中村錦之助(萬屋錦之介)13回忌 「錦之助映画祭り」in京都Part2 京都シネマでの上映会
映画「ちいさこべ」の当時田坂具隆監督にセカンド助監督でついた、現監督で教授の中島貞夫監督が、先の女優有馬稲子さんとのトークの延長のような錦兄の思いと田坂監督の元での監督修行を語ってくれました。
通常東映京都では準備から撮影、仕上げまで当時二ヶ月ぐらいでおこない上映公開していたそうですが、この作品「ちいさこべ」では、七、八ヶ月ぐらいかけ公開した稀な作品だそうです。それゆえ、思い出深い作品のようでした。
特にその撮影中の間、田坂監督が広島で原爆をあび体が弱くなっていて夕方には撮影が終わったそうです。中島監督はその夜の時間を利用し脚本の勉強をなさり、後その勉強が監督昇進及び監督業に役に立ったと話されていました。
またこの撮影中は、この作品キーパーソンになる子供役の面倒を監督から任されていたようです。そんなこともあり、当時中島助監督が撮影中に田坂監督にその撮影のことを質問すると撮影現場では”うるさい”と一瞥され煙たがれたそうです。しかし、撮影終了後夜にはその質問に丁寧いに答えられ撮影期間中に師匠田坂監督から直接勉強させてくれた、田坂具隆監督の人柄を切々と語られました。
さらに、後の作品で山下耕作監督作品「関の弥太っぺ」ではセカンド助監督でも田坂監督の元で修行した脚本を発揮し脚本の多くを直したそうです・・・・。
やはり噂どおりにこの「関の弥太っぺ」は、山下監督を盛り上げる助監督がいたこそ名作が生まれたと中島貞夫監督の肉声から聞けたことは素晴らしい事でした。
現在の映画、TVドラマは脚本を直すような監督、助監督は嫌われる風潮ですが、この中島監督の事例のように、いい作品を作ろうとするには、ライターから渡された脚本を一旦撮影状況を考慮し練り直し直す作業が必要と強く感じましたのはわたくしだけでしょうか・・・。
まだまだ中島監督は興味ある話をしてくれました。紹介できないのが残念ですがー。
ひとつだけ錦之助さんの秘話をー。
撮影中錦之助さんが朝まで深酒し撮影現場に一時間半遅れてきたそうです。田坂具隆監督、さすがに大監督「錦之助さん、わたしはあなたのために待っていたのではありません。ほかの坊さんの役の方々を待っているのです」と言ったそうです。翌日から錦之助さんはスタッフより早く一番乗りで撮影現場に入ってきたそうです。
トークショー後のサイン会の様子。
ファンの皆に囲まれ見守られ、サイン要望に応え楽しそうにしている中島貞夫監督
映画「ちいさこべ」が上映される前、ロビーでの中島貞夫監督を交え雑談するファンの皆々
錦之助ファン? 中島監督ファンなのか!ファンとのツーショットにこころよく応じる中島貞夫監督
サイン会終了後、場所を移し中島監督のトークショーの続き話に花がさらに咲き・・・
欧州での日本映画上映作品事情も教授らしく講義してくれました。ありがとうござます。面白いのは、上映前に観客とモーニング・トークとも言うのでしょうか朝食を共にし作品など話し、その朝食後に上映し鑑賞するそうです。
この様子想像するなら、上映後の観客と映画評論家等のジャーナリストの作品評価も上映だけの作品評価以上に、監督を含めたキャスト、スタッフの制作意図が反映される評価になると思い、日本でも行ったほうが良いと感じました・・・。
欧州映画作品評価が心情深い秘密を知った思いです。
「錦之助映画祭り」in京都 Part2 6月6日~12日まで京都シネマで開催中!
ゲストトーク多数!!
(上映スケジュール / 京都シネマ】
本日 10(水) 隠密七生記 10:00/14:20
怪談千鳥ヶ渕 12:00/16:20
★女優 円山榮子lさんトークショー 13:30 から有り 聞き手=藤井秀男
日付 タイトル 上映時間
11(木) 弥太郎笠 10:00/14:20
殿さま弥次喜多 11:55/16:15
★桂長四郎さん(美術監督)トークショー 13:30~ 聞き手=藤井秀男
12(金) 浅間の暴れん坊 10:00/14:20
真田風雲録 11:40/16:00
★高岡正昭さん(スタントマン) トークショー 13:30~ 聞き手=円尾敏郎
京都シネマ 公式HP スケジュール、場所地図など
「錦之助映画祭り」公式HPリンク
「錦之助映画祭り」公式HP
「錦友会」公式HPリンク
「錦友会」公式HP
中村錦之助(萬屋錦之介)十三回忌記念文集 「一心 錦之助」 一般書店でも発売中!!
オマージュ中村錦之助・萬屋錦之介「一心 錦之助」 錦之助映画ファンの会 編 エコール・セザム 版
ジュンク堂書店WEB
本書追悼者(順不同・敬称略)
女 優 : 中原ひとみ 北沢典子 円山榮子 松風はる美 岩崎加根子 雪代敬子
入江若葉 長谷川裕見子
男 優 :北大路欣也 嶋田景一郎
スタッフ:山内鉄也(映画監督 当時助監督)秋田實(装飾担当) 片山嘉宏(美粧担当)
塚本隆治(美術監督) 高岡正昭(スタントマン) 田中美佐江(記録) 桂長四郎(美術監督)
稲野實(美術監督) 尾形伸之介(男優・殺陣師) 井川徳道(美術監督) 石森史郎(脚本家)
オマージュ中村錦之助・萬屋錦之介「一心 錦之助」 錦之助映画ファンの会 編 エコール・セザム 版
AmazonWEB
女優高千穂ひづる著 回想録「胡蝶奮戦―スターたちと過ごした日々」書籍説明リンク
高千穂ひづる著 回想録「胡蝶奮戦―スターたちと過ごした日々」
中村錦之助ファンの会代表
藤井秀男さんのBLOGリンク
錦之助ざんまい
「錦之助映画祭り」の道程概要がよく書かれていますのでそのイベント開催の意義をご理解していただけると思います。
映画「ちいさこべ」の当時田坂具隆監督にセカンド助監督でついた、現監督で教授の中島貞夫監督が、先の女優有馬稲子さんとのトークの延長のような錦兄の思いと田坂監督の元での監督修行を語ってくれました。
通常東映京都では準備から撮影、仕上げまで当時二ヶ月ぐらいでおこない上映公開していたそうですが、この作品「ちいさこべ」では、七、八ヶ月ぐらいかけ公開した稀な作品だそうです。それゆえ、思い出深い作品のようでした。
特にその撮影中の間、田坂監督が広島で原爆をあび体が弱くなっていて夕方には撮影が終わったそうです。中島監督はその夜の時間を利用し脚本の勉強をなさり、後その勉強が監督昇進及び監督業に役に立ったと話されていました。
またこの撮影中は、この作品キーパーソンになる子供役の面倒を監督から任されていたようです。そんなこともあり、当時中島助監督が撮影中に田坂監督にその撮影のことを質問すると撮影現場では”うるさい”と一瞥され煙たがれたそうです。しかし、撮影終了後夜にはその質問に丁寧いに答えられ撮影期間中に師匠田坂監督から直接勉強させてくれた、田坂具隆監督の人柄を切々と語られました。
さらに、後の作品で山下耕作監督作品「関の弥太っぺ」ではセカンド助監督でも田坂監督の元で修行した脚本を発揮し脚本の多くを直したそうです・・・・。
やはり噂どおりにこの「関の弥太っぺ」は、山下監督を盛り上げる助監督がいたこそ名作が生まれたと中島貞夫監督の肉声から聞けたことは素晴らしい事でした。
現在の映画、TVドラマは脚本を直すような監督、助監督は嫌われる風潮ですが、この中島監督の事例のように、いい作品を作ろうとするには、ライターから渡された脚本を一旦撮影状況を考慮し練り直し直す作業が必要と強く感じましたのはわたくしだけでしょうか・・・。
まだまだ中島監督は興味ある話をしてくれました。紹介できないのが残念ですがー。
ひとつだけ錦之助さんの秘話をー。
撮影中錦之助さんが朝まで深酒し撮影現場に一時間半遅れてきたそうです。田坂具隆監督、さすがに大監督「錦之助さん、わたしはあなたのために待っていたのではありません。ほかの坊さんの役の方々を待っているのです」と言ったそうです。翌日から錦之助さんはスタッフより早く一番乗りで撮影現場に入ってきたそうです。
トークショー後のサイン会の様子。
ファンの皆に囲まれ見守られ、サイン要望に応え楽しそうにしている中島貞夫監督
映画「ちいさこべ」が上映される前、ロビーでの中島貞夫監督を交え雑談するファンの皆々
錦之助ファン? 中島監督ファンなのか!ファンとのツーショットにこころよく応じる中島貞夫監督
サイン会終了後、場所を移し中島監督のトークショーの続き話に花がさらに咲き・・・
欧州での日本映画上映作品事情も教授らしく講義してくれました。ありがとうござます。面白いのは、上映前に観客とモーニング・トークとも言うのでしょうか朝食を共にし作品など話し、その朝食後に上映し鑑賞するそうです。
この様子想像するなら、上映後の観客と映画評論家等のジャーナリストの作品評価も上映だけの作品評価以上に、監督を含めたキャスト、スタッフの制作意図が反映される評価になると思い、日本でも行ったほうが良いと感じました・・・。
欧州映画作品評価が心情深い秘密を知った思いです。
「錦之助映画祭り」in京都 Part2 6月6日~12日まで京都シネマで開催中!
ゲストトーク多数!!
(上映スケジュール / 京都シネマ】
本日 10(水) 隠密七生記 10:00/14:20
怪談千鳥ヶ渕 12:00/16:20
★女優 円山榮子lさんトークショー 13:30 から有り 聞き手=藤井秀男
日付 タイトル 上映時間
11(木) 弥太郎笠 10:00/14:20
殿さま弥次喜多 11:55/16:15
★桂長四郎さん(美術監督)トークショー 13:30~ 聞き手=藤井秀男
12(金) 浅間の暴れん坊 10:00/14:20
真田風雲録 11:40/16:00
★高岡正昭さん(スタントマン) トークショー 13:30~ 聞き手=円尾敏郎
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オマージュ中村錦之助・萬屋錦之介「一心 錦之助」 錦之助映画ファンの会 編 エコール・セザム 版
ジュンク堂書店WEB
本書追悼者(順不同・敬称略)
女 優 : 中原ひとみ 北沢典子 円山榮子 松風はる美 岩崎加根子 雪代敬子
入江若葉 長谷川裕見子
男 優 :北大路欣也 嶋田景一郎
スタッフ:山内鉄也(映画監督 当時助監督)秋田實(装飾担当) 片山嘉宏(美粧担当)
塚本隆治(美術監督) 高岡正昭(スタントマン) 田中美佐江(記録) 桂長四郎(美術監督)
稲野實(美術監督) 尾形伸之介(男優・殺陣師) 井川徳道(美術監督) 石森史郎(脚本家)
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女優高千穂ひづる著 回想録「胡蝶奮戦―スターたちと過ごした日々」書籍説明リンク
高千穂ひづる著 回想録「胡蝶奮戦―スターたちと過ごした日々」
中村錦之助ファンの会代表
藤井秀男さんのBLOGリンク
錦之助ざんまい
「錦之助映画祭り」の道程概要がよく書かれていますのでそのイベント開催の意義をご理解していただけると思います。