映画を観てきました!
『銀河鉄道の父』
宮沢賢治のことはよく知りません。
宮沢賢治の作品もよく知りません。
どんな人生だったのか、どんな家族だったのか、何も知らずの鑑賞です。
これから観に行く予定の方はここまでで!
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父目線で描かれる宮沢賢治の一生。
長男として溺愛し、期待し、それでも家業を継がずに何をやっても中途半端な賢治を叱咤激励し、賢治の短い人生を見守り続ける。
役所広司さんはやっぱりうまいなぁ。
菅田将暉くんも。
若い頃の父を役所さんが演じた上で若く見せられる技術もすごいな。
泣ける映画です (இωஇ)
客席のあちこちですすり泣きが聞こえます。
私も嗚咽が漏れそうなのを必死に抑えるのにエネルギー使いました。
「人の役に立ちたい」と願う人こそ短命なのが切な過ぎます。
ただ…人が亡くなる場面っていうのは、それだけで泣けます。
この映画は、妹のトシと賢治と、2度家族が亡くなるシーンがあるので尚更です。
それがちょっと長いかな〜と。
個人的には、そこばかりではなく、生きてる間は無名だった賢治の物語を残された父や家族が奔走して世間に浸透させていく「その後」の過程まで見たかった。
ラストシーンが賢治の物語に沿ってメルヘンな作りなのもあまり好みではなく。
エンドロールに流れる曲も「この作品にいきものがかりは違うかな〜」とも思ったり (;◔ᴗ◔;)
岩手の田園風景の四季の美しさ、明治〜昭和初期の商家の造りのノスタルジーな雰囲気はとっても良かった。
コミカルな部分もあるし、とにかく泣ける作品だけど、何かが物足りないような…そんなにストレートな言葉で語らなくても伝わるのに感が残りました。