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昆虫王国

2015-07-22 12:31:54 | 映画鑑賞
私、昆虫は触ることは出来ませんが、嫌いじゃないんです。
むしろ、アリとかミツバチの生態には興味があって、よくドキュメンタリーを好んで観たりします。

なので、例え夏休みの子供向けとはわかっていても、今回のこの映画も見過ごせなかったのです!



『アリのままでいたい』

…このタイトルどうなの!?Σ( ̄□ ̄;)
と、ツッコみたい気持ちを押さえて観てきたわけです。

ネタバレがあろうかと思われますので、これから観に行かれる方は、ここまでで。



途中途中、とってもふざけたシュールなアニメーションが挟まれて、まぁ確かに子供向けだったけど、私的にはなかなか面白かったーーーっ!(≧∇≦)b
タイトルからアリがメインかと思ってたけど、カブトムシやカマキリやトンボが主役クラスの扱い。
中でも、カマキリに…カマキリに…

まさか泣かされるなんてーーーーーっ!(T□T)

昆虫界最強のハンターの、生まれてから命尽きるまでの壮絶な生存争い。
交尾すら、命掛け。
動く物全てを敵だと判断してしまうメスにとって、背後から交尾のために襲ってきたオスをも攻撃し、食べてしまう。
頭を丸ごと食べられたオスは、それでも尚、本能のままに、最期のオスとしての務めを全うし、種を残す。
メスは、猫などの天敵(いや~ん!)に襲われてボロボロになりながらも、長時間掛けて卵を産み、命を終える。
もうさ、人間以外の生物の「個」ではなく「種」のためにこの過酷な環境を生き抜いてきた本能に対して、情をかけてしまうのは浅はかで無意味だとわかってはいるんだけど、子孫を残すためだけに生まれてきた彼らの潔さに胸打たれてしまうんです。
残酷なまでの弱肉強食の世界で、王者であろうが最強であろうが弱かろうが、平等に与えられた様々な生きる術。
ナレーションで、昆虫たちの身体能力を人間に例える場面が多々あったんだけど、そうなると地球上最も強い生き物なんだそうよ。
この世界の70%の種が昆虫であり、それぞれに役割がちゃんとあり、その営みによって私達の生活が維持されている。
昆虫が絶滅したら、人類は数年も持たないとか言うし。
ジャポニカ学習帳の昆虫の表紙が気持ち悪いからヤメろというクレームを出した教師や親は、昆虫に対してあまりに無知。
むしろ私達は他の生物に生かしてもらってるんだぞって教えてあげる立場でしょ。
気持ち悪いから排除って、それは単なる「個」のワガママですから!O(≧ω≦)O

私が子供だった頃は、昆虫に触れる機会が多かった。
今でこそ触れなくなっちゃったけど、クワガタを捕まえて、蝶を追いかけて、ハチに刺されて、昆虫に囲まれて夏休みを過ごした記憶がある。
ぜひ、多くのチビッコに昆虫のスゴさと共存の必要性を学んでほしいなぁ!
福山雅治さんの主題歌も作品に合ってて良かったわ。
…いや、ちょっと熱く語り過ぎましたかね?(;^_^A

終わった後、興奮気味のチビッコ達の中で唯一、目を潤ませ、鼻を赤くした大人の自分が恥ずかしくて仕方なかったです…(///ω///)





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コメント (2)
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