日々の記録と楽しい思い出

日々の楽しかったことや旅行の思い出を写真で紹介したいと思います。

侘び・さびのかくれ里 石の寺「教林坊」

2021年06月23日 | 名所めぐり

滋賀県近江八幡に、苔がきれいな石の寺「教林坊」が春の公開を土日のみしていると知り、さっそく友人と訪れました。

琵琶湖の東側にある滋賀県安土町、繖山の麓にある天台宗教林坊は、三十二番観音正寺のもと塔頭で、推古13(605)年に聖徳太子が開基したと伝える由緒ある寺院です。
昭和50年頃から無人になってしまったお寺でした、青年僧廣邊光信さんが荒れ寺復興に挑戦して地元の方達の協力も得て平成16年の4月、聖徳太子の開基以来1400年の慶讃にあわせたかのように、20数年ぶりに一般公開され、さまざまな活動を展開していくことになります。

寺名の『教林』とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来し、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩と、ご本尊を祀る霊窟が残され、別名『石の寺』と呼ばれています。

白洲正子さんも数度来訪され『かくれ里』で紹介されました。

掛軸庭園と小堀遠州作と伝わる庭園、緑の苔ともみじ、合掌造りの建物など侘び・さびを味わいました。

 

「教林坊」

 

総門

 

日常何気なく使っている言葉に仏教から生まれたものがあることを知ってもらうために道の途中にたてられています

 

表門

 

沙羅双樹

 

経蔵

ツツジやシャクナゲもあります

付書院と庭園

江戸時代前期のヨシ葺き書院は、古様式を伝える貴重な建物です

 

苔がきれいです

本堂


 

本尊霊窟と説法岩

 

 

特に床の間を作らず、独立した付書院から見る庭園を「掛軸庭園」と呼び、室町期の初期書院の名残りを感じさせます

掛軸庭園
付書院からの眺めを四季折々の山水掛軸に見立てています

額縁庭園にもなっています

 

小堀遠州作と伝わる庭園は、枯れ滝・鶴・亀などを巨石を用いて豪快に表現された桃山様式を象徴する池泉庭園です

左上の縦向きの岩が鶴、中の岩が亀、上には蛙の岩

水琴窟

 

聖徳太子

書院の2階に上がると合掌造りがわかります

秋の紅葉の時期には苔と紅葉がきれいだと思います、ライトアップが行われます
もう一度紅葉の時期に訪れたいと思います

 

 

 

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北野天満宮・上七軒・千本釈迦堂を訪れる

2021年06月19日 | 名所めぐり

コロナ禍で年中行事が中止になってるのが多い京都です。

ひっそりとした北野天満宮と上七軒、千本釈迦堂を訪れました。

毎月25日は「天神さんの日」で知られる当宮のご縁日。

菅原道真公の御誕生日である6月25日と薨去(こうきょ)された2月25日に由来しています。

6月25日の御誕辰祭は「夏越(なごし)天神」ともいわれ、真夏を迎えるにあたって無病息災を願う『大茅の輪』は直径5mで京都最大と言われています。

 

楼門 「大茅の輪」

 

花手水

 

 

三光門

織部型灯籠(古田織部の墓にある灯籠の形に因んで、名付けられた。
マリア像の彫刻が彫られている事から「マリア燈籠」「切支丹灯籠」とも呼ばれる

大黒さまが刻まれている石燈籠
口の部分が少しくぼんでいます。この口に小石を乗せ、成功した小石を財布に入れておくと、お金に困らなくなるのだとか!「落ちない」ことから受験生にも人気。
とてもむずかしい!

社殿 「茅の輪」
6月30日16時より神事を執り行い、神職とともに「茅の輪くぐり」を行って、
日常無意識のうちに身につけた罪や穢れを祓い、無病息災を祈願します。

 

飛梅(御神木の紅梅)
菅原道真公の御心に寄り添い飛翔した各地の「飛梅伝説」の原種です


本殿と透塀

絵馬掛所

本殿

上七軒

上七軒歌舞練場

大報恩寺(千本釈迦堂)

本堂
幾多の戦火を免れた本堂は、安貞元年(1227)の創建時のままのものであり、京都市内最古の木造建造物として国宝に指定されています。

春には見事な桜が咲きます

 

「おかめ塚」
阿亀(おかめ)とは本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次の妻のことで、高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切りすぎ、苦悩している時に「桝組で補えばどうか」と助言して窮地を救った。上棟式を迎える前に自害した。
縁結び・夫婦円満・子授けに後利益がある。

京の師走の名物行事、12月7、8日「大根炊き」が行われてます。

 

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京都高尾の青もみじを楽しむ

2021年04月28日 | 名所めぐり

桜の季節が終わり、青もみじの美しい季節がやってきました。

4月26日、高尾の三尾めぐりで新緑のもみじを楽しもうと車で出かけました。

京都の北西に位置する高雄・槙尾・栂尾は三尾と呼ばれ、古来より紅葉の名勝として、また四季折々の美しさを育む地として知られてきました。

栂尾(とがのお)にある古刹高山寺(世界文化遺産)と高雄の神護寺を訪れ、美しい青もみじの中で心が癒されました。

高山寺裏参道

 

高山寺石水院(国宝)明恵上人が後鳥羽上皇より学問所として賜った建物

 

 

 

鳥獣人物戯画絵巻(複製品)
高山寺に伝わる数多い宝物のなかでも世界的に知られる、日本を代表する絵巻物

 

明恵上人は、臨済宗開祖の栄西禅師から、宋より持ち帰った茶の種を贈られ、栂尾の地で栽培を始めた、そしてこの茶が宇治へと伝わり、日本各地へと広まっていった。
高山寺は「茶の発祥の地」とされている。

開山堂

仏足石

 

石灯籠

高山寺表参道

白雲橋

 

指月橋

高雄橋(清滝川にかかる橋)
神護寺参道入口から楼門まで坂道と350段の階段を登ります、結構きついです

神護寺
高野山真言宗の寺院、山号は高雄山とする、本尊は薬師如来(国宝第二号)
開基は和気清麻呂
境内の面積は東京ドーム4個分だそうです

金堂へ向かう石段と毘沙門堂

金堂
1935年に建立された建物で入母屋造り、本瓦葺きの偉容は、昭和仏像建築の傑作とされています。
国宝薬師如来は像髙170.6cmでカヤ材の一木造り
有名な「絹本著色伝源頼朝像」の肖像画が所蔵されています

かわらけ3枚200円、厄除けなどの願いを掛けて投げました

硯石
弘法大師空海の異能ぶりを伝える伝説の硯石

青もみじは素晴らしかったですが紅葉の季節にまた訪れたいと思います。

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