コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

朝日新聞の動画サイトの「17回目 シネマクラブ」の ー映画を通して社会を知るー をみた感想

2020-01-10 | La Colombe d`Or
朝日新聞の動画サイトの「17回目 シネマクラブ」の
ー映画を通して社会を知るー ハリウッドの働き方改革 をみた感想です。
このサロンの主は”皆さん” で「 論議」することだそうです。

さてハリウッドの働き方を通して見ると、全米映画俳優組合SAGが80年の歴史をもち、2012年にに米国テレビ・ラジオ芸能人組合AFTRAと
合併し SAG-AFTRA となり大きくなったそうです。
米映画のエンド タイトルに協会のマークが出るそうです。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でブラピ ブラッド・ピットか映画の中で協会のベルトをしているそうです。
SAG-AFTRA規則では、週休二日制で 土、日は二倍のギャラ手当で、一日8時間 残業代1.5倍のギャラがプラスされるそうです。
また裸のシーンが有る時は、オーデション時に告知するのが決まりだそうです。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ではスタントが重要で、ブラピか映画の中で
スタントマン・ウーマン協会のベルトをして演じてます。
スタント撮影では、怪我が多く 「ウォーキング・ナイト」や「デッド・プール」では女性スタントマンが死亡しているそうです。
「バイオハザード」では、バイクシーン撮影では事故を起こしているそうです。
今、CG時代故にリアル追求! をしているそうで、スタントの安全確保が強く求められているそうです。
米アカデミー賞にもスタントマンにもあげるという運動が起こっている昨今だそうです。

中半では、米映画俳優組合SAG-AFTRAの会員となり、米国のタレント・エージェントと専属契約を結び、
ロサンゼルスに渡った「ラストサムライ」や「硫黄島からの手紙」出演した尾崎英二郎氏とロスを結び話を伺いました。

スタント協会の規定では、20時迄で、一日8Hなのでストレスを感じないそうです。エキストラも同様だそうです。
ギャラは、一日 2万円保証 プラス残業代手当がつくそうです。
特殊技能として、爆破 馬落ち 転がり等の別手当が付きます。土曜1.5、日曜2倍にUPするそうです。
そのギャラ手当は、スタントコーディネイター管理者がそれを一々カウントし管理するそうです。 
また朝食時間が遅れると更に手当が別に付くそうです。撮影終了後では12Hは空ける規定になっているそうです。
なんとも羨ましい限りです。
しかし全米映画俳優組合 入会金3000ドル(約32万円強)、年会費200ドル(約2.1万円強)必要だそうです。
ロスからの通信のあとには、米脚本家協会の話になり、スタッフのパッケージ化で一部の者にキックバックされる契約に反対したそうです。
それは監督との縦の関係になり服従される脚本家の危機的環境打破だそうです。
また医療費負担や二次使用権の施行など協会の運動で実施されたそうです。
そこで赤狩りで追われたハリウッド10脚本家のダルトン・トランボ氏の話になり冷戦下の赤狩りについての話になり、
トランボ氏が釈放され後撮った映画「ジョニーは戦場に行った」でも母親役で出演した女優マーシャ・ハント女史のインタヴューがプロジェクターに映されました。
しかし動画画面では、通訳字幕が読めなくかからず・・・・。。(このインタヴュー記事参照してください)
彼女も赤狩りで追われたのですが、後に”戦って今がある”といい国連大使にもなった女性です。
またあのボギ ハンフリー・ボガートも赤狩りに抗議しましたが、後にその行動は軽発であるという趣旨のことをアメリカ憲法下議会
に提出し、その後の俳優業を続けたそうです。
 
最後に中国映画界検閲強化のため映画製作禁止の憂き目にあった中国ジャ・ジャンクー監督のインタヴューもありましたが、
これも会場のプロジェクターが見づらくよくわかりませんでしたので無しにします。

またサロン会場には、映画演劇評論家でドキュメンタリー映画監督のわたなべ りんたろうさんも参加されていました。
またクイズに正解するとケン・ローチ監督最新作 「家族を想うとき」のチケットをプレゼントしていました。
この講義の後には、参加者の討論が行われたようです。
それにしてもアメリカ映画界は、逆に規則に縛られていて融通がきかなく、
N.Y.インデペンデント派映画には向かない体質だと危惧してしまうのは、低予算製作に慣れた我々や小国EU、アジア。アフリカや南米の映像関係者が多いのではないかと思う所存ですねー。
日本人が、アメリカで簡単に撮れないことがよくわかりました。
しかし羨ましい! しかしアメリカ ハリウッドで仕事を得るのは大変らしいですがね・・・・。

ハリウッドの働き方改革とは シネマニア・サロンで議論:朝日新聞デジタル

 映画を通して世界や日本、政治や社会について記者と読者がひざ詰めで語り合う。そんな読者との対話型イベント「シネマニア・サロン」を3年余り前か...

朝日新聞デジタル

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「小さな恋のメロディ」と「... | トップ | 4Kデジタル修復版映画「卒業... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

La Colombe d`Or」カテゴリの最新記事