志乃宮風子さん出演の朗読劇を観て来ました。
『はだしのゲン』
昨年も案内貰ってて、凄く行きたかったけど行けなくて、今年は何とかスケジュール合わせられました。
74年前に広島で起きた悲劇。
キャストの皆さんは、当時の庶民達の代弁者としてリアルにそこに存在していました。
シンプルな舞台や照明の中で、その台詞一つ一つに込められた悲痛な叫び。
私はかなり前に原作を読んだ事はあって、でも最後まで読んだかは覚えてないし、内容も断片的にしか思い出せないんだけど、火の手の迫る家の柱の下敷きになったゲンの幼い弟・シンジが、父に「母さんと一緒に逃げろ!」と言われたゲンに放った「兄ちゃん、逃げるのか、ズルイよ〜熱いよ〜」の泣き叫びは私の中でものすごく衝撃的に残っていて、その場面では嗚咽を堪えるのに必死でした。
台詞のみで全てを想像しなければならない分、私は小学校で毎年『人間をかえせ』の映像や展示写真を観る機会もあったし、中学の夏休みの自由研究では戦争をテーマにしていろいろ調べたりもしたから、頭の中に写真や動画で得た視覚的な情報をイメージする事は出来ても、原爆の被害を全く知らないような若い子達は、どこまでその恐ろしさってイメージ出来るのかなぁ。
それでも、あの日広島で、たった一発の爆弾によって、平穏に暮らしていた家族の日常が地獄と化した悲惨さは充分伝わる作品だと思います。
これこそ、朗読でやる意味があったかと。
良質な朗読劇でした。
昨年も案内貰ってて、凄く行きたかったけど行けなくて、今年は何とかスケジュール合わせられました。
74年前に広島で起きた悲劇。
キャストの皆さんは、当時の庶民達の代弁者としてリアルにそこに存在していました。
シンプルな舞台や照明の中で、その台詞一つ一つに込められた悲痛な叫び。
私はかなり前に原作を読んだ事はあって、でも最後まで読んだかは覚えてないし、内容も断片的にしか思い出せないんだけど、火の手の迫る家の柱の下敷きになったゲンの幼い弟・シンジが、父に「母さんと一緒に逃げろ!」と言われたゲンに放った「兄ちゃん、逃げるのか、ズルイよ〜熱いよ〜」の泣き叫びは私の中でものすごく衝撃的に残っていて、その場面では嗚咽を堪えるのに必死でした。
台詞のみで全てを想像しなければならない分、私は小学校で毎年『人間をかえせ』の映像や展示写真を観る機会もあったし、中学の夏休みの自由研究では戦争をテーマにしていろいろ調べたりもしたから、頭の中に写真や動画で得た視覚的な情報をイメージする事は出来ても、原爆の被害を全く知らないような若い子達は、どこまでその恐ろしさってイメージ出来るのかなぁ。
それでも、あの日広島で、たった一発の爆弾によって、平穏に暮らしていた家族の日常が地獄と化した悲惨さは充分伝わる作品だと思います。
これこそ、朗読でやる意味があったかと。
良質な朗読劇でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます