量や質を忘れて仕事があるということに
感謝し労働に勤しむ勤労感謝の日。
数週間先や場合によっては次週が見えない点では、日雇い労働の様ではある。
しかし、最低限二食にはありつけるし、
5~6時間の睡眠と行動の自由もある点では奴隷の様ではない。
崖っぷちをふらつきながら結果に怯えて過ごす日々は、
身体に言い訳はなく、見えないところで疾患は進んでいるようだ。
不安自体は少しも病気ではないが、
不安を恐れるという状態は病的である
と、三島由紀夫は教えてくれる。
私が垣間見る体調不安も、老化への憂いの類い。
そう考えて、身体や心は腐っても
精神の根っこは守ろうと
今日も竹槍に磨きをかけて
お日様に手を合わせ笑っている。