な~んにもない

もう、わけわからんわ。

三日月

2022-01-06 22:46:00 | 日記
西の空に薄い三日月が見えた。

時々曇る眼鏡越しに、視線をそらさずに駅へと続く道を進んだ。

心に刺さったままのトゲが、一つ一つ小さな温もりをくれていた。



月が満ち欠けを繰り返しても月に変わりがない様に
社会のルールでは、私は私である。

けれども生物としての私は、私のまま留まる事を許してはくれない。

7年も経てば細胞は総入れ替えされる。




別な私が言う。
メンバーが変われど、阪神タイガースは阪神タイガース、と。

けれども1985年と今ではやっぱり違う。

机上は何時だって空論のおもちゃ箱。
大抵、実際とは違っているのは、整理方法の問題か。



人間関係に幸せを詰め込み、
イメージ通りな勝利の方程式に飢え、
個性に最終兵器を重ねようと足りないパーツを探していた。

無神論者も神などいない事を信じずには生きられない。

遠い日々と未だ見ぬ時間が、ひとりでに小さな煙をあげる。



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