たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

増税法案が可決された

2012年06月27日 | 日記

昨日の午後、消費税増税法案国会裁決をテレビで見ました。久しぶりの記名式投票だった。野田佳彦首相にとっては悲願であった政治課題なので、可決され安堵されたことでしょう。
昨年のはじめ、税と社会保障の一体改革をやると言って、「立ち上がれ日本」の共同代表だった与謝野馨さんが、菅直人内閣に一本釣りされ入閣されました。
過日与謝野さんは新聞に「行政改革が先といっても、大化の改新から行政改革をやっているができないのだ。できないことをやるより、いまできることをやらなければ・・・」、「野田さんは菅氏と私が提唱したことを、引き継いで実現しようと頑張っている。歴史に名が残る首相になってもらいたい」と、悲願を述べておられた。

昨日の国会ではパーシャル連合という、政策の部分修正合意を飲んだ野党、自民党から元・国土交通大臣金子一義議員が賛成討論に立った。この先生は税と社会保障改革委員会の委員なのか、数日前も質問に立ちテレビ中継されたのも見た。
この先生は実家のある飛騨と美濃加茂・可児市などを選挙区とする古参政治家だ。
私ごとながら、4月に母が108歳で永眠した仮通夜の午後、ちょうど土曜日だったこと、隣町の下呂市長選が行われていて、その応援に行く途中、兄の付き合いの関係で実家に立ち寄っていただきご弔問いただいた。

3年前の私の高校同窓会を世界遺産白川郷でやったとき、どぶろくの振る舞いの最中、神社の境内に先生は来られた。同窓会の世話をしてくれた地元の級友は、役場で枢要な地位まで登ったので、先生とはつとに顔馴染みで、さんそく駆け寄って歓迎し、もう一人の高山市で伝統工芸の事業家の級友は、手をあげて「よう!」と挨拶していた。
「お前は後援会員か」と聞いたらその級友は、「あいつとは、子供の頃父親同士の関係でよく遊んだのよ」と、子分扱いしていた。

さて、消費税であるが、抱きつかれて部分連合した自民党・公明党は、野田内閣の延命に手を貸したのと同じになるのか、小沢一郎グループは離党して新党を結成するのか、造反した民主党員はどう処分するのか、政治は目を離せない状況を迎えている。
まだ二番煎じの厄介な参院審議を控えるが、内閣不信任案が自民・公明から提案されると、可決される状況になってきたので、そうなればアもスーもなく野田氏は解散するだろう。
修正合意の裏には谷垣総裁と密約があったのではないかと報じられたが、それはないだろう。ただ、小沢グループと決別覚悟で修正合意したことは間違いないと想定する。

日本の国がさらに経済が縮小して斜陽化していくのか、また盛り返すのか、財政のバランスだけみれば消費税は20%くらいまで行かなければ改善できないことは、世界各国が教えている。

国名 標準税率 食料品などの税率 世界各国で低い税率に抑えている主な対象
スェーデン 25% 12%  
ギリシャ 23 13  
英国 20 子供用の衣服や履物・スーパーの惣菜など
フランス 19.6 5.5 肥料・医薬品・バター・板チョコなどの食料品
ドイツ 19 新聞・雑誌・ホテル宿泊費など
中国 17 17  
フィリピン 12 12  
韓国 10 10  
日本  
カナダ 持ち帰り用ドーナッツ(6個以上買った場合)などの食料品

出典)朝日新聞2012.6.22税と社会保障 修正法案ポイントから (財務省調べ2011.1現在)

付録)この記事はブログ編集エディターは Windows Live Writer で作成しました。でないと表がアップできません。gooブログに対応させる方法を参考にしてください。