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街のこと店のこと今昔物語

「美空ひばり」と野毛・横浜国際劇場♪

2008年12月18日 15時36分23秒 | 街のこと
           
                ※松葉寿司店の「美空ひばり像」
野毛の大通り・日の出町駅寄り松葉寿司前に「美空ひばり像」が建っています。
この寿司店の向い、現在はJRAウインズ横浜になっている辺りに「国際劇場」「マッカーサー劇場」と2つの大きな劇場がありました。美空ひばりさんはこの国際劇場のステージからデビューていきました。国際劇場は舞台を兼ねた映画館で、この国際劇場とマッカーサー劇場は最も大きな映画館でした。
12歳の美空ひばりさん初主演映画『悲しき口笛』(YouTube)も、野毛が舞台になりました。

まだテレビが普及していなかった昭和20年~30年初頭の頃は映画は最高の娯楽で、野毛にも6館ほどの映画館がありました。
  ・国際劇場→日本映画・演芸・歌謡ショー
  ・マッカーサー劇場→洋画専門館
  ・文化座→日本映画
  ・かもめ座→洋画の名画座
  ・野毛劇場→再上映専門館で東宝・松竹・日活の3本立てなどを安価で上映。
  ・光音座→日本映画
  ・ニュース劇場→ニュース映画やディズニーの短編アニメ映画
それぞれの館で特色のある映画が放映されていました。洋画以外はモノクロの時代でしたが、どの映画館も満員で、お正月ともなると立ち見も出るほどの盛況ぶりでした。まだ飲料もあまりなかった時代でしたので、売店ではラムネ・サイダーやポップコーンが販売されていました。

2本立てで4時間、休日を映画館で過し、お好み食堂の「野毛食堂」で食事をするのは当時の人にとって何よりの楽しみでした。
             
このような映画ポスターは、映画館はもちろんのこと銭湯にも貼られており、お風呂に入りながら次に見る映画を選んだりしたものでした。
また、大きな円盤状の映画のフィルム缶を自転車の荷台に載せて、館から館へと運ぶ光景もよく見られました。映画館が多かったのでフィルムはあちこちで使いまわされていたようです。

大人も子供も時代劇・西部劇やディズニーアニメ映画に熱狂した時代でした、映画 ニューシネマパラダイス(YouTube)、そのものですね!!





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