグランドのようです。
打ち下ろしコースだったのでしょう。
この鐘の付近には男女二人組がたくさんいました。
この若きアベックらは何を願い、何を叶えようとしているのか。
おっさんが願うのは家族の幸せのみです。
そろそろ集合の時間です。
駐車場に戻るとしましょう。
突然打ち上げ花火が・・・!
20時30分。
ホテル送迎のバスを駐車場で待っていたところ、何の前触れもなしに打ち上げ花火が始まりました。(汗)
あらら~っ 急げ~!
一枚目の撮影に成功!
慌ててセッティング。 横位置で撮影したら打ち上げの軌跡しか写らずあたふた。
なんだか打ち上げ軌跡しか写っていない上に地面ばかり、しかも傾いているし・・・さらに顔文字みたいになってるし・・・^|^
気を取り直して2枚目!
今度は街灯が見きれてフレアが・・・しかも建物も見きれている上に肝心なイルミネーションが写っていない!
さらに3枚目!
露光中にカメラが揺れてしまいました。
何とか4枚目で縦構図を作り撮影に成功!
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/4 .58sec ISO-100 AWB +0.7EV (Tv)(トリミング)
ゴリラポッドを縦にするのは困難で、構図はめちゃくちゃですが、とりあえず縦にすることに成功! 一枚撮れたのがコチラ。
さぁ、構図を決めるぞ、と思った瞬間にフィニッシュ・・・その間約3分足らず・・・
それにしても短すぎでしょう・・・(;´・ω・)
今回のおっさん歩日記は妙高のイルミネーションでお届けしました。
今年はあと一週間少々のイベントですが見ごたえのある内容だと思います。
特にアベックにはオススメですね。
おっさん歩日記、前回に続き3回シリーズの2回目です。
今回はリコー製コンデジ、GRのイルミネーションの撮影講座付きでお送りします。
まず2回目は最初は・・・
水のプロジェクション・マッピング
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/5 8sec ISO-125 AWB 0EV (Tv)(トリミング)
最近ハヤリの演出手法ですがここは「水」に投影。
おっさんは初めて見ますが、これも迫力があります。
龍をテーマにした内容となっています。
静止画の投影ではなかったので長秒露光だとちゃんと写るか心配しましたが、何とか画になるものが数枚撮れました。
露光中、その大半の時間を占める映像がくっきりと焼き付けられます。
左は目玉のような模様、右は「金」の文字。
大きな空間に現れる映像に見入ってしまいます。
お待たせしました。
ここでGRの長秒露光撮影講座!です。
コンデジも一眼レフもミラーレスも撮影方法は、そう変わりませんがRICOH GRの場合の撮影方法を掲載してみます。
参考にしてみて下さい。
-- カメラを固定しよう!
まずは、カメラを固定する道具(三脚など)が必要です。
人が込み入る場所は三脚禁止の場合があるので注意しましょう。
そこで登場するのがゴリラポッドです。
これも立派な三脚ですが脚がぐにゃぐにゃ曲がるので何かに寄生する(絡ませる)ことができます。
GRは250g程度と軽いので楽々と固定できます。
これが一眼レフなどの重量級になるとゴリラ君が負けてしまい落下しちゃいますので注意です。
-- ブレないように撮影するには?
次にカメラ側の設定です。
シャッターを押す(レリーズ)際の注意ですが、リモートコードがあればカメラをブラさずレリーズできます。
しかしながらほとんど人はそれを持っていないのでカメラ側で設定すると同様のことができます(タイムラグはありますが)。
設定は簡単。
セルフタイマー(カスタムセルフ)を使えば良いのです。 記念撮影するときに使う機能ですね。
これをファンクション(Fn)ボタンなどに割り当てておくとすぐ設定できるので便利です。
コツはレリーズボタンを押した後にカメラの揺れが収まる時間にすること。
2秒固定にするか、自分で時間を決めることもできます(5~10秒)
安定していれば2秒でも十分かと思います。
ちなみにGRはレンズシャッター方式なので振動がほとんどありません。
一眼レフはミラーのパタパタ振動に注意が必要です。 ミラーレスはシャッターの先幕振動に注意が必要です。
-- Tvモードに設定しよう!
そして露出モードの設定。
TvかTAv、もしくはMにします。
通常はTv(シャッタースピード優先AE)で十分かと思います。
ちなみにTAv(シャッター&絞り優先AEモード)はシャッター速度と絞りを自分で決められISO感度をGRが決定してくれます。
M(マニュアル)は読んでのごとくシャッター速度と絞りを自分で決めます。(ISO感度は指定した設定に依存)
じっくり撮る場合はTAvやMが良いのですが露出決定に時間が掛かります。
今回のようにイルミネーションが点いたり消えたり、と頻繁に露出が変わる場合は難しいですね。
ちなみにTvやTAvは露出時間が8秒までとなっているのでこの範囲で撮影できる条件が必須です。(8秒以上必要な場合はMにします)
この8秒設定の中でGRが適正露光時間を判断して撮影してくれます。
その場合、ちょっと露出不足かな? っと思たら簡単にプラス側に露出補正できます。
逆に露出過多の場合はマイナス補正できますが、その場合は露出時間を短くするかの選択が必要です。
-- ピントを合わせよう!
その他の調整ですが、FA・ターゲットの移動。
GRを固定してしまうとピント合わせ位置に困りますのでこの機能を使用してピント位置を合わせましょう。
-- その他の設定
長秒時ノイズ低減のON/OFF機能の設定
ONにするとノイズを目立たなくする代わりに解像感が低くなったり、撮影後のノイズ除去に時間がかかったりします。 この間、カメラ操作はできません。
OFFにするとその逆ですね。
これは好みですが早く次の撮影をしたい場合はOFFにした方が良いでしょう。
他に多重露光も組み合わせると面白いかもしれませんね。
-- そして撮影!
さぁ、クドクドと説明して既に飽きていると思いますが、ここまでできたら後は構図をしっかり決めてピントを合わせてレリーズボタンを押すだけ。
撮影したサンプルは次回掲載しますのでお楽しみに!
今日のおっさん歩日記は新潟県妙高市にあるイルミネーションです。
3回に分けてお送りいたします。
このイルミネーション、アパホテル主催のイベントです。
もともとゴルフ場だった場所をアパが買収、再利用したものらしいです。
おっさんは別なホテルに宿泊していたので、そこからバスでここまで送迎してもらいました。
さっそく行ってみましょう!
まずは光のトンネル。
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/10 8sec ISO-125 AWB 0EV 幕速優先AE(Tvモード)
1,200円の入園料を支払うと最初に訪れるのが、よくありがちな連続アーチ。
300mもある上り基調のトンネルです。
出足なのとワクワク感で楽々と進めます。
龍の巣窟と呼ばれるショー。
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/16 10sec ISO-100 AWB 0EV (Tv)
荘厳な音楽と変化に富むイルミネーションで何が起こるか期待させられますが・・・
続きは現地に行って、ご自分で確かめらされ。
きっと唖然とさせられます!|д゜)
木々もライトアップ
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/16 8sec ISO-125 AWB 0EV (Tv)
独特の色彩をもった光で間接的にライティング。
ちょっと彩度に欠けますがさりげないライティングにセンスが光ります。
カートコース沿いもそつなく電飾。
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/16 2sec ISO-800 AWB 0EV (Tv)
ゴルフ場の起伏を上手に使っています。
まるで光の畑のよう。
天空の便所
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/11 8sec ISO-125 AWB 0EV (Tv)
一番奥にある施設です。
ここには会場内唯一のトイレがあります。
この日もとても寒い夜、私もお世話になりました。
もよおした人は天空の便所へ急げ!
上り坂なので失禁に注意だ。
次回へつづく...
・・・いきなりの「昔はお嬢さん」だった美人さんの登場でビツクリしましたでしょうか(笑)
今日のおっさん歩日記は新潟県。
美人林として知られる十日町のブナ林です。
新潟の森林浴の森百選の中のひとつ、だそうです。
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/8 1/40 ISO-400 AWB +0.7EV
あいにくの曇り空でコントラスト的には不足気味ですが降雨後なのでしっとりとした葉の色つや。
落葉をぐしゃぐしゃと踏みしめ坂道ではずるずると滑りながらお散歩。
もう11月なので肌寒い季節ではありますが深呼吸したくなる場所です。
雨の香り、土の香り、そしてブナの香り・・・はしませんが・・・
癒し効果のある林です。
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/8 1/40 ISO-200 AWB +1.0EV
幹が白く葉が緑、さらに葉が重なるとコントラストが変わり何とも言えぬ爽やかな色合いになります。
美人林と言われる所以でしょうか。
かなり暗い状況でしたがプラス側に露出補正&カメラを地面に置いて撮影。
焦点距離が28mm相当ですがもっと広角側が必要ですね。
広角であればあるほど面白い撮影ができそうです。
RICOH GR 18.3mm F2.8 f/5.6 1/40 ISO-250 AWB -1.0EV
お散歩コース上にはお池がひとつ。
必ずと言っていいほどの撮影スポットです。
構図が難しいですが・・・
私は明るさを落とし、上下に二分割にしてみますた。
そしてカメラマンが一人、三脚を据えじっくりと撮影していました。
レンズを水面に向けていたので広角レンズに偏光フィルターを付けていたものと推測されます。
この辺りは紅葉も終盤ですがブナはいまだに青々とした葉を付けていました。
ブナの紅葉っていつ頃なのでしょうか?
美人林の入口にはこのような写真がブナの木に括り付けられていましたが。
どういう意味があるのでしょうか。
面白かったので何枚か撮ってみました。(掲載は二枚ほど)
おまけ。
「森の学校 キョロロ」と呼ばれる施設も近くにあります。
なんともサビサビな外観の建物。
要塞を思わせるような重厚感があり、とても学校とは思えません。
今日は新潟県十日町にあるブナ林のオナハシでした。