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本 アジアを知れば世界が見える

2011-02-26 22:16:02 | 
題名にひかれて、読みましたが、
「東京大学東洋文化研究所編」ということで、大変難しゅうございました。

それでも、なるほどと思ったことを、何点か記録することにする。


1.中世では陸路の経済であった。物の運搬は陸路であった。
 
  その時点では、アジアはヨーロッパにひけをとらなかった。
  むしろ、地球の陸地の大部分を占めているアジアは中心の経済であった。

  しかし、海路の経済、しなわち海洋貿易が始まると、アジアは出遅れてしまった。
  海路の経済のほうがスピードがあるのである。
  スピードのあるほうが繁栄する。

2.戦後、韓国の政権は軍事政権から出発した(?)

  これについては、他の文章も読んでみなければならない。
  それにしても私は韓国の歴史を知らなさすぎる。

3.アジアの国々は手続き的に民主主義の国が多い。

  実質は異なっているということ、確かにミャンマーをはじめ、?な国が多い。



4.香港は海の出入り口

 上記のように経済発展、あるいは軍事的影響力を高めるためには、
 海路を自由に確保する必要がある。
 そういう意味では、最近なにかと話題になる海上での中国の動きが理解できる。

5.イスラム教はキリスト教を必ずしも否定するものではない。

 イスラム教において、ムハメッドもキリストも、はたまたもブッタも神の使徒、
 預言者 なのだそうだ。そういえば、歴史の教科書にもイスラムの国が領土
 を広げて行く時、かなり寛大な融和政策をとったと欠いてあったような気がする。
 およそ自爆テロをよしとする、宗教ではない。と言うことなのだが、残念。

6.かつてイスラムでは奴隷でも大臣になれることがあった
 
 ハプスブルグ家に使えたビュズベクがオスマン帝国に赴いた際
 オスマン帝国を「羊飼いでも大臣になれる国」として著書に記した。
 福沢諭吉が「学問のすすめ」を書く300年も前のことだ。

7.鳳凰は、鳳がオスで凰がメスだそうだ。
 
 鳳凰って1羽だと思っていた。このデザインはイランやイラクにもたどりついて
 いるそうだ。見れるのはいつになることやら。

8.帝釈天や閻魔、阿修羅、弁才天はヒンドゥー教の神だ

9.インドの手織物はイギリスの工業製品との競争で消えなかった。 

10.ミャンマーのは家系がない。だから姓がない。

 ウー・タント国連事務総長の「ウー」はMrの意。  タント氏ということか。

それにしても読んだ本を記録しているが、このうちどれくらい
記憶に残して置けるのだろう。
たぶんほとんど忘れてしまうんだろうなぁ・・・。