わが町、唯一の百貨店『松坂屋』が10月26日で閉店、というニュースを聞いて驚きました。近いし、混雑がなく買いやすく(これがイケナイのですが…)、いつも買い物に行っていたので、とても残念です。
「横浜歴史的建造物」にも認定されているアールデコ調のこの建物も無くなってしまうのかと思うと寂しいです
松坂屋といえば「ゆず」です♪松坂屋前の路上ライブからメジャーになった「ゆず」の記念プレートが、松坂屋の正面入り口に設置されていました。2003年のNHK紅白歌合戦は松阪屋前で路上ライブを再現、「夏色」「濃」「またあえる日まで」がメドレーで演奏されました。
プレートには「屋上にもゆずがいる」と書かれていますが…それがコレ大きな壁画が屋上の壁面に描かれています。
「ゆず」のデビュー曲♪夏色♪(YouTube)
松坂屋の屋上の画像です全盛期の頃には遊園地・ペットショップなどがあり、子供達にとって楽しい場所でした。今は訪れる人も少なくひっそりとしています。私はその「ひっそり感」が大好きなので、屋上に上がって壁画を見たり、周囲の景色を眺めたりして楽しんでいます。
※美空ひばり『花笠道中』の映画ポスターの壁画 ♪花笠道中♪(YouTube)
※伊勢佐木町の先にあった映画館「日劇」の壁画
昭和30年代前半、映画全盛期は伊勢佐木町の全盛期でもありました。テレビがまだ普及していなかった時代、映画は庶民の一番の娯楽でしたので、伊勢佐木町には8軒もの映画館がありました。この屋上に上がると、そんな時代の事が思い起こされます。
横浜西口の高島屋が無かった昭和30年代前半、唯一の百貨店が伊勢佐木町の「野沢屋」「松屋」でした。昭和34年に当時砂利置き場だった西口に高島屋ができ、地下街ができ、ショッピングの中心が西口になった頃、野沢屋・松屋が閉店し、現在の「松坂屋」が代替わりで開業しました。
その松坂屋が閉店…時代の流れを感じます。
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