「パレード」
吉田修一
怖さっていろいろあるんだな
「らせん」・鈴木光司はホント怖かった
読者として客観的に見ていたら
自分がいつの間にか一部に組み込まれていた
気付いたときには逃れられない怖さ
「噂」・荻原浩も怖かった
物質ばかりが発達して
精神がついていかない
バランスの悪さ
吹けば飛ぶ価値観
危うさ
空中に浮かぶ薄い硝子の球に入れられたみたい
どこに転がるか
いつ壊れるか
分からないって怖さ
「パレード」の怖さは何だろう?
他人に優越感も劣等感も与えない
ちょうど良い加減の好い人間
ちょうど良い距離感
ちょうど良い優しさ
ちょうど良い温度
ちょうど良い…
って自分も好きだ
しがらみがなくて気楽
その「ちょうど良さ」が
流れを止めていた
淀みを作っていた
不透明になっていた
読み終わったとき
「ちょうど良い」が急に怖くなる
すっと血の気が引く怖さ
怖かった。。。
吉田修一
怖さっていろいろあるんだな
「らせん」・鈴木光司はホント怖かった
読者として客観的に見ていたら
自分がいつの間にか一部に組み込まれていた
気付いたときには逃れられない怖さ
「噂」・荻原浩も怖かった
物質ばかりが発達して
精神がついていかない
バランスの悪さ
吹けば飛ぶ価値観
危うさ
空中に浮かぶ薄い硝子の球に入れられたみたい
どこに転がるか
いつ壊れるか
分からないって怖さ
「パレード」の怖さは何だろう?
他人に優越感も劣等感も与えない
ちょうど良い加減の好い人間
ちょうど良い距離感
ちょうど良い優しさ
ちょうど良い温度
ちょうど良い…
って自分も好きだ
しがらみがなくて気楽
その「ちょうど良さ」が
流れを止めていた
淀みを作っていた
不透明になっていた
読み終わったとき
「ちょうど良い」が急に怖くなる
すっと血の気が引く怖さ
怖かった。。。