嵐の前の静けさ

本日は、急遽休日にした。
妻が出掛けて昼前からいないので、
ひとりではつまらないという子供の申し出を受けて、
出勤は明日として、今日を休みとした。

ふたりして近所の商店街へ自転車で買い物へ出掛けた。
息子の自転車の後輪がすぐに空気がなくなってしまう状態が一ヶ月以上続いていた。
そこで、パンクかムシくいか見てもらいに行った。

久しぶりに二人ならんで公園のぶらんこに乗った。
１０歳なりの昔話を聞かせてくれた。
勢いをつけるのに足をたたみ後ろへ振るよりも、
足を伸ばして飛び出し見上げる空ばかりが気になった。

戻ってきて
生き残り大作戦という、今の私にピッタリな名前のゲームをした。
これは細長い穴の空いた何本ものプレートの上に
プラスチックの玉を乗せて、交互にプレートを押したり引いたりしながら、
その玉を落とし合う昭和のテーブルゲームだ。

真綿で首を締められて行くような毎日にあって、
世間のあちこちに転がっているような日常は
山頂から雲海を眺めるような風景に見えた。