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Review | NIKON D810 x AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

2014-07-23 | 24-120mm f/4G ED VR

先日、発売当日にニコンD810を購入して、そのまま美瑛に行ってきました。


D700購入から数えてはや6年。

はっきり言って未だに3600万画素クラスは必要ないし使えこなせるか自信がありません。

でもD700から見たらD600系は丁度よい画素数ながら、エントリークラスのステップアップモデルで完全な格下で対象外。

D800系は自分には過剰な高画素とISO高感度のD700からの据え置き、それとローパスレスもどきなどで触手が動かず対象外。

D710を期待していたD4の廉価版がDfに化けてしまい対象外。



D600系やD800系、Dfをスルーして自分の中でようやく納得のできるモデルになったので購入に至りました。


とは言え、不満が無いわけではありません。

シャッター音がかなり大人しいフィーリングになっています。
高画素が故、ミラー動作やシャッター動作のショックを和らげる措置がとられている為なのでしょうか。
また静かなシャッター音は最近のトレンドにもなっているもの要因かもしれませんね。

自分的にはD700やD3/D4あたりの切れの良いシャッター音が好みなのですが、致し方ないところでしょう・・・




しかし3600万画素クラスを維持しながら高感度域を1段上げてきたところがオドロキです。

さらにベース感度をISO-64まで下げてきたことが、それ以上のオドロキです。

大口径レンズが明るい環境下で解放が使える機会が増えたことは非常に好ましいことだと思います。

余談ですが、もしかして次期モデルはシャッター速度を1段上げて(1/16000秒)くるのか期待ですね。(NDフィルターいらず仕様を密かに希望)





前置きが長くなりました。



今回は風景メインで、かつ諸事情により三脚未使用だったのでISO-64は使用せず、むしろ手持ちによるブレを警戒して1/640秒以下のシャッター速度でISOを上げる設定にしています。



下の写真は旅レンズとして重宝しているF4固定の標準ズームレンズです。
荷物が気になるときは非常に重宝するレンズですね。(何気に出動回数が一番多かったりして・・・(汗))

Pb2_0293_1s
NIKON D810 x AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR / f/11 1/640sec ISO-560 +0.7 EV 120mm

見ての通りの設定で撮影しました。


D810は色階調が豊かとのことでしたのでピクチャーコントロールは「フラット」にしています。

上の画が撮って出し(1/10にリサイズしちゃいましたが・・・)の「フラット」のトーンです。

かなり印象の薄いトーンですね。


しかしながらD700では「ニュートラル」を使用していますがトーンカーブの調整を行なうとトーンジャンプが発生して階調が崩れてしまうことがよくありました。
D810ではD700以上の階調性とフラットなトーンカーブのおかげでそのようなことになりづらくなっているようです。

下の画が全体のトーンカーブ調整と空部分のカラーバランスをグラデーションをかけて調整したものです。

Pb2_0293_3s

如何でしょう?
眠い感じなトーンをシャドウ側、ハイライト側から調整して畑部分を鮮やかに。
そして抜けるような青空を表現してみました。


元のJPEGサイズが18MBもあるので、これも1/10にリサイズしましたが、このサイズでも調整しているにも関わらず見た目にもトーンジャンプが発生していないように見て取れます。
(実際ヒストグラムで確認しても、滑らかなトーンカーブを描いています)




ちなみに下が、ピクセル等倍の中心部画像です。
空と麦畑の境界にピントを合わせています。
手持ちでVR付、1/640秒というシャッター速度ですがこんなものでしょうか?
3600万画素の経験が無いのでこれが良いのか悪いのかは判断つきかねます・・・(汗)


Pb2_0293_

このレンズはニコンが推奨するレンズとのことですがピクセル等倍で確認すると周辺部の色収差が目立ちます・・・

レンズの粗がすぐにわかってしまうD810・・・恐ろしや・・・


それとこのズームレンズですが24㎜スタートですが樽型の歪曲収差がかなりヒドいレンズです。
(以前のブログにも書きましたが)

でもD810では(D800系からか?)レンズの歪曲収差を補正してくれるのでちょっと助かります。

当然画角が狭くなってしまいますが重宝している次第です。






そんな感じで1200万画素機からいきなり3600万画素機にステップアップ。

過多な画素数に戸惑いを感じながらも何気にDXクロップしても1500万画素がキープされていることに気づいていたりして。

挑戦しがいがあるのも事実。

ローパスレス、ISO-64、電子先幕シャッター、連写速度の向上などなど、旧モデルから電子的・機械的にもかなりマイナーチェンジとは思えないほど改善されています。

機材が変わるとなんだかモチベーションも上がるので不思議ですね。



話しは変わりますが、D810発表から間もなくしてカメラ雑誌が取り上げていますが時間が無かったのでしょうか?

使いこなしの参考に、と思ったのですがカタログスペックに書いてある内容しか掲載されていませんでしたので買う気になれませんでした。

次号以降に期待か?!


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