親知らずを抜いて、まる一週間が過ぎた。
昨日抜糸も終えて、「さぁこれからだ」といい気になった。
気持ちは切り替わったつもりでいても、
実際は痛みや違和感が大きく緩和されたものの、歯茎に何か固形物が当たるような違和感がまだ残っていて、すっきり感はまだない。
それでも気分を変えようと、昼食に久しぶりの牛丼を食べた。
「あ~。これこれ」と懐かしさと小さな感動を覚えた。
が、昨夜一週間ぶりに飲んだビールと同じく、イメージの範囲内の喜びだった。
「なんだかなぁ。」である。
食事に要する時間も、格段に短くなったが、従来通りというわけではない。
足りないものばかりだと、そこにスポットを当てる癖を修正してみよう。
そうそう、この一週間で軟化しがちだった便通が良くなった。
食事もいつもの半分ぐらいしか食べる気がしなかったので、体重も減った。
思っていた以上に自由な身であることも分かった。
これは、食事の量は少なくなり、かかる時間が倍近くかかっていても、妻や母も私への配慮は変わることは無かったことからだ。
昼食を私とよく一緒にとる母は、抜歯したことも知らない可能性もある。
せっかく不自由な思いをしたんだから、感情や結果に対する思いは心と頭に任せておいて、
次なる行動の変化を何に求めようかと想像の翼を広げてみる。
日常の当たり前を支えてくれている何かへの配慮は、
日常生活に埋もれ易く希薄になっていくことも、あらためて実感したよな。
が、・・・・・。差し当たり何も見つけられそうにないことは想像に難くない。
身体を動かし、まずは機嫌よく過ごすようにして、我が身回りの空気浄化に努めよう。