このケーキは、当時野毛(現在の“野毛Hana*Hana”あたり)にあった
聖アンデレ教会をモデルにしてつくられた装飾用のケーキです。
画像参照⇒ウィキペディア
1950年代の横浜野毛では多くのキャバレーがあり、
クリスマスパーティーが流行していました。
ケーキとシャンパンの引き換え券付きで、
これは家庭へのお土産になっていました。
野毛の街は三角帽子をかぶって酔っぱらったお父さんが
ケーキを手にふらりふらりと歩いている、というのがクリスマスの風景でした。
当店もケーキを扱っていましていたので、
この時期たくさんのケーキを作っていました。
子供だった店主の楽しみは、
昼にアンデレ教会へ行ってオモチャをもらうことでした。
夜は大人の為のミサ、昼は子供の為のクリスマス会が開催されていました。
街には救世軍の『社会鍋』もクリスマスの風物詩で
現在の“ちぇるる野毛”のあたりに世軍の教会もありました。
このころ(昭和28年・1953年)美空ひばりさんの歌による
日本語の『ジングル・ベル』がリリースされました。
ジングル・ベルというと、このような風景が目に浮かびますが・・・
歌の中にはサンタクロースもトナカイも何も出てきません
出てくるのは馬!
原曲は『One Horse Open Sleigh(1頭立ての橇)』
クリスマスの歌でもサンタクロースの歌でもなく、馬そり遊びの曲でした。
歌詞
1857年、ボストンの牧師さんによって作られた曲だそうです。
1857年といえばペリーが浦賀へ来航して4年後の頃
日本は幕末、なんというロングヒット曲でしょう
そして今年のTOKYO FMのラジオ番組の調査による
クリスマスソングのベスト10は…
1位:クリスマス・イブ/山下達郎
2位:ラスト・クリスマス/ワム!
3位:恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー
4位:恋人がサンタクロース/松任谷由実
5位:いつかのメリークリスマス/B’z
6位:ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)/ジョン・レノン
7位:白い恋人達/桑田佳佑
8位:ホワイト・クリスマス/ビング・クロスビー
9位:遠い街のどこかで・・・/中山美穂
10位:メリクリ/BoA