コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

フイルムセンター斎藤武市監督白鳥あかね女史来場

2006-09-01 | La Colombe d`Or
日活アクション映画の世界 京橋フイルムセンター
昨日 8月31日 フイルムセンター 特集 日活アクション映画の世界において
『ギターを持った渡り鳥』上映終了後
       斎藤武市映画監督 白鳥あかね映画スクリプター 
                    両氏のトーク対談がありました。


日活の大ヒット 渡り鳥シリーズの今だから言える制作秘話をつい昨日の話しのように鮮明に話されておられました。
当時監督は34歳、マイトガイ小林旭さんもまだ三作目ぐらいの新人で、その勢いがこの作品を生んだようです・・・・。
撮影期間予定が20日予定で関東周辺下田では、台本に描かれているような撮影場所を見出せなく、それならばロケハンスタッフ皆々イメージ通りの場所は”函館”しかないとの結論に達し、全作品の仕上げの為遅れてロケハンに入ってきた監督はそのスタッフの様子から、いきなり監督の”経験と勘”を頼りにロケハンなしの函館撮影に出発した様子とか、
北海道までの往復で二日、嵐の悪天候で二日 計四日取られ、16日間で撮った早撮りの話しを力強く意気揚揚と詳細に話されました。

また記録の白鳥あかねさんは、この時の小林旭さんの顔が一番よかったと裏方スタッフもマイトガイ小林旭に惚れ込んだ話を楽しそうに話されていました・・・・。

更に余談として、別の斎藤組作品において、吉永小百合さんに白鳥さんが高熱で倒れた時、一晩中看病してくれ、それから吉永さんの永遠のファンになった話しなどを懐かしそうに語ってくれました。


 対談後、フイルムセンター会場内での拍手が止みませんでした!!

まだまだ面白い話しがありましたが後ほどに・・・・

日本映画史横断①
日活アクション映画の世界
  フイルムセンター


全て上映は ニュープリントです。
当時満員の二、三番舘で雨が降る銀幕画面で観た映画ファンの方は、
このニュープリント上映で観て頂き、日活映画作品の娯楽映画を再認識をして頂きたいと思います・・・。
昨日の『ギターを持った渡り鳥』上映では、観客の笑いが絶えませんでした!

また特に学生に観に来て頂きたいと感じます・・・・
日活撮影所で学ぶ学院生は強制的に観るべきと思いますが・・・!!

次回トーク・イベントは
      9月9日(土)5:00pm『闘牛に賭ける男』上映終了後
         トークゲストには  舛田利雄映画監督  予定だそうです。