まだヘミングウェイを読んでいる。 「日はまた昇る」を読んでいる。
川で釣りをする場面が出てくる。
昔、おやじと行った釣りのことを思い出した。
養豚場の近くで、積んだ藁の中からミミズを取り、それを持って釣りに出かけた。
火力発電所の近くだった。おそらく暖かい排水が混じり、大物が潜みやすいのだと思う。
案の定、川の反対側にいた釣人が、大物を釣り上げた。
我々親子は何度か釣り場所を移動したが、さっぱり釣れなかった。
おやじは、その後も、海岸で投げ釣りなどに連れていってくれたが、釣れた記憶がほとんどない。
その時は、砂浜で、ネギを手でちぎったインスタントラーメンに「こうやって食べるのが一番うまいな」と言っていた。たしかにあの味は二度と味わえない味だと思う。
釣りの話がどこかにいってしまった。