な~んにもない

もう、わけわからんわ。

ご愁傷様と秋雨が

2021-10-25 08:21:16 | 日記
友のお母さんが亡くなられた。

四人そろって歩いた翌日のことだった。

聞けば、川を渡ろうか留まろうかを繰り返していたという。





彼にとって最後の「子」という椅子が風化するように消えていく。

言葉はなくとも、眠っている顔を見て交換し合った温もりは、駆け巡って山の彼方へ昇華していく。

言葉にならないけれど、どこかで知っていたような感覚が心に働きかけてくる。





今朝、玄関を出てすぐに傘を取りに戻った。

冷たい雨が、遅れてやってきた秋雨のように感じられた。

雲に覆われた空を見ていたら、そんな想像が走っては消えていった。





情報社会が、今だ今なんだと急き立てるけれど、そんな時代が始まったのは、いつからなんだ。

子供飛び出し注意の看板が濡れて萎れている。

事故多発注意!の看板を白々と眺めて、本当のことへの思いが募っていった。

コメント
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