簾の向こう側に、もう夏が来ている。
今年の夏至は6月21日月曜日だとか。
いつもなら鬱陶しいと言われながら居続ける雨雲がなくてよかった人もあることだろう。
梅雨前線は南国でエネルギー発散中とか。
日本へ戻ってきて仕事をするのは週末になるとか。
働き方改革の影響が、天にまで届いたということだろうか。
コンクリートジャングルにひと時の潤いがもたらされるのも、あともう少し。
ジャングルだけにスコールかもしれないけれど、ジワジワ奪われ続ける気力・体力のに耐える日々もつらいもんだ。
今は気密性の高い建物が多く、囲いの中に入ってしまえば暑さも凌げるんだから、わがままを言い続けていればキリがないともいえる。
夏至に話を戻すと、最長となる昼の長さは同じ日本でも、緯度によって微妙に違う。
例えば東京(緯度35度)だと、夏至の日の昼は14時間34分。札幌(緯度43度)では15時間23分。
北へ行くほど日照時間が長くなるのは夏至に限った話ではないけれど、何かと同類項として括られ合理的処理されることが増えている世の中、
節目くらいには日本の風土の違いに改めて思いを馳せたい。
風鈴の音を思い出すように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます