横濱・櫻木町コティベーカリーぶろぐ

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桜木町のカモメ

2007年01月11日 07時43分05秒 | 街のこと
             
12月に入り寒さが厳しくなってくると、桜木町にユリカモメがやって来ます。ユリカモメの特徴は赤い足くちばしです。モノトーンな羽色なのでこの赤がとても鮮やかに見えます。
春はお花見でにぎわう大岡川ですが、今はカモメの楽園です。桜の冬芽の合い間の電線にも…

         
            大岡川にかかる桜川橋に欄干にも…

              
           街路灯の上にも、カモメが止まっています。

川面におりて魚をとったり、公園でハトに混じって餌をもらったりして冬を過し、春が近くなるとユーラシア大陸に帰っていきます。港町なのでカモメはいつでもいる様な気がしますが、渡り鳥なので横浜では晩秋から冬の間しか見られません。

♪北海道民謡の『ソーラン節』にも
    鰊来たかとかもめに問えば
    わたしゃ立つ鳥波に聞けチョイ
とあることから、この歌は春先の情景であることがわかります。俳句の歳時記で「冬」を調べると「ふゆかもめ」という言葉が載っています。

神奈川県の県鳥もカモメ、MM21地区の「みなとみらいホール」が誇るパイプオルガンにもカモメの木彫があしらわれています。カモメは横浜を象徴する鳥です♪

参考資料
   『カモメ観察ノート』 永井真人 (文一出版)
   『カモメ識別ガイド』 氏原巨雄・氏原道昭 (文一総合出版)
   『新版・季寄せ』(角川書店)
   『ポケット民謡・合本編』(シンフォニー編集部編)