失敗ばかりで、四方八方迷惑かけて、今日も日が暮れる。
頑張ったと思う気持ちに、申し訳ない気持ちが茶々を入れてくる。
まぶしい夕日が、視界を妨げるのだ。
苦しい時の神頼みと言いながら、念仏を10回唱えてみる。
そんな事で、心の痛みや頭痛や胃痛は解消されない。
ただ、ちっぽけで静かな感覚がじんわりと患部に働きかけてくるような気がする。
そして少しずつ少しずつ、死にそうだけど、まだ死なない。そんな気分になってくる。
神も仏もあるもんか、という思いもしたことがあるのに不思議だ。
宗教なんて、万華鏡的世界の話に過ぎないとも思っているのに。
念仏でなく、ポジティブな言葉なら何でもいいのかもしれない。
宗教が要るか要らないかと問われれば、必要となりつつあるのかもしれない。
宗教的真実はあるか無いかと問われれば、ないんじゃないかとそれでも答えるだろうが。